はるのつぶやき

家族のこと、仕事のこと、いろいろです。
本業は税理士です。

Tioman Trip 2012 -ダイビング‐

2012年09月21日 07時28分04秒 | 旅のこと

もちろん今回のメイン、ダイビングもきっちりやってきましたよ。
でも人のダイビングの記録って、面白くないんだよね、全然。(ないよね?)

だけどブログ=載せたいことを載せたいよーに載せちゃうところ、のっけちゃうもんね。

ダイビングって、一応ライセンスがあるわけなんだけど。
ノーライセンスとCカード(一番下のライセンス。PADIだとオープンウォーターってやつ)の違いは大きいものの、そのあとのアドバンス(限定解除みたいなやつ)を持っているか否かは、実はダイビングを楽しむ上でほぼ関係ない。
一応Cカードでは18m以上(以下か?)潜っちゃいけないことになってるけど、そんなの気にしてるショップに出会ったことはない。
ただPADIという管理団体への上納金を積むだけ・・・とわかっちゃいたけど。

4日間のダイビング、これといった目的なく最後まで充実させられる自信がなかったので(笑)、アドバンストオープンウォータ(AOW)のライセンスを取ってきました。
10コぐらいあるスペシャリティの中から、必修2つ+選択3つを履修するのですが、Deep Dive、Peak Performance Boyancyの必修に、PhotographyとNavigation Dive、Wreck(沈船)をチョイス。本当はNight Diveを一番やりたかったんだけど、ショップの都合で受けられず(涙)。(←一日目から3回も延期が続いた!B&J、コラ!名前公表したったぜ。・・・誰も読んでないけどさっ。)

Deep Diveはただ深いだけなのでどーっつーことなし。

Peak Performance Boyancyは、結論「要は慣れ」なので何とも言えないですが(笑)。
学科は非常に勉強になりました。
ちなみに勉強前は”Perk Performance Boyancy”=”浮力MAX"と勝手に解釈しておりまして(恥)。
「そんなもんBCブーっと膨らませたらおわりじゃん。」なんて危険な勘違い。

Wreck Diveも、ただ沈んでる船の周りをまわったり、ちょっぴり侵入してみたりするだけなので、どーっつーことなし。(実はWreck Diveって気が進まないんだよね。だって沈没したってことは、戦争がらみだったり、どちらさまかが亡くなったりしている可能性も十分あるわけで。。。)

Photography、ハウジング購入一本目は、やっぱり誰かの指導の下潜りたかったのが動機。
これがいいインストラクターに当たって、カメラのセッティングから撮り方のコツなんかも効率よく&わかりやすく教えてもらえて大収穫!ご本人もPhoto Maniaなので、Dive中もPhotographer(もう一人のPhoto Diverのインド人とバディになりました。)中心にガイドしてくれたので、大満喫。もう一本追加で潜っちゃいました。(一緒に潜ったカップルさん、ごめんね。)

何が笑えたって、Navigation Dive!
今回、シンガポーリアンのフーフー(なんちゅうヒワイな名前)とフランス人のオシアナという女子2名と4日間ともに学んだのですが。
女子=方向音痴は、万国共通!!
私も大概ですが、フーフーが無敵の方向音痴!
コンパスの方向とキックの回数で30m四方の正方形に泳いでイントラのもとに戻るという課題。
オシアナと組んで、私がナビゲーション、彼女がキックカウントというコンビは奇跡的にうまく行ったものの、
フーフーナビの私キックカウントのコンビはもう最強!3回トライして3回とも迷子に。
最初の回はフーフーのエアが0Barでちょっと焦ったものの、3回ともきちんと安全停止をしてきっちり浮上しましたよ(笑)。
各自にダイコンを貸与してくれたおかげ。ダイコンの重要性をひしひしと感じましたです。

ちなみにWreck Diveの時にも、「ダイコンスゲー」と思いました。無減圧Diveのリミットをちょっぴりオーバーしてみんなのダイコンがピーピー言いだしちゃったんですが、そんな時もダイコンくんは落ち着いてそれぞれに必要な安全停止の時間もちゃんと教えてくれます。イントラのダイコンはリミット内だったようで(多分生徒たちはいろいろ見たくて深め深めにいたせいだと思う)、もしイントラしか持っていなかったら5m/3分で上がっちゃうところでした。(ちなみに私のダイコンは5m/8分を主張してました。)

