ポンペイの遺跡

2007-08-29 06:13:39 | イタリア

紀元前79年に、ヴェスヴィオ火山の大噴火のため、灰に埋もれた街、ポンペイ。

18世紀に発掘された古代遺跡。

繁栄していた街がそのまま遺跡として残っています。

この後ろの山が、ヴェスヴィオ火山。

文化がすばらしく発達した街だったから、ローマからやってきたお金持ちなんかが、

集まってワイワイやってたときにでも、大爆発したのかなあ・・・

これリアルな写真ですけど、爆発があった後に、そのまま人の形が残っていて、

そこにセメントを流し込んで作ったらしいです。

損傷が少なく、文化の発達した生活ぶりが、

よくわかります。

と、いうことで、無事ポンペイも廻った私達は、

お世話になった家族に別れを告げ、

一旦ローマに入って、2ヶ月のイタリア生活を終えたのでした。

「ナポリを見てから死ね」とはよく言った言葉で、本当に綺麗なナポリの景色を最後に、

大好きなイタリアの旅行記、終ります!

ちょうど今年の1月1日から始めた!?こんなに長くなると思わなかったなあ。

チャオ!イタリア!

次回からはオランダ編。

学校の宿舎にはいって2週間だけの生活なので、

イタリアに比べて短いですけど、

その中でのオランダ体験!書いていきます

次回は9月の2週目から。また忙しくなるので、

時間の出来たときにしますね。

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ナポリ!ソレント!

2007-08-22 04:58:12 | イタリア

陽気な南部の街、ナポリ。

紀元前7世紀に古代ギリシア人がやってきて、植民地としたのが始まり。

ナポリの名はギリシア語で新都市(Neapolis)が語源とか・・・

地元の友人兄弟の案内による観光は、

実に楽しく、過ぎていきます。

この写真は、1734年から1860年までブルボン王朝の建物として使われた王宮。

内部が、ロココ調の豪華な部屋、家具、織物なども展示してあります。

かつて、日本の首相がった村山さん(社民党の)が、G7で腹痛をおこしたのが、

確かここだった!

ミラノのスカラ座、ローマのオペラ座と並んで、

イタリアの3大歌劇場の1つ、サン・カルロ劇場。

オペラ上演がない時期で、内部も見学できたのだけれど、時間がなくてここは断念!

そして車でやってきたのが、この「帰れ、ソレントへ」の歌で有名なソレント。

レモンチェッタを飲みながら、この崖の下のほうまで降りていって、

あまりの海の綺麗さに、

友人が止めるのもきかず、持っていた水着を着て、

私だけ泳いでしまいました!

2ヶ月前のオランダで、友達皆で自転車を借り、1時間以上も乗って北海にたどり着き、

初めてのヨーロッパの海水浴をした私。

ずいぶん南にきたけれど、どうしても水の感触を確かめたかった!

       でも、泳いでよかった・・・です!

       ソレントの海は綺麗だった!

次回は、長かったイタリア旅行記最後のページ、ポンペイです。

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イタリアは危ない国?

2007-08-08 05:04:15 | イタリア

旅の途中ですけど、なかなかUP出来なかったイタリアの泥棒事情!?

イタリアを旅行された方、大丈夫でしたか?

’泥棒大国’なんていったら聞こえが悪いですね。

でも噂にはきいていましたが、2ヶ月の滞在期間、

本当にいろいろなことがありました!

私を含め、メンバーは何ともなかったのですが・・・

周りの人たちが、やっぱり遭ってしまいましたね。

                             

フィレンツェで偽ポリスに騙された、キジアーナの生徒だった新婚夫婦・・・

ローマのバスの中で、現金かなり盗られてしまった方・・・

この方はすぐ警察にかけこんだらしいのですが、ポリスはニコニコして

’今日はこんなに泥棒事件あったよ’と、束になった紙をみせてくれたとか・・・

あっぱれ!イタリア!

