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あいづわくわく学園 龍興寺 「国宝・一字蓮台法華経開結共」 会津美里町【6-1】

2013年10月05日 | 郷土史・史跡・施設
あいづわくわく学園 龍興寺 会津美里町【6-1】

25年度、地域の歴史・史跡などの現地学習、7月30日の会津美里町【6-1】では・・・
天候がわるくかなわなかった、龍興寺「国宝・一字蓮台法華経開結共」を2ケ月遅れで拝観できました・・・

画像クリックでスライドショーへ。BGMの音量にご注意ください。
道樹山 龍興寺・・・
画像クリックでスライドショーへ

会津美里町の龍興寺は、開山以来1160年にわたり再興や復興を重ねており
現在の本堂は比叡山開創1200年を記念して1987(昭和62)年に落成したものという

天台宗第三祖の慈覚大師円仁が848(嘉祥元)年に創建したとされる。

徳川家康のブレーンとして権勢をふるった天海大僧正が得度した寺ともいわれており、
境内には天海の両親のものと思われる墓も存在している。

しかし、天海と龍興寺を結びつける史料は存在していない。
そのため、天海が当地の出身で龍興寺ゆかりの僧であるという話は伝説の域をでていないという

敷地内の蓮池華芳園には毎年夏、20種類以上のハスが咲き誇り各地から大勢の観光客が訪れる。

国宝 一字蓮台法華経


これの拝観には指定温度、指定湿度を満たしていなけばならないという・・・
昭和27年に表紙、ひもは交換、痛みがはげしいお経の表紙にちかいところは
同じ素材の雁皮紙の繊維をかさねて修復されたという・・・

透かして見せてもらったら痛みの痕跡が透けて見えました
文化遺産を後世に引き継ぐために、1・3・5巻は奈良国立博物館に収蔵されているという

「この経巻は今からおよそ八百有余年前の、平安後期に三十名によって結縁書写された
法華経と開結両経の一品経写経・・・

雁皮紙に銀泥の線を引き、五彩の蓮台を描き、その上に優雅端正な経文字が墨書されていて
鮮やかな蓮華座と和様の書風が美しく、中には女性の筆跡と考えられるものもあり
静かな深い祈りをしのばせる荘厳経・・・

全十巻の内、一巻を失っているが、龍興寺がたどった度々の災厄をのりこえ、
しかも経巻という危うい材質にもかかわらず、会津の草深い寺で霊宝として護持されてきたこと
誠に驚くべき事実と・・・。それは日本芸術史上、仏教文化史上に特筆されるのみならず、

全国的に見て貴重な文化遺産であり、また藤原時代四大荘厳経の一つとして、
龍興寺一字蓮台法華経は平家納経・久能寺経・中尊寺経とならび称されている
破格の逸品なのである。」(龍興寺発行の解説文より抜粋)

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