goo blog サービス終了のお知らせ 

Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

D.Gray-man 第188夜 「聖戦ブラッド」 1

2009-11-03 00:29:48 | D.Gray-man
やっと帰ってきました、ディグレ!!\(* ̄▽ ̄*)/
折しも、早売りを買いに行ったら初雪でした。
(止んだ3分後には土砂降りの雨になりましたが(^_^;)
私がディグレを読む時は、割と雪と縁が深い。
事故以来、保険屋と大ゲンカ中だよのディグレ第188夜

D.Gray-man 第188夜 「聖戦ブラッド」

今回、SQが「ディグレパーティ」を銘打つだけあって、実に情報が多いです。
事前にアップした総集編の情報以外にも先生のインタヴューとか団報とかどっさり記事があるので、立ち読みはキビシイと思います。
買いましょう! ファンなら!(笑)

これらの情報は後回しで、さぁ、とにかく本編にゴーゴー!!

「仮想19世紀。
 ぼくらの世界は終末に向かっている。
 悪性兵器AKUMAと共に終末計画『暗黒の三日間』の発動を企むノアの一族。 そのリーダー千年伯爵と世界救済を掲げ、設立された組織『黒の教団』
 両者の長い聖戦が続いていた」

ジョニーのナレーションで始まったディグレ。
こういう裏歴史がなくても、19世紀の第1次・第2次大戦で人類は壊滅的な未来へ向かっていってるんですが、仮にアレン達が勝った場合、この歴史はリセットされちゃって、別な未来が人類に訪れるんでしょうか??
たまに勝ったけど、国から徴兵されちゃうリーバーさんとか考えちゃって、イヤになったりすんですけど(^_^;)

どーせ、ディグレで日本はもう滅びちゃってるので、平和になろーとどーでもいいけどなっ(笑)

「ぼくらの希望はイノセンスと呼ばれる神性兵器。
 その神(イノセンス)に適合した使徒『エクソシスト』に託されていた。

この言葉をバックに見開きカラーがドーーーーン!!\(* ̄▽ ̄*)/
センターですが、見開きです。
いつもの4人組とリンクたん。
絵はとっても素敵なんですが、塗りが何~んか雑っぽい?
SQ表紙、19巻や総集編のカラーやプレゼント色紙の塗りが先行し、見開きの主線を入れた辺りで力尽きたような気がします(笑)
主線やリナリーの表情とか凄い生き生きしてるんだけど。
一番好きなのはプレゼント色紙の神田だな。マジ綺麗だ。


「ぼくらは信じてる。
 この聖戦を乗り越えた先には、信じた世界がきっとあるよね」

このモノローグをバックにワイズリーの魔眼をまともに食らって、目や体から血を噴出して倒れる神田。
えええええええええ∑(; ̄□ ̄A
出会って一秒ですかっ!?

あら、じゃあテワクちゃんはどーなったの??

と、思う間もなく、舞台はノア襲撃30分前の北米支部。
ジョニーがトイレで吐く原因になった「第三E計画」(サードエクソシスト計画)の本格導入の為の研究会議中。

レニー支部長がアルマ=カルマを封じ込めた魔方陣の上に立って説明。
高温なのか湯気がひどいようです。
ジョニーは初めて教団の暗部に触れるって事でビビってますが、リーバーさんに促されて何とか研究者達の輪に入ります。

「近づいても危険はありませんわ。
 彼には意識がありません。
 名称は『アルマ=カルマ』。
 AKUMA卵核との融合に成功した唯一の母胎ですわ。
 今回、開発した5名の第三エクソシストには彼の細胞が使用されています」

目を見開いたまま眠るアルマには手首、足首、腹と刺青が施されている。
胸には神田と同じ梵字。
左半身は綺麗で長髪だが、右は頭頂部から胸、右腕にかけて大きな縫合の跡が無数に残っている。
頭や右肩のあたりは特にひどい。一旦バラバラになったパズルを組み合わせたよう。

アルマって男だったのね(^_^;)
名前からして女だと思ってました。
いや、私にとってアルマといえばFFTのアルマでなく、F.E.A.Rのアルマたんでね(笑)

ジョニーは「人体実験」の生き証人に激しい衝撃を受けますが、他の科学者達は至って科学者的な反応。
「長官がずっと隠し持ってたらしいよぉ」
「身内の僕らにも黙ってたなんてさぁ~」
といいつつ、アルマをしげしげ見てます。

アレンと年も変らない少年が「何故第一母胎になってるのか」思わず問いを発する
ジョニーに「第二エクソシストだから」とリーバーの代わりに答えるペックさん。

「アレは只の子供じゃない。
 9年前、教団が造り出した人造使徒の『成り損ない』なのだよ、マシューくん」

君はこんな低レベルな発言しちゃダメと当てこすりを忘れないペックさん。
小物臭がプンプンですが、リーバーさんの品格の高さを見せる為のキャラなので、特に腹も立ちません。こーゆー人はむしろいないとね(笑)

