goo blog サービス終了のお知らせ 

はるのつぶやき

家族のこと、仕事のこと、いろいろです。
本業は税理士です。

放牧ぅ~ったら放牧ゥ~

2005年12月11日 18時20分24秒 | うま
4日に雪が降った後、湿った馬場は毎朝凍りつき、毎週水曜日の放牧もできずにいました。
その馬場がだんだん乾いてきて、また今朝は曇っていたので冷え込みがゆるみ、凍りませんでした。
ここぞとばかり、みんな放牧です。

まずMくん、くるくるくるくるよく走ります。
そしてはる。叫びながら走っています。
Fちゃんは、わたしがお迎えにいくと『まだ帰らない!!』と逃げてあるきます。逃げて逃げて逃げまくり、しまいにはママの所にいって『悪いやつが捕まえにくる!!』と甘えています。
一番久しぶりだったのはAくん。暴れすぎて放牧禁止令がでていたのですが、今日はちいちゃく区切った馬場馬場で放牧のお許しがでました。

みんなすっきり、『おもしろかった^^』ってカオしてます。

初積雪

2005年12月05日 23時40分36秒 | うま
あややや積もっちゃいましたよ。
天気はいいけど、風がピューピュー、飛んでくる雪がパラパラ顔に当たって、痛いわ冷たいわ…。

雪が降ると、ウマ達の運動の選択肢は、3つ。
①外で強行
新雪だと意外に平気。…といっても『平気』というのは足場のことで、他のことはあまり平気では、ない…。
②インドアで調馬策
はるのいるところには、ゼイタクにもインドア馬場がある。…ものの、あまり足場がよくないので、乗り運動には適してない(と思っている)。なのでウチでは調馬策専用にしている。
ただまともに回ってくれるかどうかは馬の気分次第で、かなり低確率。
③おやすみにする
危険度が高すぎる場合は、休馬。でも翌日の危険度がアップするという噂あり。

朝厩舎に来ると既に、ウチの特攻隊長Mくんが、いつもと違う景色にかなりハイテンション。いいかえれば、『アタマおかしく』なっていた。
こんなときは調馬策がうまくワークする訳もなく、③はもう問題外。ぐれる。①しか有り得ないということで、『ひっくりかえって歩いて帰るとき(つーか歩く気かよ!)冷たくないから』とゴム長靴をはいたボスをのせて出発。
あんな状態で雪中騎乗。他に選択肢がないとはいえ、いやはやキチガイザタである。
様子をみに行くと、走路の向正面をガンガン行ってる馬が一頭。
厩務のYさんに『ああーアタマのオカシイ人がアタマのオカシイ馬に乗ってったー』なーんて冗談いいつつ、さてはるどうしよう?

馬を毎日運動させるのは、調教だけではなく、気分転換も大切な目的のひとつ。
一日中厩舎にいる馬たちにとって、一日一回外にでて、走って、景色をみて、たまにイタズラをして来ることが楽しみなのは、想像に難くない。
その行き先が厩舎の目の前にあるインドア馬場でも、時々であれば我慢してくれる。
が、それが3日も続くと、すっかり飽きてしまい、全然気分転換にならないのだ。
『お外はね、地面が凍っていて、脚をくじいたり、滑って筋を伸ばしたりするから、行けないンだよ。』『そうですかぁ。来週あたり冬型崩れるようですから、今週は我慢しましょう。』…なんてエナリ君のような大人びた理解はしてくれないんである。そんな馬がいたらキモチワルイ。
インドアも3日目ともなると、どんなに長い時間運動しても、目を輝かせる度合いはへり、フテクサレて、挙句に不可解なキズをつくってしまったりする。
だから少々危なくても、外に連れていくんである。

で、はるも結局外に行った(怖)。明日から凍っていけないかもしれないし、本人がMくんが外行ったのを見てしまったので『オホホホホホン(まさかインドアでテキトーにごまかすつもりじゃないだろうなぁ?)』と得意のモウレツアピール。

さすがにここで3度目の冬ともなると、雪自体にはそれ程ビビってない。
けど、イタズラな風が、はるの目の前にトサッ、カサッと雪のかたまりを落とす度に、UFOでも墜落したかのような大騒ぎ。『このUFO、はるのオシリに落ちて来ませんように(>_<)
運動を始めるといくぶん落ち着き、雪に残った自分の足跡を興味深げにジロジロ見ながら走ってました。

楽しそうな顔をしてくれるから、ついつい頑張っちゃうんだな。カワイイ奴め。

結局、全員外で運動できて、スッキリ~!
特にMくんなんか、朝と昼の顔が全く違って、一週間越しのベンピが治ったみたい!(笑)