手動で計算できるということになっている「ダイブテーブル(無減圧ダイブの算出表)」もあるのですが。
計算方法をきちんとマスターした上で(してないし)、深度計を常にウォッチ&記憶してないと(してるわけないし)役に立たない。
だいたいMulti Levelに対応してんのか?(←文句は計算方法をマスターした上で言うべし。)
やっぱりダイコンは必須ですなー。(←他力本願。)

…とまあこんなわけで。
後はそのPhotography Diveでとってまいった写真をお楽しみくだされ~(だから人の写真なんてつまんないってば~~~)

シャコガイ。生き物っぽくないカラー。(これはスノーケリングの時)

同じくスノーケリング写真。サンゴがわんさか。

フラッシュをたくと赤色が出てきます。

卵を守る・・・魚。(魚の大きさと大量の卵のバランスが謎)

クマノミ。透き通ってて、美味しそう。

フラッシュなしだとこんな色。
ライトほしいなぁ~。

ウミウシって、きれい。

海中カリフラワー

この赤い木の枝みたいなの、デカくてかっこいい!

ニモって結構、警戒心が強い気がする。

これはフラッシュたいても青いまま。

ザブトン大なんです、コイツ!
びっくりしたなぁもう。

ハリセンボン
ご近所のロシア人妻、”He's smiling!!”と大ウケ

ウミウシ(ちっさい!!)

このコーラル、砂糖菓子みたいできれいなんです。
ちょっとサボテンぽくもある。

カメキタ~~~~~

興奮のあまり30mぐらい追っかけて、「カンカンカン!!!」
・・・先生に叱られました。

ウミウシ夫婦。(マージャン牌っぽい)

作り物みたいな鮮やかなエンジ色。

セーフティストップのまったり感、結構好きです。(浮力コントロールがうまくいってるときはね)
ちなみに右上のロープ、ガッツリつかむと1時間ぐらいヒリヒリカユカユになります。(←なった人)


25年ぶりの同窓会

2012年09月18日 08時50分46秒 | つぶやき

3連休の1日目、Facebookでたまたまつながった小学校時代の同級生と、地元でプチ同窓会。

25年間一度もあってない人と会うって、楽しみと同時に、ものすごく勇気がいるもので。
しかも相手が異性とあれば、余計です。(別に好きだった人とかじゃないけど)

ドキドキで対面…

・・・かわってなーい(爆笑)!!

かわってないわけないんだけど、多分お互い変わっていない部分をみるんだろうね。
あっという間にタイムスリップです。

まだ地元にいる同級生に連絡してみると、5人も加わっていつの間にか大所帯(笑)。
当時すごく仲の良かった女子友にもあえて、本当にうれしかった!

人間って、そうそう変わらないもんなんだね。

またみんなにあいたいな~~~!


Tioman Trip 2012 -ラマダンからハリラヤのティオマン島5日間-

2012年09月15日 12時20分46秒 | 旅のこと

私は島が大好きだ。
といっても、ハワイ、ボルネオ、マンタナニ、サイパン、テニアン、そして今回行ったティオマンしかしらないけど。
小さければ小さいほど、開発されていなければいないほど、好きだ。
好きな順に並べれば、マンタナニ、テニアン、ボルネオ、サイパン、ハワイ、だいたい小さい順。


サラン村のメインストリート。(というか唯一のストリート)

私は「こうありたい。こうあるはずなのに。」という自分への要求が強く、ぬぐえない。。
なのにそれに伴う努力をしないものだから理想からどんどん離れていき、離れれば離れるほど人と会いたくなくて引きこもり、引きこもれば引きこもるほどさらに理想から離れていく。
そんな悪循環が続いて、ここ2年ですっかり緩み切ってしまった。
非リア充が続くと、精神面でも閉じてしまう。

なぜやぶからぼうにこんな暗いカミングアウトをするかというと。
島に行くと、そんな自分基準値がリセットされて、「私はこんなもん、いいじゃんそれで。」という気持ちになれるのだ。
現状の自分を肯定していいんだ、と思える。
ポッコリお腹にも臆さず水着で遊びまわるし、気持ちが素直になっていろんな人たちと仲良くなれる。
そんな風に思わせてくれる島が、大好きなのだ。

ただ海外じゃなく、なぜ「島」なのか。
そこはよくわからないけど、地元の人もほとんどの旅行者も、島にいる人たちは他人との垣根が低いように思う。運命共同意識なんだろうか。不思議とお互いに肯定しあう雰囲気の中で交流するから、安心できるし、表面的な会話の空っぽ感を感じない。
またできること、いける場所が限られているせいか、それとも陸よりちょっぴり怠惰な島民のメンタリティが乗り移るのか、気持ちがゆったりする。なにが起きても、「まあしょうがない。」って思える心の余裕がうまれて、そんな自分になれることに大きな感謝。

