2ヶ月のシエナ滞在の間、毎日のレッスン、練習、音楽会、日常の買い物など、忙しい毎日だったのですが、
1日のスケジュールを終えて、気の合う仲間が集まってきて、いろいろ話すひと時は、
本当に楽しい時間でした。
下の写真のように、カンポ広場は、ゆるい傾斜がついていて、周りはぐるっとカフェが並んでますが、
傾斜のところに座ったり、寝転んだりして、皆、自由に楽しんでました。
私が日本を発つとき、私の伯父に言われたのが、
’日本の古い時代に世界がどうなっていたかわかってないといかんぞ’
という事でした。
’えー?そうかなあ’と半信半疑で、高校のときの世界史と日本史の教科書、ただでさえ重いスーツケースに積み込んで来ていた私。
でも見事に伯父の行っていたとおりだったのです!
特に仲の良かったのが、スペイン人とイタリア人。
彼らは20代になったばかりだったのですが、他国の文化に非常に高い関心を示す!
また自分の国に、ものすごく誇りをもっていて、そのスペイン人とイタリア人は、
いつも、’自分の国のワインのほうがおいしい’などといい合いしてましたね(笑)
初めは各国のジャンケンや子供のときの遊びのことから、
どんどん文化の話になり、
’YOSHIKO、日本の茶道っていうのはなんだい?’
ときかれて、’ええ~!?’とあせって、お手前だけは基本が出来たので、
椅子の上に正座をして(!)カフェオレか何かのカップで必死にお手前をしてみせる私。
皆大喜びです。’その茶道が始まったのはいつ?’’ええ~?’年代を答えて、家に帰って日本史の教科書で確認する!
でも、その会話自体が、刺激的でおもしろい!
世界史を履修する、しないなんていってる場合ではありません!
学生の皆さん!歴史は大切です!
上の写真の2人は、ロンドンから来たデュオのコンビでしたが、
彼女達は、当時ロンドンが日本ブームで、デパートで、畳のコーナーがあるとか、
日本食が流行っているとか、いろいろ教えてくれました。
こんなこともありました。
仲良しのイタリア人の男の子が、来年は兵役で講習に来れないと悲しい話をして、その数日後、何と盲腸になってしまって、病院に入院!
クラスのみんなで、千羽鶴を折ろうと、日本人の私達が提案して、折り始めたら、
今度は、他のメンバーがびっくり!
’日本人は手先が器用で、全員同じものが作れる!’
と、これには、ブラボーもので、私達の方がびっくりしました(笑)
週末、20人くらいで、町外れにある病院に、バスに乗ってお見舞いに行きました。
それも、いい思い出・・・
学生ならではの、言いたい放題の毎日でしたが、
私にとっては、カルチャーショックと、新鮮な驚きが多かった!
出会えたすばらしい仲間に感謝です。
この間、コメント欄でかきましたが、インターネットの
’グーグルアース’というページ、おもしろいですよ!
最近、日本語になったらしく、世界のどこでも、3Dで楽しめますよ!
是非!お試しあれ!
『グーグルアースで地球を遊ぼう』
『グーグルアースで世界旅行をしよう』
どちらも無料で日本語版インストールの画面にとべるようになってます。
それではまた・・・
★★★《piano Yoshiko Official Site》 ←ホームページはこちらです。