明日もいいお天気になりますように☆

夜中に牛乳を買う女

2005年12月04日 00時23分57秒 | うま
夜の見回りを終えて家に帰ってきたころから、夕方からの風が一段と強くなった。
ビュー、ゴオオォ…ドカン(ドカン?)、とにかくものすごい音。

はるのいる厩舎には、極寒の土地柄から、防寒の扉がついている。上下二つの扉で、完全に外の寒さをシャットアウトできる仕組みだ。実によくできている。

けれど、ウチの管理馬4頭は、その上半分の扉をあえてまだ閉めないことにしている。

ピークに達していない今時期の寒さでは、若くて元気なウマは風邪をひいたりしない。
『でも閉めても暑くはないだろうから、閉めておけば…』という寒がりな私に対し、『翌朝の朝飼(朝ごはん)まで外を見られないのはストレスだ。』というのがボスの主張。(ボスの勝ち。ちぃ。)

その言い合いの数日後の朝、ウラの厩舎にいた若い馬が一頭、天に召された。正確には、朝見付けられた時にはもう、冷たくなっていた。
原因は寝違えともセンツウ(腹痛)とも不明だったが、何より、朝まで誰にも気付かれずに逝ってしまったことが、私にはショックだった。
どんなに心細かったかを思うと、胸が痛かった。

それから私は、扉を半分開けたままにすることに、賛成することにした。
万が一何かが起きたときに、誰かに見付けてもらえる可能性が、わずかでも高いからだ。

そんなわけで、今日も閉めないで帰ってきてしまったのだが、この風だ。
自慢ではないが(ホントに自慢にならない)、はるは極度に超がつく程の怖がりである。
『きっとこの音が怖くて縮こまってるんじゃ…Aくんも暴れているんじゃ…』

馬を扱う様になって、『こうしてあげれば良かった。』と思う可能性があることは、やってしまう習慣がついている。
きっと、人間と違って(違わないかもしれないが)、いつどんなことで死んでしまうともしれないという、恐怖から、と思う。

そんな不運を完全に防いであげることは、不可能だ。
運悪く飼料に悪いものが混ざっているとか、運動中に物見して何かにつまづいて骨折しちゃうとか。
だからといって、ご飯をあげないわけにも、運動しないで厩舎にしまっておくわけにもいかない。

大切なものがいなくなるとき、悲しさの半分は『後悔』なのじゃないかと思う。
『こんなことならもっと可愛がってあげればよかった。』とか『もっとこんなこともしてあげられたのに…。』とか。
その時に、『幸せだったね!』って思えたら、悲しさ半分に違いない。
だから出来ることはやってしまわないと、怖いのだ。


というわけで、『今助けにいくからね!』とばかり、寝静まった町中(…ってまだ10時半だぞ、オイ)を一人車を駈ってかけつけると、そこには!!

『ファァ…なあにい?』
完全リラックスモードで横たわる姿×2頭が…。そして、何かおやつをもらえると勘違いしたもう2頭が『オホホホホン』と顔を出し…。

ハア。
取り越し苦労とはまさにこの事。タクマシイね、動物は。

結局、皆のご期待に沿うべくオヤツを配り、コンビニで牛乳を買って、トボトボ帰りましたよ。

でもやっぱり、『やってあげればよかった』の後悔はしたくナイ。
これからも夜中に牛乳買うはめになるんだろうなぁ。

オハヨウ

2005年12月02日 22時44分28秒 | うま
朝厩舎にいくとまず、全員に『オハヨー』と言ってまわります。

すると、ごはん中でも顔を出して、口から草ぶらさげながら、『オホホホホン』とあいさつしてくれます。

毎朝の、この瞬間、ギュゥっと抱き締めたくなります。(……が、抱き締めると迷惑そうな顔をします。しつこくやると、吹っ飛ばされちゃったりも、する…(涙)

スリル満点?!

2005年12月01日 22時19分09秒 | うま
また罹災しました(笑)
今回は、水害。

Mくんとはる、いつも通りウキウキモードで馬場へ。
すると憧れのジャンパーKさんがやってきて、『ちょっと埃っぽいから水巻きましょ。ダイジョブです?』。
『はーい』(トコトコ)と退場…しおわるが早いか、

プシュー
バババババ…
プシュプシュプシューーー

『!!!!!』(はる&Mくん)
もちろん猛ダッシュ。
おさえ気味に走らせてたわけですが、はるは『駆け足しながらその場でクルッとまわってまたダッシュ』という新技までくりだしたりして、全く収拾つかず。

プシューから大分離れたところまで来ても、まだ2頭とも歩けない(走っちゃう)。

一般にカーッとなりやすいサラブレッドですが、その程度に、カーーッとなりやすい子とそうでないの、またその後ワレに帰るのが早い子とかなり時間がかかるのと、差があります。