そんな島の力に身を任せて過ごす時間は、まさに至福の時なのだ。

(*なお、電気の供給も夜間限定だったマンタナニ島のイメージで、すべての通信機器をKLのLuggage Serviceに預けていったのだが。あけてビックリティオマン島、あちこちにWifi Receptionが。。。。超都会。)

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ティオマン島のリアルラマダン

今年のハリラヤ・プアサは8月19日。
なので到着して2日間はまだラマダン中(日の出から日没までは食事をしてはならない、イスラム教の断食の月)。
去年マレーシアに来たのもラマダン中だったが、KLやKKでは中華系・インド系のお店は全然関係なく営業していたし、マンタナニなんかモスリム達すらラマダンなんて無視だったのだが(*サバ州はモスリム率が低く、またイスラムの習慣もゆるやか)。
今回はモスリム文化をもろ体感することになった。

到着した日の午後、きれいな海にテンションあがっていきなりスノーケルをして、おなかペコペコ。
これならビールも美味かろう!とノリノリで通りがかりの食堂に入ったのが午後6時半。
メニューを持ってきた女の子がひとなつこい笑顔で、さりげなーく言いました。
「7時45分までは食事を出せないけど待てる?」

は?

まだ1時間もありますが?

なんというトラップ。
開店している=食べられると思ったら大間違い。
働くのはいいけど、食べ物はNG、ということでこんなちぐはぐな状況になっているのだ。

さらに、アルコール類を一切置いていないという、まさかの事態。
ただ持込みはOKだというので、空港で買ってきたGinを部屋から持ってくる。
コップがなかったので貸してくれるか聞いてみると、「そのコップでアルコールを飲むのか?」と確認するやスタッフ間でもめはじめた。
どうもお店の食器を使ってアルコールを飲まれることが、モスリム的に問題あるっぽい雰囲気。
「ああ、もういいよ、気にしないで。部屋で飲むから。」って言いかけたとき、問題解決したらしくコップが出てきました。

カールスバーグのビールジョッキが。
どーゆーことやねん!

ちなみに右側の添えられたお花は、道で会った地元の子供たちがくれたもの。(道端に咲いてるのをその場でちぎってくれるだけなんだけどね。次々に「もらって、もらって。」と言ってくるのがかわいかった。)

まさに開店休業中のレストラン、キッチンスタッフはテレビに夢中(笑)。

ここのごはん、どれも10RM(280円)前後でお手頃、どのメニューもおいしかった!
これを夕日を見ながら食べられたらサイコーなんだけどな~(笑)。


イカのブラックペッパー炒め

空芯菜?炒め


ビーフルンダン(カレー餅?ショウガやスパイスが効いてて、うまい!!


ナシレマッ。ここのナシレマッをいただいてから、すっかり大好物。

明けてハリラヤ

モスリム色が濃厚な分、ハリラヤの祝いっぷりも盛大だ。
朝早くお祈り音楽が鳴り響き、昨日までノーメーク&スーパーカジュアルだった村人たちがみな、男性はサンピン、女性はバジュケバヤ、バジュクロンと呼ばれる正装に身を包み、メイクもばっちりいそいそと歩いている。
いろんな村のモスクにお祈りに行ったあと、各家のオープンハウスを行脚するわけだから、大忙し。こんなに速足の島民を見たのは、後にも先にもこの時かぎり。

この日ばかりはツーリストは完全に脇役です。
私がダイビング講習を受けたダイブセンターは完全に欧米系&スタッフ全員西洋人なので、ハリラヤの雰囲気はなかろう~と思いつつ集合時刻の9時に行ってみると、一緒に潜るオシアナ以外、ダレモイナイ。
10時ごろようやくスタッフが一人チャリンチャリンと現れ、
「今日はハリラヤでローカルのボートが出ないので、11時半出発になるよ。よろしく~」
キャプテンがローカルだったか・・・。盲点だった。
そりゃ~出ないわな。

そんなもん事前にわかりきってるのに伝えてくれなかった(しかも集合時刻にもきやしない)ショップには少々改善の余地ありだけど、まあいっか。11時半に出してくれるだけでも御の字です。

そして夜になってもお祭りムードは続きます。
そこここで花火が上がり、あちらこちらで宴会が。
レストランは日の入りまえから営業してるものの、「ハリラヤ特別メニュー」はファーストフードレベルの超簡易バージョン。
やる気なさすぎ(笑)。

