拝啓、Bovensiepen様。

November of 2004, It was love at first sight...

秋の近畿・北陸ツーリング(4日目)

2010-10-11 22:21:08 | Touring Report
皆さん、こんばんは。

ゆっくりと寝られた昨晩。
私にしては珍しく、「アー・・・」以外の言葉を喋る事が出来ました。(笑)
この日も朝からメシが美味く、たらふく食ってご馳走様。
人柄の良い宿のご主人に掛けられた、帰り道への気遣いに感謝して出発です。

不信心な私の願いが聞き届けられたのか、空はカラリと晴れ。
道中一番の秋晴れとなりました。
こうなると、俄然走りたくなってきます。
幸い今日の宿は岐阜県ですから、距離的には寄り道をしても余裕があります。
というわけで、午前中は能登島をウロウロしてみることにしました。

七尾からK47で能登島大橋を渡ります。
そんなに広い島ではないのですが、道は面白いです。
海岸沿いは狭い道もあるのですが、内陸の方はいつぞや走った茨城の広域農道を思わせるような良好路。
距離はそれほど長くありませんでしたが、久々にB3のキャラクターが活き活きする道に出会い思わずニンマリ。
周りに人家がないのをいいことに、残り少ないタイヤをさらに削る行為に没頭。
いやー、楽しいことこの上ないです。

ひとしきり走って気が済んだところで、ちょっと眺めの良い所で休憩します。
去年走った新潟の笹川流れも綺麗でしたが、能登島からの日本海もこれまた素晴らしい。

青と青のコンビが美しく見える日本海。
透き通るような海ではないのですが、夏の残りを感じさせる日の光を反射して、何とも言えない風景に仕上がっています。
地元で毎日見ていればさほどの感慨もないのでしょうが、日頃アスファルトをうろついている人間には感動をもたらします。
こればかりは新鮮な喜びが得られる観光客で良かったと思う次第です。
・・・もしかして、太平洋より表情が豊かなんじゃなかろうか?

15分後、再びレカロに乗り込みB3を走らせます。
修理したフライホイールの具合もすこぶる良く、ブレーキもジャダーがなくなり快適。
平日だからか、海沿いにしては珍しくクルマも少なく、これまた快適。
気分良くR160を走って南下、石川県に別れを告げて富山県に入ります。

時間はそろそろ昼時。
予定通りの時間に氷見に到着です。
市街地周辺が混んでなくて良かった。

漁港を見学したりしながら、その一角にある食堂に入ります。


ツーリングマップルにも掲載されているここ、海寶(かいほう)では新鮮な魚がリーズナブルな値段で食べられるとのことで立ち寄ってみました。

氷見と言えば鰤(ブリ)。
特に寒くなる時期の鰤は特に脂が乗っていて美味いったらないのですが、私達が訪れたのは10月。
少し早いかな・・・と思いましたが、嬉しい誤算でした。
分厚く切られた刺身の鰤はコリコリと身が引き締まっていて美味かったです。
鰤のあら汁も素晴らしい美味く、もちろん骨だけを残して完食です。
ちょっと量が物足りませんでしたが、まあ当初の目的である「氷見の鰤」を食べられたので良しとしましょう。
今までが食い過ぎだったのを考えれば、ちょっと少ないくらいが良いのかも知れませんしね。
・・・晩飯もあるしね。(笑)

美味かった鰤の味を反芻しながら、再び出発です。
東海北陸道に飛び乗り、岐阜県へ。
友人Yの希望を聞いて文化遺産・白川郷の合掌造りの集落を訪ねてみる事にします。
ここは以前立ち寄る機会があったのですが、3年と6ヶ月前の飛騨・高山ツーリングではwataさんとk7さんの不審な動きに釣られて思わず山の中を走ってしまったので思いっきりスルーした場所。
その時は「いずれまた来ることもあるでしょうから今回は走ります」と明言した私でしたが、図らずも今回観光することになりました。






ううむ、確かに文化遺産になるだけあって、貴重な建物ですねぇ。
集落はほとんど全部こんな感じで、ちょっとタイムスリップした感じになります。
外国人観光客が多いのも頷けます。
っていうか、外人さん。
ニコニコしながら必勝ハチマキとか買ったらあきませんて。(汁)

正直もう少しここにいて見学したかったのですが、チェックインの時間が近くなってきます。
本日の宿は旅のクライマックスということで、恐れ多くも懐石宿。
遅刻したらアカンという思いから、ついついアクセルも床にくっつき気味になります。
しかし、そういう時に限って交通量が多いもの。
3時を過ぎ、飛騨清見ICを降りて一般道を走る頃にはチンタラ走行へ。
こんなん付き合ってられんとK73に入ったあたりでペースアップ。
国道通るよりも峠かっ飛ばした方が気分的にラクということもあり、R257からK86へアクセスします。
ほぼセンターラインのない1車線の峠でしたが、思ったよりは走りやすい道でした。

K431、R257、K41を走ると、旅の終着点である下呂に到着します。
三大名湯の一つに数えられる下呂、一度泊ってみたかったのです。

予約時間きっかりに到着、宿にチェックインします。
世話になるのは懐石宿「水鳳苑」
ウェルカムドリンクを飲むのもそこそこに大浴場へ。
さてさて、名湯はどんなもんかなっと。
アルカリの泉質はヌルッとした後にツルツルになるので気持ち良いですね。
「美肌の湯」と例えられるのも納得。
私は男ですが、これはまた浸かりに来たいと思うような湯でありました。

風呂から上がり、今度は部屋にある風呂で「下呂富士」と呼ばれる小高い山を見ながら入浴。
今日で楽しかった旅も終わりなんだし、思う存分最後の夜を堪能するべく、空きっ腹を抱えて部屋に戻ります。
で、最後の晩餐は・・・










・・・松茸さん、ニオイだけだなんて言ってゴメンナサイ。(伏)

こうして、美食三昧の旅最後の夜は更けていくのでした。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
体重・・・ (k7)
2010-10-12 21:56:47
大丈夫ですか??(ニヤニヤ)

こんばんは。tomさん。

美味しそうな物満載ですね!!
旬を味わう・・・日本人でよかった!!と思う瞬間でしょうか??

立ち寄らなかった白川郷。
私もいつか家族とリベンジしたいと思います。

写真もいい感じですね~!!
構図も素敵ですね。(ニヤニヤ)
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体重は (tom)
2010-10-13 21:27:17
あと800グラム落とすと元通りになります。(笑)

k7さん、こんばんは。

旬を味わう・・・確かに。
旅館の方が組んだメニューがほとんどですから、自然とそうなるわけですが、やはり美味いですねぇ。
これだけ贅沢三昧するとコンビニメシが非常にマズく感じます。
もっとも、2~3日で元の貧乏舌に戻りましたけれども。

白川郷、舐めてましたがいいところでした。
兼六園もそうでしたが、ああいった日本的なモノや場所って、ある程度トシを取らないと良さが分からないモンですよね。
いやー、オッサンになって良かった。(爆)

写真、k7さんに褒められると尚更嬉しいです。
最近、広角レンズが欲しくなってきました。(レンズ沼/汁)
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