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なんで、その価格で売れちゃうの? 永井孝尚著 2018.11.29

2019年08月10日 21時22分38秒 | Atsushi
なんで、その価格で売れちゃうの? 永井孝尚著 2018.11.29
《読む目的》価格設定を考える
《お勧め度》★★★☆☆
《発見》継続して「貸す」サブスクリプションモデルで、お客さんとの関係がかわる。お客さんの体験を常にアップデートしていこう。

《ポイント》
はじめに
いくら頑張っても儲からないのは、価格戦略を知らないからだ

第1章
水道水と同じ味なのに、100円のミネラルウオーターを買う理由
◼︎人の心を数字に繋ぎ止める「アンカリング効果」(行動経済学と価格戦略)
・2002年ダニエル・カーネマン「行動経済学」ノーベル経済学賞
・結婚指輪は給料の3ヶ月分

◼︎「プロスペクト理論」
・人は同じ金額でも、得するという「お得感」よりも、損するという「損失感」の方を、やり強く感じてしまう。

第1部
値下げしても儲かるカラクリ
(よいものを安く売る仕組みをどう作るか)

第2章
なぜミシュラン1つ星の香港点心が激安580円なのか(コストリーダーシップ戦略)
・日比谷「ティム・ホー・ワン」

◼︎やらないことを決め、価格破壊を実現するコストリーダーシップ戦略

・アマゾン「わが社よりも5%安く売るところが出てきても、何の心配もいらない。私が気にしているのは、わが社よりも優れた経験を提供する企業が現れることである」

第3章
参加費0円。婚活パーティーのナゾ
(無料のビジネスモデル)
◼︎手数料0円だから中国ではホームレスでも電子マネー
・ガラ空きのスキー場が「19歳リフト券無料」で大復活「雪マジ!19」

第4章
服は「売る」よりも、月5800円で「貸す」が儲かる(サブスクリプションモデルと現状維持バイアス)
◼︎https://mag.app-liv.jp/archive/83040/
・サブスクリプションモデルで溜まるデータは宝の山
・継続して「貸す」サブスクリプションモデルで、お客さんとの関係がかわる。お客さんの体験を常にアップデートしていこう。

第5章
1000円の値引きより、1000円の下取り
(適応型プライシング、保有効果、クーポン)
◼︎70代は食べ放題1000円引き(適応型プライシング)
・お客さんの行動を変えるダイナミック・プライシング

◼︎1000円の値引きより、1000円の下取り(保有効果)

◼︎クーポンを作れば、値下げと定価販売を両立できる(クーポン)
・値引きするなら客を絞りこめ

第6章
商品数を1/4にしたら、6倍売れたワケ(フレーミング効果)
・人間、第一印象が9割
◼︎行動経済学が明かす松竹梅マジック
・選択肢が多いことはストレスになる

第2部
値上げしても爆売れするカラクリ
(お客さんを見極め、高く売る)

第7章 大人気・順番待ちの1本25万円生ハムセラー(バリュープロポジションとブルーオーシャン戦略)
◼︎渡辺直美がブレイクした理由は「希少性」

◼︎1杯3000円のコーヒー
・コピ・ルアク(野生のジャコウ猫)

◼︎お客さんに高い価値を提供する「バリュープロポジション」戦略

◼︎ブルーオーシャン戦略

第8章
価格を2倍にしたら、バカ売れしたアクセサリー
(値ごろ感と価格設定方法)
◼︎「大切なのは、値ごろ感」SONY盛田昭夫氏

︎◼︎売れない理由は2つだけだ。
・商品の魅力が、ない
・値ごろ感が、ない

第9章
1ドルの値下げのライバルに、1ドル値上げで勝ったスミノフ(顧客ロイヤルティとブランド)
︎︎◼︎松崎しげるの「ブランド戦略」
・サクラクレパス「まつざきしげる色」

◼︎大切なのは、首尾一貫していること

おわりに
価格を知ることは、人の心理を知ることである


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