この壁の色が「シエナ色」といわれる美しい色ですね。
さて、シエスタです。
真夏のシエナは毎日暑く、だいたい35度くらい!
この間も書きましたが、乾燥しているので、過ごしやすいんだけど、
昼、しかも12時過ぎると、この街の人たちは、シエスタに入る!
最初は、「ほんとに寝てるのかな?」と思ってたけど、実際皆、寝ている!
学校のあき時間に、始めの頃は、よく銀行に換金に行っていた。
銀行も30分くらい並んで待つのは普通。しかも外に並んでいた。
そして12時になると、受付の人が、ニコニコと窓を閉めてしまうのだ!
えー!?うそ? それで、並んでいた人たちも、当然のように帰っていく・・・
皆、家に帰ってランチとシエスタするのだ!
忙しい日本では考えられない!
そこで、少しずつお金を換金していた私たちは困ってしまい、
道路に設置されていた’自動換金機’を使うことに。
これは写真がなくてすごく残念なのですが、街のポストのような大きさで、
あちこちに設置されていて、ドルその他の外国紙幣が、その当時のリラに換金できる自動販売機のようなもの。
円もあったので、そこへ1万円札を入れてみると、
ジャラジャラとすごい音で、リラのお札とコインがでてくる!
でもこれも、’泥棒大国イタリア!’では、大変で、すぐに’ジャポネがお金換えてる’と、周りは鈴なりの人!
’キャーあぶない’と、お金をかき集め、必死にその場を去る私・・・
お金をかえるのも楽じゃないのでした(笑)
休日はどうやって過ごすかというと、何と土曜の昼12時ごろから、街中の店が閉まってしまうのだ!
これも信じられない!実際、困った私たちは、
土曜の授業は午前中、少し前に抜け出して、土、日の食料を買出しに。
24時間いつでもあいてるコンビ二大国の私達には、この時間も逆に新鮮だった。
日曜の朝は、街中シーンとして、人も歩いていない。
皆、どこいったのかしらと思っていたら、
午前中は、皆さん、教会にいました。
熱心なカトリック信者の多いイタリア。
日曜の午前中はミサの時間。
私達も、にわか信者!になって、日曜は、教会で静かにお祈りしてました。
近くのブリキ屋さん。毎朝、このロボットが店に前に登場
帰国してからも、このシエスタの癖がなかなか抜けなくて、困ったけど(笑)
暑ければ,休む。休日は体を休める。当たり前のことが、忙しい日本だと、別の世界の話のようで、
でも人間は元来そういう風にできているんだなあと、強く実感したことでした!
次回は、毎日通っていた歴史あるキジアーナ音楽院の貴重な写真です!
お楽しみに!
最近、早朝はオペラの映像を観ていることが多いのですが、
気に入った映画もありました。
ダイアン・レインの『トスカーナの休日』
レンタルで借りてきてすごく気に入ったので、DVDを買って、ほとんど毎日観てます。
家事の合間に少しずつ流してる感じ・・・
アメリカで離婚して、トスカーナに旅行に来た主人公が、そこで古い家を買って、
修復して、トスカーナの住人として、生活するお話・・・
絵のように美しい風景、美味しそうな食卓でのスローフード・・・
丘の上の小さな街、コルトーナ、海岸のポジターノ・・・綺麗ですよ!
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