はるのつぶやき

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本業は税理士です。

マタニティマーク

2017年02月05日 13時33分47秒 | つぶやき

「お腹に赤ちゃんがいます。」というかわいらしいデザインのマタニティマーク、実は結構批判の的になっているらしい。

電車で席を譲ることを強要されているようで不愉快
妊娠は病気ではないから、混んだ電車に乗ること自体回避すればよい
自分の選択の結果だから、人に親切を強要するのは間違っている

という見解は、仮に正論だったとしても、論じることに意味がない。
自分が母親のお腹で育ててもらったということを思い出せば、どの口がいうか!レベルの話。

一方で、年ごろを過ぎかけている女性や、悲しい妊娠体験を経た女性が、「マークを見るのがつらい」と思う気持ちは、すごくよくわかる。
私も40歳になってしまう前は、周りで結婚や妊娠、出産の話を聞くたびに、耳をふさいで逃げ出したくなった。
部下が産休を取る、いとこが結婚をする、そんな話を聞いているとき、焦りや悲壮感が顔に出ているんじゃないかと、その場にいられなかった。

40歳になって、「あぁ、さすがにもう無理かな。」ってあきらめの境地に片足踏み入れてから、ようやく友人の結婚を心から祝福できるようになった。
収入や社会的地位などの条件に関係なく、純粋に「素敵だな」と思える人を好きになることができるようになったのも、そのころからだ。

だから今、マタニティマークをつける側になってみて(もはやこの巨大なお腹を見て妊婦とわからない人もいないけど)、一番気を使うのは、同輩の女性。
幸い、沖縄では電車に乗ることもあまりないし、また、若くして結婚、出産(そして離婚まで!)を経験している年下の先輩が多いので、あまり気を使うシチュエーションにはまることもないけれど。

沖縄という土地柄なのか、それとも田舎はどこもそうなのか。
ちょっとした顔見知りや、なんなら全然知らない人でも、妊婦とみると寄ってきて、「何月ね~?」「よろこびあるのね~」「あたたかくしてよ~」と、声をかけてくれるうえに、なんとお腹をさわってくる!旦那に聞いたら、「縁起物だからね~」って。そういうもん??
他人にお腹触られるなんてちょっとびっくりしちゃうけど、でもなんだかうれしいから不思議です。

赤ちゃんに会える日まで、あと2か月ちょっと。
待ち遠しいような、それでいてもうしばらくここにいてほしいような。

昼夜構わず元気にポコポコお腹をけってくれるから、ママはうれしい寝不足だけど(TT)