しかし、本部こそ昔はこういう実験の拠点だった訳で、リナリーが覚えてる位ですから、少しは証拠や記録だとか当時の職員が残ってる筈で、どんなにコムイさんが徹底的にお掃除しても、アラや膿みは残ってるもんですが、こんなにジョニーがピュアでいられるのは不思議な感じがします。
まさかホントに「幽霊」の噂しか残ってないなんて、そんなあなた(笑)
ほんの数年前の話なのに!?
ラビが入団した時にジョニーはいたので「ホントに教団の暗部なんて全っ然知らなかった」って事あるんだろうか??
少なくとも、リナリーのトラウマについては知ってるんだから、それにまつわる事は多少なりと知ってる筈なんだが、でも、スーマンの咎落ちは余り知らなかったみたいだし、リーバーさんは皆にどんな説明してたんだろうか??
マシュー君でも知ってるのに?(セカンドの事とかは知らないけど)
入団して間もない…なら解るんですけどねぇ。


レニーさんの講義は続く。

「常人の肉体では卵核のエネルギーに耐えきれず、直後に壊死してしまいます。
 高い再生能力を持つセカンドなら、その耐久時間ははるかに長い…。
 
 セカンドについては班長クラスの方なら御存知よね?
 そうじゃないヒラの方は資料をお読みになって」

言われて慌てて分厚いファイルを捲るペック君とジョニー。
予習の時間はなかったのかしら?(笑)
2人を横目で見守るペックさんがかわいいです。悪い人じゃないんだよなぁ。

でも、そのファイルに綴られていたのは恐ろしい内容。
バクちゃんがかつて神田に泣いて土下座して謝った黒歴史。

「第二エクソシスト。
 人造使徒計画の研究で生み出された2体の被験体のことである。
 
 被験体「Alma」の暴走。研究所職員 計46名、皆殺し。
 生き残ったのは――」

レニーの講義を中断し、ズゥ爺様がアルマに向かって歩み寄る。
来とったんか、ズゥ爺様。神田との話がこんなとこで繋がるとは(^_^;)
休載しなけりゃ、多分こんな形にはならなかったんでしょうけど。

「ズゥ先生、何を…?」
「どいてくれ、アルマと話したい」
「今は会議中です…バク…!」
「少しだけだ、話させてやってくれ」

止めようとするレニーを必死で止めるバクちゃん。
実験の当事者達としては色々あるんですね。
レニーがズゥ先生と呼ぶところを見ると、多分ズゥ爺様も魔道系なんでは?
科学者系の匂いがしないし。
バクちゃんのひい爺さんが魔導士だし、封印の管理とか他の魔導士が複数いても不思議じゃない。特にこの計画は数人の上位魔導士が必須だろう。
あら、そしたら、神田達の梵字はズゥ爺様の仕業?
ん~、まだ解んない。「あの人」でもなさそうだし。

解ってるのは「セカンド計画」と「サード計画」の趣旨は全く別物だって事だけです。サードはセカンドの利点を利用したに過ぎないし、セカンドが成功してなけれなければ成立しなかった。


「アルマ…」

アルマの封じ込まれた魔方陣の上に涙を零しながらズゥ爺様は語りかける。

「信じられんかった…。本当にアルマなのか……。
 こんな所に…。
 まだ…現世に留められておったとはなぁ…っ」

涙を零して嘆いても、シワだらけの手で顔のあたりを擦ってやっても、アルマの半開きの瞳は何も動かない。
ただ虚空を見据えたまま。
そんなズゥにルベりエは言う。

「呼びかけても応えませんよ。
 もうずっと昏睡状態のままです」
ズゥ爺はギロリとルベリエをねめつける。

「マルコム…アルマの生存をなぜ すぐ知らせなかった…!」
「こんな機会がなければ、一生お伝えするつもりはありませんでした。
 『彼にはこれからも道具として生きて頂くことになりました』なんて言って
 あなた方は承諾しましたか?

