アモルの明窓浄几

芦屋・仕舞屋・三輪宝…生噛りの話題を机上で整理します。

再度「後期高齢者医療制度」について思うこと-9

2008年01月27日 | 万帳報
昨年11月の県広域連合議会において、平成20~21年度の保険料率(2年毎に改定)が確定しましたが、被保険者の諸条件によって金額が変わりますので、通知があってビックリされる方々も多いと思われます。
確定した保険料は、被保険者が等しく負担する均等割額(応益割)が年額43,924円(月額3,660円)。その人の所得に応じて負担する所得割額(応能割)の所得割率は、8.07%になります。基礎控除額は330,000円で、均等割額からの軽減割合は、世帯内の総所得額に応じて、7割、5割、2割となっています。
※一人当りの保険料額=(均等割額 43,924円-軽減割合分)+{(総所得金額-330,000円)×8.07%}となります。

兵庫県下の一人当り平均保険料(低所得者に対する軽減適用後)は、年額 81,400円(月額 6,780円)とのことです。
昨年10月に紹介した厚労省の当時の試算では、保険料の全国平均は、月額 6,200円(応益割 3,100円+応能割 3,100円)程度との事でしたので、約一割弱アップしています。

それでは、我が町の保険料はどの位になるのでしょうか。
市は、一人当りの平均保険料を年額 123,807円(応益割 33,370円+応能割 90,437円)と試算しています。月額にすると 10,310円になります。何と、県平均の五割強、厚労省の試算の六割強になります。又、施行時の被保険者数は、約9,000人と見込まれており、その内の七割の方々が、現在の国保料より上がるといわれています。
木野下あきら市会議員の報告によると
夫婦共(同一世帯)被保険者で年金収入のみの場合の国保料(現在)との比較
例1:(夫)160万円+(妻)79万円の場合の保険料→ 32,003円 > 30,490円(国保料)…年額 1,513円の負担増
例2:(夫)240万円+(妻)79万円の場合の保険料→ 158,057円 > 134,760円(国保料)…年額 23,297円の負担増
例3:(夫)300万円+(妻)79万円の場合の保険料→ 206,477円 > 165,960円(国保料)…年額 40,517円の負担増
   註:保険料は、夫婦別々に掛かりますが、国保料との比較のため合算しています。

ご覧のように問題なのは、現行の国保料より軒並み上がることです。
この様な非人道的制度をスンナリと実施させてよいのでしょうか。
芦屋市は、どのように対応しようとしているのでしょうか。
次回は、議会の動きを見てみます。


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