ローマやシエナの鉄道の駅の広場には、その当時すごい数のジプシーの家族がいて、

女の子とかが、1本の薔薇を持って、’お金を下さい’といいにくるのです。

かわいそうなんですけど、聞いた話では、

日本の男の人たちが、よく腰につけてるポーチの下に板をガン!とぶつけて、

びっくりしている間に、ジプシーの子供達がワーッとその下にもぐりこんで、

パスポートも全部盗られる!んですって。

日本人観光客は特に狙われやすいですよね。

映画『トスカーナの休日』でも、ダイアン・レインがローマでイタリア人3組に言い寄られる場面、ありましたけど、

私たちも、いつも女の子ばかりで行動していたので、

よくそんなことがありました。

でも、そんな時、年下のメンバー達は、日本人らしくニコッと笑ったりするので、

1番年上の姉御の私が、眉間にしわをよせて「NO!!!」

と叫ぶと、男の子達は、いつも一目散に逃げていきました(笑)

いろんなことがあって、あとからいろんな話もきいたけれど、

やっぱり大好きな国イタリア!

そのあまりのおおらかさに、やっぱり愛せちゃう不思議の国、イタリアです。

ナポリは、地元友人にがっちり守られての、超!安全観光でしたよ。

来週は、お盆なので1回お休みで、

8月残り2回で、8ヶ月にわたったイタリア編、終ります!

何だかんだと長く続きましたねえ(笑)

9月からは、オランダ編ですよ

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ナポリの家族

2007-08-01 05:12:19 | イタリア

ようやくナポリに着いた私達、

やれやれと思ってホテルを取ろうとしたら!何と用心棒にきてくれたM君がパスポートを忘れてきていた!

これではホテルは泊まれないと、先にナポリの友人に連絡。

M君はナポリの彼の家に泊まることに!

仕方がないので、女の子4人で取ったホテルが、これまたすごいホテル!

南部は5000円で5つ星!という感じだから、このときは1000円以下?(笑)

まあどうにもこうにも、ドアまでよくしまらなくて、

でも4人ともハイテンションのままきていたので、

なんとかなる!とスーツケースでドアを押さえたりして、大丈夫だったのです!

でもめちゃくちゃだったけど、ホント楽しかったなあ。

まるで修学旅行!こんな旅行はこの時期だったから出来たんだろうなあ・・・

さて、ナポリの彼は、授業を受けてるときは、地味目の気のいい男の子、という感じだったのですが、

なんと地元では相当のおぼっちゃま!

すごく大きなお屋敷に、たくさんの家族と住んでいたのでした!

さっそく次の日から、そのご家族のお世話になることに。

イタリア南部の人は、ますます明るい!

その大歓迎ぶりはすごいもので、親戚の人も集まってきて、

お庭でお母さんの手作りパスタをいただきました!

大きなテーブルで、私達が感激して食べていると、

今度は近所の人たちが、初めてのジャポネを一目見ようと、

庭の柵のところにわんさと押しかけて、もう動物園状態!

でも初めて食べる本場のナポリタンは、トマトソースの海の幸いっぱいの、

おいしいいおいしいマンマの味でした

 

そして、ナポリの彼と妹の強力な!案内で、私達はナポリを満喫したのです!

次回はソレント、ポンペイまでいきますよ!

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ナポリへの旅

2007-07-25 04:42:04 | イタリア

かくして、ようやく最後のナポリへと向かった私達。

シエナでのクラスで、ナポリ出身の男の子がいて、

「是非!最後の旅行に遊びに来て!」といわれていたので、

南部は一応危なくないようにと、シエナで知り合った日本から料理の勉強に来ていたM君、メンバーの弟分ということで、

ボディーガード?の代わりになってもらい、

フィレンツェで合流し、ナポリへの列車の旅となったのです。

イタリアの電車、列車なんて、時刻どおりにくることが珍しい。

このときも予定より1時間くらい遅れてきて、

人々もなにも文句をいうのでもなく、

列車は走り出したのですが、どれほどか経ったときでしょうか。

山のなかで突然!列車が急停車。

そのうち走るだろうと、のんびりしていたが、一向にその気配がない。

M君が、隣の車両できいてくると、何と「山賊に襲われた!?」

ホントかしら?

                          でも、2ヶ月もイタリアで生活していて、

完全に’イタリア時間’になっていた私達は、全然気にならず!

「いいじゃない、練習でもしよっと」と弦の子達は、自分の楽器を出してそれぞれ弾き始める。

その車両は、私達だけの貸しきり状態だったので、

何とものんびりした時間になりました。

日本では考えられない!