 あの実験の指揮をとられたチャン家。
 そして、エプスタイン家。
 あなた方はアルマに当時の御領主を惨殺されていらっしゃる。
 こちらとしても気遣ったつもりだったのですがね」

壁や床一面、血みどろの研究所を血だらけで歩く子供の後姿。
アルマの暴走。
研究所の惨劇。
第2エクソシスト実験の結果。
ただ2人で始ったばかりの実験は、その序盤で終了した。
神の領域に土足で踏み込んだ禁忌の扉を閉めざる得なかった。

バクちゃんもレニーも身内を、多分親をアルマに殺されている。
自分の親達が悪かった。
だから、少なくともバクちゃんは神田に謝罪する。
でも、それでもアルマに対してはどうなのか。
身内として、完全に割り切る事はできまい。

レニーさんがレベル4襲撃事件を踏まえて、ルベりエの誘いに乗ったのは、その感情が絡んでるからだと思う。
親はアルマにひどい事をした。でも、アルマも私の親を殺した。
だから、プラマイゼロで帳消しにしてあげる。許してはあげないけど目を瞑る。
その代わり、親が目指したこと、果たせなかったことをもう一度私にさせて。
その肉体を貸して。
それで皆が救われるなら、もう一度禁じられた扉を開けたい。
責めは戦いが終った後で負うから。


「せめて…神田ユウには……知らせてやる慈悲もなかったのか…!」

だが、ズゥ爺様には到底承服できない。泣き、歯噛みしながら訴える。
あの悲劇をまだ続けるのか。
こんなにズタズタになった子供をまだ利用しようとするのか。
肉体を暴いて暴いて暴いて、どこまでこの子に、物言わないのをいい事に奪おうとするのか。
平和の為と嘯けば、全てが許されるというのか。

「なんの意味があるのでしょうか?」

それをルベリエは溜息で一蹴する。
「彼らは『ともだち』だったそうではありませんか。
 知らせたところで苦しむだけでは?」


ジョニーは2人の会話を背後に聞きながら、ファイルのページをめくり続ける。
知らなければならない。
黒の教団で長くいながら、孤高を保ち、誰も受け入れようとせず、加わらず、任務を果たす以外何も見ようとしない黒い剣士の事を。

第二エクソシスト。
選ばれた二人の子供。
蹲り、膝を抱え、心を閉ざすおかっぱの黒髪の少年に、短髪の少年が歩み寄る。
彼のただ1人の仲間。被験体の片割れ。
アルマ。
アルマは彼の前にしゃがみこんで、Vサインを作る。
2人だけに解る二本の指の意味。

「被験体「Alma」の暴走。研究所職員 計46名、皆殺し。
 生き残ったのは――もう1人の被験体」

 『YU(ユウ)』


「私らがふたりを殺し合わせたんじゃぞ!!!」

ズゥ爺様は絶叫する。
『ともだち』同士を、この世でたった二人の仲間で殺し合った。

殺さねばならなかった。
「ともだち」を止める為に。
友達を「救う」為に。

ファイルの最後はこう綴られている。

「『YU』は「Alma」が再生しなくなるまで、彼を バラバラに 破壊した」

それがジョニーが吐いた理由。



報告書として、この文章は抽象的過ぎますが、神田の過去ダイジェストでした(^_^;)
神田があんな人間になってしまうのも無理はないな。
最初の仲間を殺す事から入ったんじゃ、二度と仲間を作ろうなどとは思うまい。
神田がAKUMAを倒す事、任務を果たす事、それ以外に目的意識を作らず、自分の命に頓着しなくなるのも仕方がない。

アルマをバラバラにした時、恐らく神田もバラバラになってしまったのだ。
アルマをバラバラにしながら、神田も自分をバラバラにしてしまったのだ。

愛する者を壊して、壊れてしまったのは、アレンだけではない。

神田もだった。
神田も繋ぎ合せたアルマと変らない。
無理矢理、糸で繋ぎ合せた体で生きている。
バラバラな体の閉じきれない傷口から血が滲み出て、地面に蓮の花を咲かせるけど、彼はその命の花を踏んで歩く。踏んで生きる。

「あの人」に出会うまで。


あれ、そうするとやはりあの人ってアルマ?
アルマにもう一度出会わないと終らないって事?
そして、研究所の皆様全滅なのに、そこにマリちゃんがいたって件は一体どーなったよ??
マリちゃんはたまたま偶然そこにいただけで、職員の頭数に入ってないので、全滅の数に含まれなかったって事??
ティエドールさんが1年間神田を連れまわしていた件もあるし、当然マリちゃんと一緒にティエドールさんもいたと考えるのが自然だよね。

恐らく、この事件の顛末を見届け、アルマと一緒にバラバラになろうとしていた神田を現世に引きとめたのが、ティエドール元帥なのかな?
アレンにとってのクロスみたいなものか?
ティエドールさんが神田を甘やかしてるのは、それかな?


さて、これから伯爵の「突撃!北米基地の晩御飯~♪」ですが、タイムアウトなので、続く。


最新の画像もっと見る

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (阿佐ヶ谷)
2009-11-04 21:01:40
ここに記載されてありましたコメント群は一旦「保留」という形にして下げさせて戴きました。

ご了承下さいませ。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。