「悲劇の少女・アンネ」という本を初めて読んだのは、確か小学校6年の冬だったと思う。
今でも、気に入った本は、一気に読んでしまうが、
このときも、子供用だが結構厚かった本を、30分くらいで読んでしまった記憶がある。
そのときの衝撃・・・
初めて目にした、黄色い星・・・ゲシュタボ・・・かくれ家・・・
幼い私の心に、まざまざと刻まれた。
時を経て、縁があって、アムステルダムまでやってきた私。
アンネの家だけは見ておかないと、と限られた時間に、
アムステルダムの街を走って走って・・・
たどりついたアンネの家。
上の写真は、向かい側からみたところ、下の写真が、アンネの記念館。
この日はあまり、人も多くなくて、日本人観光客も1人もいなかった。
アムステルダム特有の間口が狭く、奥行きの深い建物は、
外部からでは中で何が行われているか全くわからず、
ナチス時代に迫害されたユダヤ人達には、絶好の隠れ家になった。
この家の奥に、第2次世界大戦末期、実際にフランク一家と知人8人が、
息をひそめて約2年間、生活していたのだ。
建物に入ると、すぐ驚くほどの急な階段を3階までのぼって、奥に向かうと、
あの書棚が。
本でも何度もみた’回転書棚’
でも、実際目の前で見ると、ここだけで、涙があふれてくる・・・
思っていたよりずっと狭い・・・
3部屋のうち1部屋は、アンネが実際使っていた部屋で、
思春期の女の子らしく、雑誌の切り抜き?などもいっぱい張ってあって、
展示してあった日記の実物は、
とても几帳面な字で、丁寧に書かれていて、
ますます涙が・・・
この記念館には5ヶ国語だったかな?パンフレットがおいてあって、
日本語のものも。
記念切手は買ってきて、大切にしまってあります・・・
当時のアンネのさまざまな思いがじかに伝わってきて、
言葉にならない強い衝撃を受けた時間でした。
でも行けて本当によかった・・・
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