夜12時ごろ、星を見みようと桟橋まで歩いてみた。残念ながら桟橋の電燈が明るくてみえなかったけど。
まだ村のレストランやバーでは、地元の人のハリラヤ宴会(注:本来酒禁止です。)とツーリストのただの宴会で盛り上がっています。
そんな中一人で歩く帰りみち、さっきまで花火をあげていた地元のおっちゃん4人組が、「一杯飲んでけ!」と声をかけてくれたので、参加してみました。話すうちに、この島では観光がほぼ唯一の産業で、それを守るためにも、遊びに来た人にはティオマンを好きになって帰ってもらいたいんだ~、というみんなの強~い思いが伝わってきました。
いろいろ話をしている横で、おっちゃんらの友達が2人加わり、友達の知り合いが5人加わり、場所を移動して常連のお客さんが3人加わり、しまいにはオッチャンの上司たちまで加わって・・・気づいたら地元半分、ツーリスト半分の30人ぐらいの大所帯になってました。(時すでに3時近く。)

こういう感じ、よくない?

島のクソガキ

マレーシアのどこに行っても思うのは、子供が子供らしい。
興味のままに行動するし、人に対する警戒心や媚びがない。
親の方も良くも悪くも寛容。日本だったら、「そっちに行っちゃダメ!」とか「そんなことしたら迷惑でしょう!」と叱りそうな場面でも、相当アブナイ状況じゃない限り、ほっぽらかしである。(他人の方が心配になるぞ。)

ティオマンでも、たくさんの子供たちと触れ合った。(男は寄ってこないが、子供はやたら寄ってくるのだ。。。なぜだ。)

地元の子供たち
到着日、ハリラヤの前祝いなのか、やたら爆竹を鳴らす子供が多かった。
それも「みて、みて。」と目の前でやって見せようとするもんだから、うるさくてしょうがない。(しかもなんか破片が飛んできてアブナイ!)
「おい!びっくりするやんけ!!」と言ったら、「ごめーん」といいつつ、ちょっとうれしそう。
超クソガキ(笑)。
その子たちが夜、ごはんに向かう道端でお花を摘んでくれた。詫びの印か?

一日中外で遊ぶ子供たち。
たくましく育つわけだ。

旅行者の子供たち
クアラルンプールから割と安価で来れるためか、それほど裕福じゃなさそうな旅行者が結構多い。
レストランで毎日一緒になったインド人の一族もその手合い。
大人たちは盛大に飲み食い、宴会をしている脇で、退屈した子供たちがいろいろ悪さを始める。

エリオンとエリシャ兄妹といとこのクリス。
毎晩、エリオンが「日本語教えて!」と来ては私の旅日記帳、ダイビングのテキストにまで、ゴリゴリといろいろ書いてくれた(苦笑)。
フリクションボールを使っていたら、目ざとく「そのペン消えるの?!」と大興奮。(終いには「おれにくれ」と言い出した。)
デジカメにも興味津々で、「ボク撮って」「見せて?」を繰り返す。そのうち勝手に撮影をはじめた。


子供は直感だけで、何でも使いこなす(脱帽)。


エリオン撮影

ヤスミン
レストランオーナーの娘さん。ものすごくかわいらしい。
お母さんが仕事終わるまで、端っこのテーブルで座って手遊びをして待っている。
テイクアウトを待つ間一緒に座ってお話をしようとして、びっくり。
英語がほとんど通じない。
私はマレー語が全く分からないので、会話にならないんだけど。
折り紙をして見せたり(これは思った以上にウケなかった)、絵を描いたりして遊んでいると。
"my nama iz Yasmi..."
とゆっくりゆっくり書いて、「見てくれ。」と差し出してきた。
まずは「えらいねぇ~!英語お勉強してるんだね~!」と褒めてから、正しいスペルを下に書いてあげると、真剣な面持ちでそれをまねて何度も書いている。
子供って、ほんとは学びたいもんなんだよね~。いいね~素直で。
ヤスミンはそこそこ裕福なおうちの子だから、きっとちゃんと学校に行っていると思うけど。
他のクソガキ達はどうなんだろう…と、思いをはせた一瞬でした。

