Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

9/24@TOURS ~幸運と不幸の木。

2005-09-24 | France, sep.2005
「ヤドリギ」
鳥が運んだ種が、別の木の枝の間に根を生やして、そのままそこで生き始める。
写真は、郊外にて。

その偶然の生命力を驚く気持ちから、幸運が「宿る」木として、重宝する向きもある反面、
宿った木の養分を吸い取ることから、不吉と見ることもあるんだそう。
これは、私の誕生日、12月24日の木 (とどこかで読んだ) ・・・なので、後半部分を聞くと、「(-""-;)ムム・・・」と思ってしまったりもするけど、いずれにしても、これだけ群生しているのは、日本ではあまり見かけない。(スキー場に行くと、わりと高い木のてっぺん付近に見たりしますが)

それでも、関東では、暮れから新年にかけて、市場に出たりしますね。
赤や黄色の実が、ここにはまだついていないけれど、ふわっとまんまるなフォルムのあちこちに点々と灯るのを見ると、微笑ましい気持ちになる。
イギリスでも、たしかクリスマスに戸口に飾って、この下を通る時だけ、男性は通りすがった女性誰にでもキスしていい、というアソビの習慣があると読んだことがあります。
(リンボウ先生のシリーズだったかな。。)

フランスでは、そんな習慣はないみたいだから、不幸の印として、敬遠する向きのほうが大きいのかしら。
・・・まあ、これだけあると、ありがたみもないから、
「幸運」がこんなにたくさんあるわけない、「不幸」なら、これくらいたくさんあるかもだけどね!
と、複雑な頭脳を持つこの国の人たちは、皮肉に考えてしまうものかもしれない。
実際の数の比較はともかく、一般的には不幸の方が、目に付きやすいから。。
幸運の木、と聞かされてきた私は、最初にこの群生を見たとき、目が眩みましたけどね

それにしても、一方で「幸運」のしるし、もう一方で「不幸」のしるし。
この極端ないわれを同時にものにする、「ヤドリギ」は、それだけ、誰にとってもインパクトが強い植物なんですね。
そんな木に守られているなんて思うと、どきどきだわ・・・。


"gui"
Ca signifie 2 senses completement differents; "bonheur" ou "malheur".
Parce que sa naissance est de temps en temps comme un miracle. Par les oiseaux, les graines sont portees et tombees entre des branches. On pense que ce n'est pas facile a grandir la-bas, alors c'est joyeux donc "bonheur".
D'ailleurs, il monoplise la nutrition de l'arbre ou il habite alors la mere arbre ne vas pas bien plus en plus... Cela veut dire le symbole de "malheur".
Gui est l'arbre de 24 descembre, on dit. Le jour est mon anniversaire.
J'espere de beneficier de "bonheur"!



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2 コメント

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らりるれさま (mi)
2005-11-12 15:36:55
ありがとうございます!

らりるれさまにそう言って頂けるとうれしいです

でも「不幸」の観念が流通していないのなら、私はもしや同行の仏人にからかわれたのか・・・。

そうだったら良いのですが
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touffe de gui (らりるれ)
2005-11-12 14:05:15
宿り木って不幸なイメージもあるんですか〜。

たまにguirlandになったものを見かけましたが...。知らなかった。

確かにフランスの田舎を車で走ったりすると、すごい生命力ですよねぇ。

きっと、生の豊穣さを称える国ですから、

miさんの未来を活力旺盛な、実り豊かなものとして捉えるんじゃないかしら。
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