秋の東北ツーリング＜最終日・山形～東京＞

皆さん、こんにちは。

ツーリング５日目は、東京に帰る日です。
前夜の宴の残滓を朝風呂で洗い流して、気の進まない日常への一歩を踏み出すことにします。
それにしても・・・平日にＢ３に乗れるなんていうのは、私にとっては最高の快楽であったはずなのに、溜息が出るのは何故なのでしょうねぇ。（笑）

さて、平日に高いカネ払ってただ高速に乗って帰るのもつまらない。
折角なので、かの「笹川流れ」を拝みに新潟方面へステアリングを切ります。
鶴岡市内をチンタラ走り、Ｋ３３４からＲ３４５へ。
時折バカナビに騙されたりしながら（怒）、Ｋ５２をサクッと走ってＲ７に復帰。
勝木から海岸線を地元のクルマと共に南へ。
山と田んぼばかりだった景色から一変、ゴツゴツした岩が連なる日本海が目の前に広がってきました。

私の日本海のイメージというのは、それまではまさに「東映」のアレでした。
そう、真っ黒い海が波しぶきも激しく岩場にぶつかるアレです。
日本海は寒くて暗い海なんだと思っていたというワケです。
いやはや、これはモノ知らずもいいところ。
我ながら、想像力の欠如も甚だしいですねぇ。（汗）


１０月の初日としては暑いほどの日差しを浴びて海岸線を流すと、日本海の穏やかさが見えてきます。
信号待ちの間にカモメがゆっくりと旋回するのを見ていると、そんな一面を感じることができました。


時間は丁度お昼時。
道の駅に入り、道中最後のメシを食うことにします。
海沿いらしく、どれも美味そうな魚料理なのですが、その中でも一際目を惹いたのがハラコ丼。

要はイクラ丼なのですが、ほんのり甘い味付けが堪らない一品でありました。

程良く腹が満たされたので、腹ごなしに白浜をちょっと散歩してみることにします。


岩さえなけりゃ、沖縄にも負けない綺麗な海だと思います。
澄んだ色、鮮やかなブルーに、しばらく見惚れていました。。
尚、展望スペースには恋人達が記念にくっつけていったのでしょうか、南京錠がいくつもついていました。
思わずワイヤーカッターで全てをブチ切りたい衝動に駆られましたが、立つ鳥後を濁さず的精神でひたすら六根清浄を唱えてその場を去りました。（感動台無し／爆）


仕方がないので、スカイラインクーペとちょっと遊んで貰います。
仕様はサッパリ分かりませんが、なかなかフットワークも良く、単調になりがちな海岸線の時間を楽しい時間に変えることができました。
ドライバーさん、ありがとうございました。


高速も順調そのもの。
関越道も圏央道も順調でした。
パンダと仲良くなったりしないように気をつけながら（笑）、マイペースで走行。
そして数時間後、闇に包まれた見慣れた街へと辿り着いたのでありました。。

・・・・・・

平日に休みを取って出かけるロング・ツーリングはこれで２回目。
夏休みも盆休みもない私にとっては、これが唯一と言っていいリフレッシュ休暇。
宿も道もメシも文句ナシ。
欲を言えば高所からの景色が良ければなあといったところでしたが、新しい発見や驚きもまた数多くあり、概ね満足出来る旅行だったように思います。
また時間とカネが手に入ったら、旅に出たいと強く思いました。

最後に、補足的事項を書き記しておきます。
５日間の総走行距離は２１５９キロ。
通算燃費は１０．２８ｋｍ／Ｌと、こちらも言うことナシ。
動力伝達系は不機嫌なこともあったＢ３ですが、内燃機関に関しては何の不満もないようです。（笑）
結構、結構。

長々と駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。（礼）