水のありがたみを痛感

4泊中3日目の午後から水圧がグングン下がって、夜には部屋の水が全くでなくなった!
お風呂もシンクも、トイレの水もウンともスンとも言わない。
今回泊まったバンガローでは山の沢から取水しているので、乾季には時々起るらしいのだ。特に私の泊まった部屋は海にせり出した、一番沢から遠い場所だったので、水が来るのは一番最後。結局チェックアウトまで復活せず(涙)。
シャワーはダイブショップの前のホースですまし、そこからペットボトル4本分の水を部屋までヘイコラ運んでトイレのタンクにためるハメに。
月並みだけど、水道ひねれば水がジャー、というのは、本当にありがたいもんです。
この辺も「まあ島だから仕方ない。」だけど。一泊135RMもするんだから、もう少し本気で水確保の努力をしてもらいたいもんだ。せめてポリタンかなんかで運んでくれるとかさー。
・・・まぁみんなお祭り気分で、日ごろにまして仕事なんかしたくないもんね。しょうがないか。


部屋の前のベランダ。
景色は最高。水の出は最低。

イスラム教とニャンコとワンコ

泊まったバンガローはテラスハウスタイプ?で、2つのユニットが一つの建物に入っている。

真ん中の緑のバンガロー、向って左側が私のUnit、AC25.

4泊したうち後半2日、お隣になったのはイラン人とロシア人のご夫婦(KL在住…どんだけインターナショナルなんだ・・・)。二人の間はめちゃめちゃラブラブなんだけど、お隣の私にもすごくフレンドリーで、「ごはん行くけど一緒にどう?」「スノーケリング一緒にいかない?」と、なにかと誘ってくれる。そんな無粋はするべからず、感謝して辞退したけど。(どうもマレーシアでは、女性が一人旅をするというのはかなり特異なことらしく、いろんなところでビックリされたり、尊敬されたり、憐れまれちゃったりする。こっちはフツウなんだけどな~。)このご夫婦が連れてきていたワンコ(スパニエル)がまた、人懐こくて、元気でかわいい!
…だが、これがこの後問題の種になろうとは・・・。

ティオマン最後の夜、ベランダで黄昏ながら写真の整理をしていると、隣の旦那さんが、「なんでそんなとこで一人ぼっちでいるの!今ワインとフルーツを買ってくるから、ここで一緒に飲もうじゃないか!」とまた誘ってくれる。お言葉に甘えて、少しだけご一緒させてもらうことに。
少しだけのつもりが、おしゃべり上手&聞き上手な奥さんのトークに、すっかり長話。旦那さんがとにかくケガっぽくて、いつもどんだけ肝を冷やしているかを熱弁してくれるんだけど、その話しぶりに愛しさが詰まっていて、聞いているだけで幸せな気持ちになりました。(実際その前日も酔っぱらって側溝に落ちたらしく、右目の周りに手のひら大のアオタンが…。)
その間ワンコは脇に座っていい子にしています。

とその時。
仲良くなったリゾートのオーナーの親戚Jくんがおしゃべりしにやってきた。
そして、ワンコをみつけて顔面氷結、ご夫婦もその状況にフリーズ。
なんとモスリム的には犬は不浄のもの、禁忌なのだそうで。(旦那さんもモスリムなんだが。。。)

お互い大人的自己紹介をしあっているものの、なんだか険悪。
「イラン人とロシア人のカップル」というところに妙な反応をしたらしいJ。
そこに「いい年してバーガー焼いてて、どういう展望があるの?」とロシア人妻反撃。
「いいじゃないか、彼は彼の考えがあってバーガーを焼いているんだ。」とイラン人旦那の仲裁。
(考えはかなり浅そうだけど、この人何にでも肯定的なのだ。結構いい性格。)
いや~~~ん、なーかーよーくー!!

犬NGルールを知らなかったとはいえ、このご対面の一番の責任者ワタクシはその時・・・。
さんざんワインを飲んだ上に(3人で2本空いてました)、旦那さん常用のイケナイ葉っぱを一口いただいてしまった後。どっちが原因かわからんケド、冷静な判断はおろかまともな受け応えもできないテイタラク。
とにかくこのキンチョウを打破しなければ!!とメロンの皮を片づけてみたり…したあたりまでしか記憶がございましぇん。

翌朝は意外なほどにお目覚めさわやか!
早めにチェックアウトの準備をしていると、旦那様が起きだしてきた。

さりげなく触れない方が大人かなとも思ったものの。
気にかかって仕方ないので思い切って、「昨日私はすっかりWastedで詳しくは覚えてないんだけど。友達のJが奥さんの気に障るようなことを言ってしまった気がする。本当に申し訳ない。奥さんにも私に代わって謝っておいてくれる?」と話したら、「そんなことは気にすることないよ。大丈夫。でも言ってくれてありがとう。」と言ってくれる。やっぱりいい人だ。浅いけど。
ご夫婦のせっかくの旅行、いやな記憶になっていないといいな。


