拝啓、Bovensiepen様。

November of 2004, It was love at first sight...

相棒にカングーを選ぶ、Priceless(笑)

2006-10-31 16:43:57 | Weblog
注:今日は長文です。ご注意下さい。

はい、ウチの営業車君です。
おかげさまで(?)私のカングーは4ヶ月間順調に過ごしてきました。
うん、えらいえらい。先代のポロに比べりゃあ、国産車並みだ(笑)

特にトラブルらしいトラブルはこれといってありませんね。
インテリアパネルのガタピシとか、ATの馬鹿さ加減は買う前に納得&予想済み。
過度な期待をしなければ、裏切られることはありませんからね。

現在の走行距離は3700キロ弱。
3000キロを超えてから、サスやエンジンに「アタリ」が付いたのか目下絶好調。
いつもより多くブンブン回っております(笑)

乗り心地もますます良くなりましたね。柔らかいけれども芯は硬い足が、良く出来たシャシーと、これまた良く出来たシートとマッチして何とも言えない心地よさ。
カングー、B3と比較してもそんなに遜色なく乗れますね。
これは逆に言うと、B3の快適性がずば抜けていることの証明にもなると思います。

『あ~、絶対寝るな、コレ。』(笑)
納車からちょっと経ったころに行われた東京タワーでのセカンドカーオフミ。
147、スイフト、ゴルフワゴン、レガシィ、C4+カングーが集合。
上のセリフはryoさんと井戸さんのものです。お二人ともカングーのシートが気に入られたようでありました。・・・嬉しかったなあ。

下記の簡易レポは、そのオフミの直前にryoさんに宛てて書いたメールです(一部抜粋・再構成)。4ヶ月後の今と比べて見てください。

<カングー ユーザーレポート>

 7月1日の納車から20日。冷静な自分を取り戻したので(笑)レポートを寄稿させて頂きます。あ、これからの内容については個人的主観の入りまくりの部分も有るかと思いますが、どうかご勘弁を。

○シート・パッケージング

 この車のハイライトは非常に出来のいいシートと積載能力ですね。当たりが凄くふんわりしたシートですが、いわゆる凸型なので腰が凄く楽です。一日中都内を走り回らなければならなかったり、山梨の方まで山道を延々走らなければならない場合でも疲労は最小限度でした。伊豆への旅行の帰りに5時間渋滞に巻き込まれても全く問題ないくらい、シートは満点ですね。
 前席シート自体が大きいのと、荷室に容量を食われて後席は多少狭めです。それよりも問題は後席へのアプローチで、スライドドアの開口部が狭いので乗り降りがしづらいです。ステップもやや高めなので、足腰の不自由なお年寄りを乗せる場合は要注意です。また、このスライドドア全開時の固定部分がだいぶ後ろなので内側から閉める場合はかなり力が必要です。もうちょっとスムーズに開閉できるといいのにとは思います。
 荷室はかなり広大です。後席に人が座れる状態(もちろんトノカバー装着)で、二人分の釣り道具(竿、仕掛け道具箱、特大のクーラーボックス)+一泊二日に必要な荷物をのせても、まだ余裕で物が積めますね。道楽車には最高かもしれません。立体駐車場には入りませんが。

○フットワーク、ミッション、エンジン

 乗り心地はこのセグメントではかなり上位の部類かと思います。サスペンションがいい仕事をしているようで、路面の凹凸をなかなか軽快にいなして走ります。ロールの挙動も穏やか、かつ最低限で、無茶な運転をしなければ同乗者が酔うことは無いと思います。もっとも、この乗り心地がどの位もつのかと言う疑問はあるわけですが・・・。
 ミッションはダメですね。シフトショックは大きめで、時折しゃっくりします。一定の速度(60km/h+)で走り続けている時は何の問題も無いのですが、山道などアップダウンの激しい道を走ると、意図しないシフトダウンをしたりしてちょっとお節介な感じがあります。聞いたところによると学習機能つきだそうですが、早く滑らかなギヤチェンジをして欲しいものです。
 さて、エンジンです。テンロクなのですがやたらとトルクフルです。国産の2L並みに感じるのは私だけでしょうか?まだ慣らし中なので90km/h以上は出していないのですが、そこまでの加速力を考えると、結構気持ちの良いエンジンのようです。音は、まあ、それなりなんですが(笑)
 
