動物日記

動物についての、いろんなお話し

最近多い問い合わせ・・・

2008年06月24日 | Weblog
最近多い問い合わせですが・・・

野鳥についての問い合わせはもちろんなのですがミドリガメについての問い合わせが増えています

ミドリガメ・・・正式な名称はミシシッピアカミミガメと言い、外来生物です。

外来生物とは、もともと日本にいなかった生き物を外国から何らかの形により日本に連れてこられたものを言います

最近流行っている、外国産のカブトムシやクワガタもそうです。

一般的にペットショップで売っている犬猫以外の動物のほとんどが外来生物となります

ミドリガメに戻ります

ミドリガメは安価で、小さい時にはかわいいので飼育を経験された方も多いでしょう

しかし・・・
ミドリガメ、実はかなり大きくなりますしかも大きくなると狂暴になり、「シャー」と言いながら威嚇をします時には噛みつくこともあります

このことをご存じない方が多いのはなぜでしょう?飼育を経験された方はたくさんいるはずなのに

ミドリガメを購入された方の多くは、川に放した。池に放した。などとおっしゃいますが

皆さんがミドリガメをたくさん自然界に放したことで、ミドリガメが繁殖しもともと日本にいたカメたちが減少しているのです。

外来生物を飼育する場合、絶対に野に放してはいけません生態系が壊れてしまいます

たかが1匹・・・と思われるかもしれませんが、それを10人・100人の方が同じことをすれば大変なことになります

実際、ミドリガメを保護したけれどどうしたらいいのですか?
との問い合わせが増えています

今の法律では、どうすることもできません。

ただ、外来生物法が適用となりますので野に放す(逃がす)ことはやめてくださいとしか言えないのです。

ということは、残された道は保護した方が最後まで飼育する。もしくは誰かにあげるか・・・

最終的には、安楽死という結果になってしまうのです

ですから、最後まで飼育ができないのであれば安易に購入してはいけません

販売側も、動物を販売する際には事前説明を行うことが義務付けられていますので、大きくなることなどきちんと説明したうえで販売してほしいと願います