ヘレスとお茶 Jerez and Tea

停まらず走り続けよう~
Thru drinking teas & practicing flamenco

ファイブ・イージー・ピーセス

2008-10-19 00:59:39 | 映画
監督のボブ・ラフェルソンたちは、当時ゴダールを見ていたのかなぁ

逃避を続ける主人公は、気狂いピエロのベルモントに
重なって見えるんです

コバクスの見事なカメラワーク
人物アップや心象風景が新鮮で

ニコルソンが演じているのは
何も愛さない、本気にならない男

アメリカ映画なんて子供の映画だと
批判する人が時々いますが

40年代のFILM NOIR そして内省・内向する70年ころの
アメリカ映画には怖いほどの
不条理や人の生き様がこめられています

かつての自分自身に重なるものがあり
なにやら、こみ上げてきました

そいつが暴れないようにふたをして
サラリーマンに専念していたのが
今の自分自身なんだなぁ...

闇の子供たち スバル座 阪本順治

2008-10-05 17:23:51 | 映画
重い原作ものだから、躊躇しつつも

今週打ち切りなので駆け込みでした

演技の部分では子役や外国人はいつもの阪本組の
芝居になってなかったと思います

時間もなかったろうし、それはやむなしか

でも本も、撮影も、日本人役者の芝居も
阪本さんのぞくぞくする映画でした

タイガーマスクの終わりのうたの口笛や
海賊盤撲滅Tシャツ 笑いました