○使い勝手、燃費等

 日常のアシグルマとしては、優秀でしょう。小回りは5.2Mですから、さほど神経質になるほどでもないかと。FFの標準レベルだと思います。ただ、ちょっとステアリングがスローなので、小回りする時や車庫入れなどでクルクル回さないといけない場面が多々ありますが。パワステが重めなので大奥(母)には不評であります。S130Zの重ステをサバいた豪腕も今は昔・・・といったところでしょうか(笑)
 街中での燃費は非常によろしくないですね。6~7km/Lといったところでしょうか。ストップ・アンド・ゴーが多い街中はキツイですね。ハイオクですし。ただし高速を走ると、とたんに12km/L走るので、ちょっと安心。

○総括

 よく出来た車。仕事で使うにはうってつけでしょう。ルックス良し、長距離良し、大量の荷物良し。乗り心地も文句ないし、小型車にありがちな「安物臭」がしないので満足しています。しかし、使い方がファミリーユースオンリーになった場合、燃費と後席の乗り降りのしにくさがネックになりそうです。 
 最後に。ルノーに対する偏見を改めます。正直こんなにイイと思わなかった。カングー、オススメです。どうか故障しませんように。


故障はしていません。・・・今のところは(笑)
4ヶ月経ってもいい所しか見えない。いまだかつてそんなクルマに出会ったことはないです。ルノージャポン、やるじゃない(笑)

長文失礼致しました。
画像はある晴れた昼下がり、都内某所にて。

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2 コメント

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カングー「幸せ車」 (ryo)
2006-10-31 20:01:39
ごくたまに輸入元さんでは、珍しく玄人向けのモデルを入れる(・・てしまう)ことがあります。数少ない例の一つが、カングーだと思います。以前からそう思っていました。マニュアルミッションも選択できるし。

言い方を換えれば、まさにtomさんのために造られた車ですね。tomさんのような方・・拘りとそしてビジネスと環境的にもオールラウンドに使える車。

オーナーの気持ち、ライフスタイル、深い趣味性にシンクロした車を「幸せ車」と、最近勝手に呼んでいます。井戸さんのC4やフォードSTシリーズ、イプシロンなど・・コーベットZ06もそうですね。

残念ながら、147も相当幸せ度は高いですけど「マイノリティ(これが大切・笑)」という面から見れば、カテゴリーから外れるかな。所詮今のアルファはもはや「大衆化」してますから。メーカーもそれを望んでいるようです。

B3とカングー・・幸せな選択ですね、tomさん。それもかなりのレベルで。
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幸せ車。 (tom)
2006-10-31 20:53:18
尖った所がないプレーンな車の魅力がカングーにはあるような気がします。印象を余り与えない、ということも時には必要になることがありますからね。
仕事車にする以上、派手な車にはできない(実は147も買おうとした時期がありました・笑)もので・・・。

ryoさん認定の「幸せ車」の中にカングーを入れていただいてとても嬉しいです。
ホント、ryoさんとクルマの趣味合いますよね。私もSTやC4、Z06といった車は好きですし、機会があれば乗って見たいと思っているクルマです。
アルファはいいな、と思い始めたところでディーラーが潰れてしまったのです(泣)
フィアットも入ってましたから、もしかしたらカングーはグランデプントになっていたかもしれませんし、ニューパンダ4×4になっていたかもしれません。
残念ながら擦れ違ってしまいました。

私のイメージ。イタ車に乗る人は「一刻者」!(笑)周りの視線は考えずに一直線。「漢(おとこ)」を感じます。
ryoさんはスマートですけど、案外絶対譲れない一線は引いていたりしますか?

情熱の赤を纏った147。私は絶対「幸せ車」だと思いますよ!

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