いさきは夏が旬である。いさき、と聞いただけで暑い日差しのもと みなみ風に吹かれて
いさきを釣った幾多の仕草が彷彿と思いだされる。
魚拓は、「大いさき」と呼んでいた多分最大級のいさき。43.5cm、とある。
もう20年近くも前、まだデジカメがないころの釣果。二枚目は15年ほど前、36.5cm。三枚目写真もそのころで、すでに40cm超がマレにしか釣れなくなったころだ。
そして、近頃はいさき自体が釣れず、釣れてもまことに小さいようだ。
いさきは目がいいから、ハリスは細いほど有利、しかし、瞬発力があるから40cm超には2号一本ハリスでも切られる。それで3号にあげると、喰わない・・
そんなとこから2.5号のアイマイなハリスを使った、のだろう、 今、道具箱には未使用の2.5号が残っている。
いさきに限らずサカナは どこで聞いても、この頃は 釣れない、むかしはよく釣れた、と。4年ほど前にハワイへ行ったときも、観光コースから外れたカウワイ島で「漁師がいたときもあったが、サカナが獲れなくなったので、今では本土から運んでいる」とのことだった。
レストランメニューの魚種は少なくマヒマヒ(シイラ)程度だった。
日本人は、動物蛋白の40%をサカナから摂っている。自分的には原則、牛・豚・トリを食べないから、サカナ依存割合は圧倒的に多く90%くらい?
だから、漁獲高減少は大問題だ。
温暖化とか、乱獲とか、河川から栄養分や植物プランクトンの流入が著しく減ったから、或いは酸欠状態の青汐の発生が広がっているため 等、 それら原因を耳にするたびにこころが冷える。
むかしはよかった、ではすまされないのだが・・