結局1時間以上も停車して、何事もなかったかのように走り出したので、

そのままゆられていきました。

ものすごく長い時間をかけて、ようやくナポリ駅に着いた私達。

ホテルもヴェネツィア、などと同様、現地で決めるのですが、

ここでまたまた問題が!

続きはまた来週!

上の3枚の写真は、ナポリのブルボン王朝の王宮のお庭?

すごく綺麗でした!

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ローマ再び Ⅱ

2007-07-11 21:39:09 | イタリア

今日は残りを少しだけ・・・

ローマといえばやっぱりここ、「トレヴィの泉」

肩越しにコインを投げて、1個だと再びローマに戻れて、

2個だと恋人と結ばれ、3個だと別れられる?

なんかきゃーきゃーいいながらの記憶しかないですけど(笑)

あと「真実の口」もしっかり行ったんですけど写真がないなあ。

今度ローマに行くことがあったら、

やっぱりゆっくりヴァティカン廻りたいですね。

ローマで強烈な印象だったのが、イタリア編の最初にUPしたカラカラ浴場跡のオペラ『アイーダ』ですね。

夜中のというか明け方4時近くまで、しかも野外で観たオペラは、

今でもすごく鮮明に残っています。

それでは、あとは、ナポリですね。おかしなことがいっぱいありました


ローマ再び Ⅰ

2007-07-04 06:26:44 | イタリア

イタリアの首都ローマは、約3000年の歴史を誇る’永遠の都’

ローマの街は7つの丘からできているといわれています。

ローマ市内の道は、非常に細かくわかりにくい。

広場を中心に見るといいともいいますね。

最初の写真は市内観光の拠点、’ヴェネツィア広場’

 

映画『トスカーナの休日』でも、ダイアン・レインがローマに最初に着いたのがここでしたね。

これは必ず教科書にありますね’パンテノン神殿’

1800年以上も前に作られた!

オリンポスの神々を祭るための神殿で遺跡の中でも最も原形がよく保存されてるそうです。

これを写真で撮ろうとすると、こんなになるんですよ!

このときは2人で廻ってたので、信頼できそうなお兄さんにカメラを撮ってもらったのです。

でも、今更ながら、高校の「世界史履修問題」

知らないでいると、旅行したときにも、すごく不便ですよね・・・

次は、あの’スペイン広場’

オードリーヘップバーンが、ソフトクリームをなめながら階段をおりてくる名場面。

この階段は137段。階段の上には、古代エジプトのオペリクスも立っていて、

後ろのほうは、トリニタ・ディ・モンティ教会があります。

だいぶここで時間を過ごしました。

そして、フォロ・ロマーノ。ローマ観光の中心ですね。

ローマの政治、司法、宗教、商業の中心がこのあたりに集中してたのですね。

ここは遺跡だらけ。歩くのも相当時間が必要。

これはイタリアシリーズの最初にUPしたコロッセオの西側にありますね。

’コンスタンティノ凱旋門’

暑い中よく歩いて、かなり見て回りました。

やっぱり旅行も体力ですね

長くなってしまったので、続きはまた来週!

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ヴェネツィア

2007-06-27 04:24:05 | イタリア

ようやくヴェネツィアに到着した私達。

まず驚いたのが、街中、海の香りでいっぱいだったこと!

そうですよね。大小160の運河と約400の橋で構成されている’水の都’

たった1泊の滞在でしたが、メンバーと初めてのヴェネツィアを存分に楽しみました。

ゴンドリエ(漕ぎ手)のカンツォーネをききながら、ヴェネツィアでしか味わえないゴンドラ観光を!と思ったのですが、

もうすでに手元に所持金が悲しいことになっていたので・・・

写真だけ撮り(笑)、運河を走る水上バス、ビリエットで、水の都を廻りました。

これは、橋の上にお店が並ぶ美しいリアルト橋。

このあたりは、細い路地が多くて、アクセサリーやヴェネツィアガラスのお店がたくさんあって楽しかった!

サン・マルコ寺院のあるサン・マルコ広場をぶらぶらして、

ヴェネツィア共和国の総督の住居だったドゥカーレ寺院へ。

9世紀から15世紀にかけて、アドリア海を支配する女王と呼ばれた共和国時代。

その栄華を象徴する2階にある世界一大きな油絵のティントッレット作「パラディッソ」の天井画は見事!

