砂漠の井戸

メラノーマ治療の備忘録

新たなしこり

2018年07月12日 | 病状

 先月18日に左鎖骨付近のしこりについて造影CTと超音波エコーをして、現段階ではグレーとの判断しかできないので経過観察となったわけですが、二週間もしない内に新たにしこりが出現しました。正確には出現したんだか最初のしこり発見時に元々存在していたのかは定かではありません。しこりが気になるものだからついつい触ったり押したりしてしまいます。他にもないか入念にリンパ節のありそうなところを探るわけです。もう脇の下から鼠径部にいたるまでね。

そんな中で喉仏の下のところにコリッと固い小石のようなしこりがあるのに気付いたのでした。左鎖骨のよりも大きめでアヅキと大豆の中間くらいの大きさです。直ぐに担当医に電話して超音波エコーの予約をし先日がんセンターに行ってきました。左鎖骨のしこりは三週間前と変化なしでしたが、やはりしっかり喉にはしこりが確認できました。

急遽、専門医のいる頭頸科の予約を入れてもらい診察を受けることになりあれよあれよと事は進み、注射針で細胞診をしました。悪いものだったら針を刺して刺激してしまっていいのか質問しようと思ってましたが、先生が忙しくしていたし、予約がないのに診察をねじ込んでもらった負い目もあったので聞けませんでした。大きく思えたしこりは意外に小さく直径7ミリで案の定、注射針で中身は吸出すことはできませんでしたが、微量に採取できた組織の一部を検査にまわしてもらいました。エコーの画像からはメラノーマっぽくはなさそうで甲状腺由来の腫瘍のようで、器官?気管?イントネーションから器官と聞こえたのですが「器官かな~?」と器官?も可能性も…。
待合も混んでいたし詳しく聞けず終いで二週間後の予約で結果を聞くことになりました。

針を刺したしこりは現在2倍くらいに腫れてしまうし痛みもあるしで、大丈夫なのかと心配になってしまいます。しこりができてからというもの頭の中には「終活始めないとな…。精神が持ちそうにないな…。」とかそんなことばかり浮かんできていましたが、メラノーマっぽくはないという診断だけで随分楽になってきたように思います。甲状腺の悪性腫瘍かもしれませんが、メラノーマよりはマシなんじゃないかと思ってしまいます。それ程予後の悪いメラノーマは怖いです。二週間後に白黒つくのかグレーのままってこともありますが、兎に角、待つしかありません。

先月末に患者会代表の徳永さんの訃報を知りました。彼女は僕が術後のフェロンの連続注射の治療中にこのブログにメッセージをくれて、ステージが全く同じでお話を聞きたいと言ってくれて5年半前に初めてお会いしました。

その時、不安な気持ちを共有できる患者会を作ろうと思っていると話されていましたが、その後間もなく本当に患者会を立ち上げた彼女の行動力には正直驚かされました。僕は同じメラノーマの患者さんとは2人の人しか会ったことははありません。病室では勿論何人もの方と会ってはいますが皆さん病状はあまり思わしくありませんでした。深く相手をしってしまえばのちに辛い思いをする。ならば距離を置こうというスタンスでした。それもあって患者会を立ち上げた彼女から入会のお誘いがくることはありませんでした。きっと知り合いになってしまってお互い厳しい病状に陥った時になんと言葉を掛けたらいいのか僕には分からないと言っていたのを気遣ってくれていたのかな…と思います。


こうして知り合いになったからには、お互い再発するのは無しだよ!と約束したのを覚えています。ですから彼女が再発したのを知った時はとても残念でした。彼女に限って再発は絶対にないと思っていましたから。彼女の行動力やー底なしのバイタリティーを知る人なら誰もがそう感じていたと思います。

昨年の12月の通院の時に颯爽と目の前を横切った彼女を見つけたのですが、あまりの早歩きで見失いかけました。声を掛けると以前の様に気さくに話してくれましたが、やっぱり僕には彼女にかけてあげる言葉がでてきませんでした。ずっと見守ってるからね!というのが精一杯。なんとも言えない気持ちのまま病院を後にしたのを覚えています。あんなに元気に歩いていたのに、その後直ぐに車椅子生活になられたのはとてもショックでした。ブログから諦めずに治療と向き合う様子を拝見し、病状もコントロールできているのではないかと感じていましたので、突然の訃報はなかなか受け止めることができませんでした。いまでも病院で偶然会えるような気さえしています。

メラノーマという病気を患者会を通じて彼女が広めてくれたお蔭で病気が広く認知されるようになり早期発見が増えてきていると聞いています。徳永さんのお陰で救われた命も少なくないと想像します。患者会にとっての損失は大きいと思いますが、彼女の意思はずっと受け継がれていくと思います。

ブログの最後の投稿、愛猫の銀の小さい頃の写真が涙を誘います。ピロ子さん安らかに…。

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3 コメント

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Unknown (ichi)
2018-07-16 11:03:11
ご無沙汰しています。先週私はpet検査を受けました。今回は体調も上々だったので自信があったのですが、数日後主治医から電話があり以前切除した肺周辺リンパ節に反応がと・・・。目の前が真っ暗になりました。オプジーボをやっていたので大丈夫だと思っていたのでショックが大きいです。明日病院に行き詳細な説明を受けて、遺伝子変異があるのでダブトラに変更する予定です。主治医はオプジーボをやってたから、これぐらいで済んでいるのかもとも言ってましたが、あとどの位生きれるのか、まだ仕事を続けて良いのか、不安で苦しいです。 悪い話を書いてしまい、申し訳ないのですが。
Unknown (haru)
2018-07-17 18:09:51
ichiさんこんにちは。
なんとしてもオプジーボでメラノーマを撃退してくれることを祈っていましたのに…辛いですよね。
ダブトラを使えるのは不幸中の幸い、必ず効いてくれるはずです!
どうか免疫細胞の一つ一つに檄を飛ばし頑張ってください。頼みます!
Unknown (ichi)
2018-07-17 19:34:39
haruさん お返事ありがとうございます。今日主治医から説明を受けました。厳しい状況だけど、余命とかはまだ言う段階ではないと言われました。血液検査の結果は全く正常だし、体調も変わりないので自覚が全くありません。ダブトラは結構利く人もいるらしいので効果を願いたいと思います。

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