Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

自分史上最長の長風呂。

2005-09-03 | cinema... eiga
この夏、両親のささやかな希望が叶い、実家のお風呂が改装、プチ健康ランドみたいに多機能になりました大変感動的。
浴槽の目の前の壁には、小さいけどテレビもつきました☆

妹とエステサロンごっこのあと、わたしは汗だくでお風呂に向かい、湯舟でゆったりしようとそのテレビを点けたのが運の尽き(?)・・・

こんな夜中に、『ニューシネマパラダイス』やってるじゃないですか
いろんな思い出もあって、いちばん大好きな映画。
途中からだったけど、観ずにはいられない。
久しぶりだったし・・・・・。

折りしも、ちびトトとアルフレードが、映画館に入れない客のために、広場のアパルトマンの壁に映写機を向けるシーン。
村の皆の大歓声が好きで、お気に入りシーンのひとつ。
もう、台詞 (というか日本語字幕だけど☆) を覚えるほど観ている映画だけど、何度観ても、お気に入りシーンたちの魅力は鮮やかなまま・・・

・・・これは、もしかして終わるまでここから出られないんじゃないだろうか!

その危惧は現実となり、はたして朝の5時まで、ほとんど湯舟の中で、だくだくと汗を流しながら映画を観続けた自分でした。
最低限の水分補給はしましたから、なんとかもちましたけど
ディレクターズエディションじゃなくて、良かったのか、悪かったのか・・・。

しかし、この作品。
観るたびに、自分の環境が違っているせいか、胸を打つシーンも微妙に違うトーンで響いてきます。
トトとエレナの淡い初恋、ことにトトのひたむきなアプローチと切ない焦燥は、愛しさと、なぜだか哀しさでこちらの心を満たす。
なにかを、自分が置き忘れてきたような気持ちになる・・・。
アルフレードの叱咤激励には、毎回こちらもお尻を叩かれているようで、はっとする。

空気が青く染まり始めて空が明るくなり、鳥の声も大きく聞こえ始める頃に、余韻があとを引く、神妙な気持ちで湯舟を出ました。
ただでさえ、いつも徹夜明けには感じる脱力感と、
映画への感動と、
自分の中のさまざまなせつなさが入り混じった状態で、お風呂を出ました。
トータルで、実に、3時間くらい入っていました☆


(しかしあれだけ浸かりつづけると、出た後も、汗がなかなか止まらない!
汗腺のついでにケアナもすっかり、つるんと掃除されてしまいました。これはよかった。)


・・・廊下に出たら、ちょうど朝散歩の時間で、犬が、ニコニコだばだばと2匹で走り寄ってきて、
それを連れて出ようとしていた母には「こんな時間までお風呂に」と驚かれるわ、
最終的には、身の置き所のない締めくくりでした・・・。


2 コメント

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insomnia_1980さま (mi)
2005-09-06 01:49:46
こんばんは!

そうなんです、疲労で(脱水症状で?(^▽^;))グッスリいけますよ・・・。

しかし、お風呂には楽しいです。

我が家は、みんな一気に長風呂派になりました☆

3時間は入ってませんが・・・!
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こんばんわ (insomnia_1980)
2005-09-05 00:03:16
俺もその映画少し観てた。

途中で眠気が襲ってきてきずいたら昼になってた。

浴槽にTVか~凄いね。

快適な入浴生活が送れそうだね。

それだけ長い間入浴してると散歩に行った後快い疲労感でぐっすり眠れそうだね。
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