ティオマンに限らず、マレーシアにはネコがおおい。


お昼寝中。


かわいがられているから、人懐こい。
レストランですぐ人のひざに乗ってくる。
怒る人もいるらしく、「大丈夫ですか???」とスタッフが飛んでくる(笑)。

 仏教の国タイでは、そこらじゅうに汚いノラ犬がいた。
確かにあれは「不浄」だと、私も思う(笑)。
マレーシアではまず見ない。
ところ変われば、宗教変われば。

 


Tioman Trip 2012 -道程-

2012年09月09日 08時18分59秒 | 旅のこと

まずは道程&交通について(いつになったら本編に・・・)

出発当日、思わぬ奇病発覚
オデコのデカイ吹出物が気になったので(ダイビングのマスクにちょうどあたりそうなポジションに500円玉大の真っ赤な発疹ができちゃったのです。)、出発前に薬をもらっていこうと思い、午後お休みをいただいて皮膚科ヘ。
単なるニキビの大人バージョンだと思っていたのに、なんとビックリ「帯状疱疹」との診断。
・・・といってビックリするほどそのビョーキのこと知らないんですけど、なんだか名前からしておどろしいじゃないですか。
調べてみると、神経節に潜伏している水ぼうそうの菌が、疲れや老化(げげっ)に伴っていたずらをすると出てくる発疹症状で、ひどくなると水ぶくれがそこらじゅうにできて、しかもめちゃんこ痛いらしい。
ちなみに水ぼうそうの菌のくせに、感染はしないらしいので一安心ですが。

先生:「とにかく薬をきちんと飲んで、安静にすることですね。」
わたし:「たとえば、旅行とかは・・・」(行く気です。)
先生:「ダメですよ~。疲れが一番いけませんから。」
わたし:「たとえば、ダイビングとかは・・・耳に炎症とか出る可能性は?」(あきらめません。)
先生:「頭部上方に症状がでてるから、十分あり得ますね。」
わたし:「たとえば、飛行機に乗ったり、プールで泳いだり、食べつけないものを食べたり、お酒を飲んだりするとどうなりますか?」(しかも結構エンジョイする気です。)
先生:「・・・旅行のご予定でも?」
わたし:「ええ、実は・・・。今晩出発で(苦笑)」(ばれちゃしょうがない)
先生:「・・・。」

ということで、「くれぐれも疲れないように。」という無茶なアドバイスと、8時間ごとにきっちり飲むタイプの飲み薬と塗り薬をもらって出発です。(わたしのは全然痛くもかゆくもなかったから、結局帯状疱疹じゃなかったと思うんだけど。でも念のため薬だけは飲みました…思い出した時ベースで。)

羽田空港&ラウンジ

羽田からの国際線は初めてでしたが、これイイ!!

近くて電車賃かからないし、駅から空港までも心配りが行き届いていて、さらに空港が空いているから、動きがスムーズ!
無料でWi-fiが使えるし、ラウンジもあるから(アメックス持って、ほんとによかった。)、時間調整も楽々。
このラウンジがまたイケてて、喫煙室があるんですよ。(これで無料ビールがあったらサイコーなんだけどな~。)
さらにKL便は夜23時55分発と、当日定時まで仕事して、家に帰って出直しても間に合う時間帯が、かなりイカしてます。

Air Asia

Air Asia,実は国際線に乗るのは初めて。
どんなもんかとおもったら、MY国内線と全く同じ(笑)。
出発ゲートはしょぼいし、案内はグダグダだし、飛行機までバス&徒歩移動。
CAは明るいのが取柄だけど、頼んだこと以外のことは一切しない上に、頼んだこともちょいちょい忘れる(笑)。

ま、安いからいいけどね。

今回気になったのは、小さな子供連れがそこらじゅうにいて、離陸直後に火がついたように泣く子が続出、その後もほぼ常にどこかの子が泣いている状況。
赤ちゃんは自力で耳の圧力調整ができません。(してたら怖い。)
あくびをしたり飲み物を飲んだ拍子に、また時間が経てば体が自然に調節してくれるはずなんですが、泣いてしまうと鼻腔がつまって調節がききにくくなるので、下手するとずーーーっと痛いままなんじゃないかと思うわけです。(聞いたわけじゃないけどさ。)
なんぼ安いからって、そんな小さな子供を連れて、飛行機で旅行するのは考え物だな、と思いましたよ。

世のおとーさん、おかーさん。
特にハリラヤ直前だったし里帰りなどで止むに止まれぬ事情なら仕方ないのでしょうけど。
飛行機での旅行は、お子さんが幼稚園生ぐらいになるまでお待ちになってはいかがですか?
何時間も理由のわからぬ耳の痛みを耐えさせてまで、行きたいですか?