この宮殿は、また囚人の牢獄でもあり、、囚人はこのため息橋を渡って、外界から完全に遮断された独房にはいります。

実際、その独房を全部見てきましたが、当時の囚人の人たちが書いた落書き?なぐり書き?などいっぱいあって、

非常にリアルでしたね。

ここから、2階のすばらしい天井画の部屋にいくと、天国と地獄を同時に見たようでした。

映画「リトルロマンス」は、零時ちょうどにこの橋の下でキスを交わした恋人は、

永遠に結ばれる、という伝説から生まれたのですね。

名残惜しく、ヴェネツィアを去り、もう1度ローマに寄ってから、最後のナポリです。

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塔の街 サン・ジミニャーノ

2007-06-13 05:34:01 | イタリア

 

旅行記は、少し戻ります。

シエナで勉強していた2ヶ月間、学校の準備に追われ、

日曜は、練習か、身体を休める日にしていたのですが、

あのパリオの前日、ちょっと小旅行、ということで、スペインの子と日本人3人で、

すぐ近くの街、サン・ジミニャーノに遊びに行ってきました。

12~13世紀頃、貴族達が見張り塔として、またその権力を誇示するために建てたという塔が、

当時は72基も乱立していたらしいのですが、今はそれも14基になり、

争いの多かった街は人工7,000の静かな街になっています。

土と石の匂いが遠い時代の風を感じる、中世の古都、サン・ジミニャーノ。 

                             

シエナもそうでしたが、路地を入ると、ふと今が何時代かわからなくなってしまう。

辛口のワインが有名な街。

トスカーナサラミもおいしい! 

 

シエナへの帰りのバス、なぜか路線を間違えてしまって、

3人とも名も知らない街に、降りてしまった!

バスも全然来ないので、仕方なく近くの丘に腰を下ろして、

トスカーナの真夏の太陽の下、3時間ほど、ずっと座ったままだったけど、

不思議な感じに襲われて、

何だかずっと昔からその場所を知っていたような、

懐かしい、胸の底からわきあがってくる何かを感じた不思議な1日でした。

 

次回は、ようやくベネツィアにいけますね(笑)

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ウフィツィ美術館 Ⅲ

2007-06-06 05:50:22 | イタリア

 

第25室へやってきました。ミケランジェロの『聖家族』

鮮やかな色と、ダイナミックな構図です。

色彩感覚が見事!ここには、ミケランジェロの影響を受けた画家の作品が並びます。

同じ部屋にあるロッソの『モーゼ、イェトロの娘たちを守る』

旧約聖書の「出エジプト記」を題材にしたもの。

フィレェンツェ派の作品。

第10から14室がボッティチェッリの『春』。

おなじみの絵画ですけど、実物を目の前にすると、

あまりの美しさに、言葉を失います。

近年の修復の結果、オリジナルの華麗な色彩がよみがえり、

従来、すすに覆われてはっきり見えなかった多くの草花が、

ヴィーナスの立つ地面に描き込まれているのが見えるようになったそうです。

研究者によると、これらの草花のほとんどは、今でもフィレンツェ地方に自生しているらしいです。

『ヴィーナスの誕生』

教科書にも載っていたこの作品。正直にいうと、それまでは、特に好きな名画でもなかったのですが、

この絵の前に立った瞬間、本物の持つ威力に圧倒されてしまいました。

特に右の女性の洋服の装飾など、すばらしく、

修復士の手を得て、現代に甦った名画の前に、声もありませんでした。

この作品のテーマは、古代神話、海の泡からヴィーナスが誕生し、貝に乗って風に吹かれて陸に向かっていく。

ヴィーナスが首を曲げ、腰を曲げた状態で立っているのは、誕生したと同時に、世の中のはかなさを十分承知しているためといわれています。

イタリア美術を代表するルネサンス様式の作品がずらりと並んだウフィツィ美術館。

メディチ家の偉大な権勢と威力に圧倒され、

作品のすばらしさと多さに、しばらく呆然とした数時間でした。

フィレンツェをあとに、ヴェネツィアに電車で移動しますが、

ここでちょっとブレイク。

次回はシエナからほど近い、塔の街、サン・ジミニャーノ。

シエナ滞在時に1日だけ観光できたトスカーナの街を先にUPしますね。

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