拝啓、Bovensiepen様。

November of 2004, It was love at first sight...

インテリアをシフトしたクルマ。

2007-07-19 11:34:36 | Car of the past
やっとこさ記事を書けるゆとりが出来ました。
そんなわけで、今日は私が初の営業車に選んだティーダについて綴ってみようと思います。
注:以下の感想は当時のものであり、かつ個人的なものです。また、現在の仕様とは異なるかもしれませんがご了承下さい。

付き合いの関係上、日産車を買うことになった2年前の平成17年6月9日。
サファイアブラックのティーダが家に来ました。
(注:画像はウチのクルマではありません)
平成17年3月登録、4300キロのクルマでした。
前車は先代のRAV4。
綺麗に乗っていたので、それなりの値段がついて嬉しかったのを記憶しています。

ご存じない方のために一応ご紹介しましょう。
ティーダ。
全長4025mm、全幅1695mm、全高1535mmの5ドア・ハッチバック。
FF(4WDモデルも有)で1.5L(上位モデルは1.8L)の心臓を持つCセグメント・カーです。
旧態依然としたサニーから脱却するために、名称をスパッと切り捨てて日産が攻勢に出たモデルですね(正統後継モデルといえるセダンは、ティーダラティオの名前でハッチバックの発売から暫くして市場に導入されました)。

そんなティーダは、FFレイアウトを最大限有効活用し、長めに取ったホイールベースで従来の国産コンパクトカーになかった乗り心地を実現したクルマでした。
また、発売当初のCMでも盛んに宣伝された通り、この価格帯(ベースグレード150万~)では滅多にない内装の質の良さがありました。
例えば、木目は明るい色調のもので、ト○タのようなギトギトのしつこい木目パネルではありません。
シートもベージュに近い色で統一されていて、真っ黒内装のつまらなさとは無縁です。
毎日仕事に使うクルマですからね。
少しでも気分は明るくしたいわけです(笑)。
とにかく、内装のレベルに関しては日産の売り文句もまんざらウソではなく、手放す時まで不満は感じませんでした。

乗り心地も総じて満足の行くものでした。
突然の大入力を受け流す程のレベルのサスではありませんでしたが、それでも後席の居住性が良く、レッグスペースが長大なため、後席の家族からは非常に好評でした。
後に乗り換えるカングーと比較すると見劣りするものの、このクラスの国産では、今でも求め得る最上級に近い乗り心地を持つクルマと言えます。
燃費は良くも悪くもないといったところでしょうか。
長距離では13キロ/Lくらいは出ていたと思います。

そんな褒め殺しのティーダですが(普段はもっと毒吐くのにって?・笑)、動力性能に関しては不満だらけでしたね。
もっとも、コレは私のCVT嫌いがその多くを占めているということもあるのでしょうが・・・。
私のティーダは15Mというグレードでした。
ベースグレードよりはちょっとマシなレベル、といったところでしょうか。
毎度毎度思うことながら、国産のエンジンはスペック通りに感じるものが少ないですね。
ティーダもそうで、さりとて車重が有るわけでもないのに、とても1.5Lとは思えないトルクのなさでした(エアコンONではもっとひどくなります)。
これに回転数と車速がシンクロしないCVTが組み合わされているので、何とイライラすることか。
床まで踏んでも全然加速しません(ノンターボの軽自動車並み・笑)。
いつものんびり運転する人には良いのかもしれませんが・・・せっかちな私には、かったるくてどうにも我慢が出来かねるものでした。
一旦流れに乗ってしまえば、そこからはさほど苦労はしないのですが。

長大なホイールベースも、一長一短です。
乗り心地面は最高なのですが、小回りが効かなくなるため(FFだからなおさら切れない)、意外と都心の一方通行だらけの狭隘な道では苦労しました。
しかも、フィーリングが最高にデッドな電制ステアが、どれだけ切ったら良いのかを分かりづらくさせていました。
ですから、運転して楽しいクルマではありません。
あくまでもタウンカーです。長時間走行にもさほど向いているとは思えませんね。
シート自体は、いわゆる凹型の疲れるシートですし。

・・・そんなわけで、動力性能でストレスが溜まったティーダとの日々は、長くは続かなかったのです(写真が一枚もありませんでした・笑)。
昨年の7月にカングーと入替。
そのあまりの差に愕然とした私だったのでした。


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