・・・とまぁ、ウキウキモードの若いカップルにイラっとした一幕もあり。(「カップル」なところにイラっとしたわけじゃございませんよ!!)

帰りの便は、3席独占の超ラッキー!!

真横になって(シートベルトの締め方に迷ったが、真ん中と足側のベルトを斜めにかけてヨシとした。)往路の分もぐっすり寝てやったぜ。
途中大型のタービュランスが頻発、真横のまま上がったり下がったり、かなり面白かった。

エアアジアKL発便での定番(他の便でもあるけど、値段が倍もするのでバカらしい。)

LCCT, my HOME!

今回全部で4回もLCCTを出入りして、すっかり勝手知ったる庭状態(笑)。

スモーカーには必ず見覚えのある風景(笑)。

LCCT、平屋造りでわかりやすく、またイミグレやセキュリティーチェックも意外とスピーディ。
電車にでも乗るような感覚で飛行機に乗れちゃうのがいい。
(東京駅での乗り換えに毎回確実に失敗する私でも、ちゃんと乗り換えできます。)

今回帰りの便の乗継に14時間もラグがあったので、Priority Passというプログラムに入り(費用はAmex様が負担してくださってるの。ムフ。)、ラウンジで過ごしました。
14時間もあれば、余裕で市内に出て半日遊べるのところなのですが、正直KLの街には全く興味がない。全然。ゼロ興味。

「あのオンボロ空港に、ラウンジなんかあったか?」

と思われる方多数かと。
私もかなり不安で、KILAの間違いじゃないのか?と思いつつ探しましたよ。

するとなんと、あったんです。
出発ロビー入って左手、出国チェックのすぐ脇に、ひっそりと二軒ほど。

そもそもオンボロな上に、かなり地味目のラウンジですが、内容的には大満足!!
今まで使った数少ないラウンジの中で、ダントツ一位です。(なにその微妙なポジション)
あんまり人気出てほしくないけど、あまりによかったので、ご紹介。(つーか誰も読んでないから。)

①お食事常備
朝には出来立てホカホカのナシレマがふるまわれ、自分で好きによそっていただきます。
これがしっかり作ってあって、かなり美味しかった!
(卵の白身だけ食べるという、超ワガママ食いをしました。ハッハッハ)

②タダビール飲み放題
イスラムの国マレーシアでは、お酒が高い上にサーブしていないところも多い中、なんとカールスバーグが冷蔵庫から取り放題に飲み放題の大快挙!滞在中、軽く5本は飲みました。(ビンがすぐ下げられちゃうので、正確には覚えてない。)

(横向きでごめーん。)

③シャワーも使える
(なぜかパスポートと引き換えに)タオルと歯ブラシを貸してくれます。
なお、シャワー室の外のスイッチを入れてから入らないと、お湯が出ませんのでご注意あれ。
ワタクシまんまと入れずに入ってしまい、寒さと戦っていたら掃除のおばちゃんが「寒くないの~?スイッチ入れようか~?」と声をかけてくれました。
島での冷水シャワーはもはやマイ標準ですが。
エアコンがキンキンに効いてる中での冷水シャワーは、リアルに寒いことを学びました。
凍死するかと思った。
おばちゃん、ありがとう。

(どうやって縦にするんだっけ?)

シャワーを浴びてスッキリしたら、ラウンジのすぐそばにあるデューティフリーのブランド化粧品を試しまくります。
買ったら2万円もするクリームだって、タダで使い放題♪

④安心
貧乏人(自分もやんけ)が多いLCCTの中にあって、ここの利用料は年間1万円強はかなり高額。
よってもってそこそこちゃんとした人しか入ってこない。
フロントにも常に人がいるし、お客が少ない(滞在中の利用者べ20人そこそこ)のできちんと顔を覚えてくれる。
大きな荷物は置きっぱなしにして、空港内を散策するのも余裕。

Wifiがダウンしていて使えなかったのは痛かったけどね(LCCTのFree Wifiは3時間しか使えないのです)。 
でも大好きなLCCTをエンジョイして、有意義な14時間でした。

