拝啓、Bovensiepen様。

November of 2004, It was love at first sight...

働き者、安心感をありがとう。

2006-11-01 11:09:45 | Car of the past
いやあ、懐かしいなあ。W210型、E230です。
9年間我が家にいました。よく走ったんですよ、コレが。

主要諸元を紹介しておきましょう。

ディメンション/エンジン

全長×全幅×全高:4800mm×1800mm×1435mm
ホイールベース :2835mm
車両重量    :1440kg
総排気量    :直4DOHC/2294cc
ボアxストローク:90.9mm×88.4mm
最高出力    :150ps/5400rpm
最大トルク   :22.4kgm/3700rpm

動力性能的に見れば、大したパワーではありませんが・・・。
メルセデスにしては珍しく「回して嬉しい」タイプのエンジンでした。
加速感はゆっくりだけど、加速自体は延々と続いていく。
ATはキッチリとレブまで回す設定。
今はキックダウンしてもレブの手前でシフトしてしまうクルマ多いですね。
最大トルクとの関係で効率を求めるからなのでしょうか?

B3に乗っている今から振り返っても、W210のこのエンジンは面白いと思います。
SOHCではなく、DOHCというのがミソ(←超重要)。
あ、そうそう。この時は上位モデルもV6ではなく、直6でした。直6の3.2L。直6の回転バランスが好きなんですよ。V6ばっかり乗っている人には、たぶん分からないと思うのですが。
さあ、そこのアナタ!直6に乗ろう!(笑)

ドライブ・ライド感は「フラット」の一言ですね。
現行モデルよりもフラット感ありました。世間的にはコストカットでひどい出来と言われていましたが、コストカットされたのは主に内装だったような。
初期モデルでしたが、安心感は十分感じられましたよ。
でも、W124乗りの人に言わせれば、W210は駄作だそうです(苦笑)
とにかく安定志向でした。弱アンダーで躾も良かったし。
我が家のE230は直4の鼻の軽さを生かして、スイスイ走れるモデルでしたね。
絶対的なトルクが重量をカバーできる程ありませんから、出だしは鈍いですけど。
ある程度の速度に達してしまえば、後は超安楽GTへ変化。
クルーズコントロールなど使おうものなら、重くなってくる瞼と格闘(笑)
ファブリックのシートでしたが、今ほどパツパツに張っているわけでもなくなかなか座り心地は良かったですね。
でも、やっぱり後席のほうが快適だったなあ(笑)

燃費もさほど悪くありませんでした。
重いボディをアンダーパワーなエンジンが引っ張るので、市街地走行(Stop&Go)はL当たり6km台がいいとこでしたが、高速道路主体だったら普通に12~13km台/L記録していましたから。
その頃はガソリンも安かったですし、長距離は重宝しましたね。
故障も少なかったですし。9年間乗って冷却水漏れの一回のみは優秀でしょうね。

このクルマに乗っている間、親父の「BMW製・直6はいかに素晴らしいか」を延々と聞かされて育ったせいか、今に至るわけです(笑)
果たしてここは親父に感謝するところなのだろうか・・・?

画像は、過ぎ去りし日のE230。大磯PAにて。

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