Mくんは、特にこの時期、一度カーーッとなったら最後、なかなか冷めません。
一方はるは、熱しやすくすぐ冷める、いわばアルミニウムタイプです。

森のかなり奥の方にいっても、新技クルクルダッシュを続けるはる。
ですが、おかしなことに心臓のドキドキもおさまってるし、鼻息も普通。
なのにクルクルダッシュ、ピョンピョンシリッパネに立ち上がったりも止まらない。

…途中からは、完全にM君に便乗して、遊んでいただけでした。
『ヒャッホウー!はるキックトォッ!オオーっとMのケツぅ、逃げろクルクルゥッ…離せコラァっガオオオオ』

その証拠に、無理矢理Mくんのかなり前を歩かせたら、やや不服そうながら、落ち着いて歩いていました。

あーーもうっ。
また遊ばれてしまった。

クルッとダッシュが流行らないことを、祈ります。

怪我の功名

2005年11月24日 23時14分57秒 | うま
今日は、Fちゃんとはるのコンビで運動しました。

この季節、とっても元気な馬たち。
イキイキと運動してすっきり、いい気分で厩舎ヘ帰る…途中の出来事でした。

Fちゃんがロケットみたいな猛ターボで発進!
しかしさすがはボス!ほんの5メートル位で止めました。

すると行き場をうしなったFちゃんのパワーは上へ。
なんと世にも美しいパッサージュを見せてくれたのでした。

世界選手権のビデオでみたものを除けば、いままで見た中で最高のパッサージュでした。
あれを扶助で出来るようになれば、グランプリだってゆめじゃない!(扶助で出来れば、の話ね)

いやあ、感動しました。

ちなみにその時はるは…マルタンに噛みつこうと必死で、なにも見ていませんでした。(-_-;)

タマのウラ

2005年11月21日 23時35分50秒 | うま
今日から、ハルの暮らしている施設では、ドイツのY氏とNトレのI平さんによる、馬場馬術のクリニック(指導&調教してくれる)が始まりました。

I平さんには、ずーっと昔に、一度指導を受けたことがあります。
まだ『とにかく馬に乗ってればゴキゲン』的時代で、馬術というものに初めて触れた新鮮な経験でした。
…なーんていっちゃったけど、ホントは一緒にいった向上心のカタマリの様な二人の熱心さにヒキズラレタ感じで、実のところI平の数時間に及ぶ熱い馬場トーク、十分の一もわかんなかった。
なんとなく『馬は前のめりより、起きてる感じの方が良いらしい』つーことがわかった程度。

そして翌日の馬場レッスンときたら、ヒタスラ正反動でグルグルグルグル、過酷そのもの!ひぇぇぇ。
モウロウとした意識の中、うっすら記憶にあるのが、キュロットのチャックが壊れていて、何度上げても下りちゃってすごく困ったこと。そして、『タマのウラあたりで座って』というI平さんの指導。

は???
私、ないよーーー(T_T)

I平さんの名誉の為に断っておくと、正しいシート(座り)のポジションを、解りやすく(?)教えてくれたのであり、決してセクハラインストラクターなわけでは、ない。

結局そのレッスンの収穫は…なにしろチャックが気になってそれどこじゃありませんでした。

で、今日の話題はクリニックですよ。
受けるとなるとウン万円もとられますが、見学だけなら、タダです、タダ。ココゾとばかりにツカツカ。『見学させてくださ~い』

馬はフジ山くん。
巨大で、キカンボウで、歩様がホワンホワンとしてて、とにかく動かなそうな、馬場馬です。
始まってすぐ、Y氏が乗り変わりました。
キカンボウでのフジ山くん、『動くもんか!!』とばかりシッポをブンブン振り回し、歯をくいしばって反抗しています。Y氏も鬼の形相でゼッコ、ムチフル稼働でドンドン前に出そうと必死です。
『さすがはY氏、あれだけ馬が反抗してても、跳ねられたりしないなぁ。きっと、シートなんだろうなぁ…座り深いしなぁ…』

ああーーーっ!!

『タマのウラ』で座ってるーーー!!

いえ、ちゃんとキュロットはいてるし、きっとパンツもはいてます。デモデモデモォ~。
190センチはあろうかという体の大きなY氏。日本人ライダー用の標準的な鞍では小さすぎ。
そのせいで、前のモノが完全に前僑に乗っかっちゃってるじゃありませぬか!

『タマのウラ』、ウソでも、モノの喩えでもなかった。

明日から、『タマのウラ』を意識して乗ってみよう。

PS
Yさん、ソコばかり見てごめんなさいm(__)m