Berjaya Air

LCCTからタクシーで1時間(70RM)、スバン空港というローカル空港から発着、ティオマンまでは1時間。
(正式には「スルタンアブドゥルアジズ空港」ですが、タクシーの運ちゃんにそういったら「は?どこそれ?」でした。)
KLのラッシュアワーの混み具合は尋常じゃないので、この移動は時間が見えず結構キンチョウ。
日程がうまいことハリラヤの大移動とずれていたこと、特に帰りはハリラヤ中で街中がガラガラだったこともあって、結果的には余裕でした。アリガタイ。

こんな飛行機

こちらティオマンの到着ロビー。

そしてこちらが出発ロビー。(その距離30歩)

出発ロビーの待合室(ねことかがうろうろしてる。(笑))

空調は扇風機のみ


往復で508RM(1時間フライトにしちゃちょっと高い)

今回は時間がなかったので飛行機にしましたが、バスでKLからメルシンという港まで行き(6時間 片道25RM)、そこからフェリーでティオマン(2時間 片道35RM)という方法もあります。これだと往復120RMでいけますが、移動が長い上に、乗継・海況によってはメルシン一泊ということになるので、今回は回避。

島内、船移動

ティオマン島には道路網が、ない。
よってもって、もちろんタクシーも、ない。(つーか自動車が、ない。)
島中に点在している村と村の間は深~い森で阻まれていて、基本ボート(シータクシー)で移動する。
空港のあるテケッ村から、今回滞在したサラン村までいったが、1人だったので料金70RM(高いっ!)
うまくフェリーの時間に合えば、もっと安く動けるそうだが。

サランまで送ってくれたボート。
スピード出すので結構ゆれて、面白い!

・・・とまぁこんなバラバラとした移動を、完璧にアレンジできちゃった自分にちょっと感動。(←自画自賛)
インターネットさま様です m(_ _)m

*香港への移動はちっともおもしろくないので、完全にカットで。(めんどくさくなっただけじゃ。。。)


Tioman Trip 2012 -旅程&費用-

2012年09月09日 05時44分21秒 | 旅のこと

またしてもお久しぶりのこのブログ。(*実は書いてる本日すでに9月9日。)
書きたいことが目白押しで便秘気味、この際書きたい順に書いちゃいます。

 さてさて今年の夏旅一発目、マレーシアはティオマン島というところに行ってまいりました。
さらにそのあと会社の研修で香港にも行かせてもらい、全体の旅程はこんな感じ。
8/16 23:45 羽田発 エアアジアX D7 523
8/17  6:10 クアラルンプール着
    11:15 クアラルンプール発 Berjaya Air 
    12:15 ティオマン島着
8/21 11:30 ティオマン島発 Berjaya Air
    12:30 クアラルンプール着
    16:40 クアラルンプール発 エアアジア AK1654
    20:35 香港着
8/25 21:05 香港発 エアアジア AK1655
8/26  0:50 クアラルンプール着(空港のラウンジで夜明かし)
    14:30 クアラルンプール発 D7 522
    22:30 羽田着

行先は2か所なのに、フライト計6回!
しかもKLではLCCTから「スバン空港」というマイナーな空港までタクシーぶっ飛ばします。
我ながらアクロバティックに組みすぎて、乗継ぎがうまくいくかどうか実は気が気じゃありませんでした。
(詳しくは「めっちゃ仕事した感」の記事にご紹介。)

結果的には、完璧&スムーズ、「成せば成る。フっ」とほくそえみましたよ。
しかも交通費合計で、84,962円。これだけ移動してる割には、かなりReasonableなんでない?!
さらに68,490円は会社からReimburseしてもらえるので、夏旅としての交通費は16,472円!(すみません・・・)
羽田-KL往復 30,300円 (1年近く前のセールで買ったからね。)
KL内移動(LCCT-Sban) 3,500円(タクシー1時間70RMx2)
KL-TIOMAN往復  12,972円(508RM x2)
KL-HK往復 38,190円 (1,506RM。さすがに直前だし高かった。)

VIVA AIR ASIA!
VIVA 円高!!

費用の話になったので、ついでにほかの費用についても備忘記録。
(*ほぼすべて現金払いでレートがうろ覚えだけど、たしか1RM=28円くらい。)
ダイビング 990RM (AOWコース+追加1ダイブ)
宿泊     540RM(135x4 高い!)
島内移動  105RM(行き70帰り35)
食事など  200RM
LCCTでの荷物預かり 140RM
合計     1,975RM (55,300円)

交通費16,472円と合わせて71,772円。
4泊5日のダイビング旅行としてはかなりいい感じなんではないかい。
(エアチケット全部もったら10万越え、かなり高くついちゃうので注意。普段はこんな弾丸トリップしないけど。)

次は実際の旅のお話~