しめ鯖作りだ。

  力君が、「しめ鯖」を作っている。

しめ鯖は店一番の売れ筋なのだ。

何はなくとも、「しめ鯖」だけはメニューに出し続けたいのだそうだ。

今日の鯖は「静岡」からやって来た。

漁をしてくれた人、物流に関わった人、・・・手元に届くまでに関わった人達に今まで以上に、感謝するばかりだ。

今まで、当たり前のように思っていた事に改めて考えさせられる時を与えられたのですよね。

しかし・・・

やっぱりスゴイと思う。

一週間前には、パンひとつ買うことが出来なかったのに・・・

今は、こうして「しめ鯖」を作ることが出来るなんて。

日本人の底力に敬服です。

いつものように・・・

出来上がったばかりの「しめ鯖」を、一口試食させてもらったら

いつも以上に「美味しかった」

春はもうそこまで！

店の裏にある梅の蕾が白くふくらんで来ました。

バッケが沢山出てきて、お店でもバッケの天ぷらやバッケ味噌が大活躍。

なんと！初ガツオまで登場して、まだ少し早い行者ニンニクをお伴にしています・・・。

昨日からは、蕨も登場中。

そろそろ、山菜バスターズもお尻がうずうずし始める頃になりました。

今年ほど春が待ち遠しい事はありませんね、、、日本中みんなにとって。

起こし頂けた事に深く感謝です。

昨日は恐る恐る店を開けました

震災後、電話が復旧するとかかってくるくるご要件は、全てキャンセルのみ。

当然とはいえ、日に日に落ち込み、前向きに頑張らなくちゃという気持ちが萎えてきておりました。

ご予約分の確保していた食材をもとに、昨日から営業をしてみようと思ったものの、いざ店を開けても、きっと誰もお越し下さる事はないと・・・それが今の状況なのだと自分達に言い聞かせていました。

そうした中、なんと！

4組のお客様が・・・

心の中では大号泣でした。

深く深く心より感謝を申し上げるばかりです。

お越し下さったお客様に、こんな状態の中で働かせて下さった事に・・・感謝です。

しかし！！感傷に耽ってばかりもいられません！

昨夜のご注文の動向によりまして・・・。

本日の超得おすすめメニューはこれだっ

「岩手県産黒毛和牛ランイチのローストビーフ」でござる！

このランイチ（ランプとイチボの中間部位）はかなりの大きさがありまして。

それをこのように適当な大きさにカット致しまして、、、オーブンで焼き上げるのでございます。

えも言われぬジュースィーな肉汁に狂喜乱舞する事、間違いないのでございます。

被災地に近いから、普通に過ごすというのは、とても気が引けるし、気持ち的にも、状況的にも到底普通ではいられるはずもありません。

でも、普通に近い気持ちで働き、毎日をおくり、自分達の力をつけて、ともに復興していかなければいけないと強くおもうのです。

偉そうに大変恐縮です・・・

明日から！

昨日からまた冬に逆戻りかのような寒さです

なるべく灯油も電気も節約しておりますが、「寒い」なんて言ってられませんです。沿岸の方たちの寒さはいかばかりかと案じています。

さてさて、、、お店の方と言えば。

ご予約頂いていた今週来週のご宴会は、総キャンセルに相成りました

いいんです、、いいんですっ。

お客様のお立場を考えましたら、当然の事なのですから。

・・・という訳で

大事に確保していた食材を使いまして、明日より一般営業をさせて頂く運びとなりました。

メニューは通常より内容と品数が変わりますので、一例ではございますがご案内させて頂きます。

・自家製ポテトコロッケ　200円

・グラタン各種　630円～

・県産黒毛和牛バラ肉ローストビーフ　600円　　

・県産黒毛和牛シチュー・パイ包み（又はライスを添えて）　680円

・小エビの天ぷら　480円

・和風サラダ（スモークサーモン仕立て）・フルーツトマト使用です　530円

・生ハムのイタリアン・サラダ　フルーツトマト使用です　570円

・出し巻き玉子　450円

・ふわふわオムレツ、フルーツトマトのソースを添えて　450円

・牛モツの味噌煮込み　580円

・焼き魚（ホッケ焼き、開き吉次、本シシャモ焼き、一夜干しイカ焼き）　530円～

・焼き鳥　250円

・ご飯メニューはおにぎり、お茶漬けなど

いつもの三分の一程度の種類になります、何とぞ宜しくお願い申し上げます。

何もお役に立てないのが歯がゆいのです。

依然として、震災以前より頂いているご予約はキャンセルが相次いでおります。

このような状態ですもの、当然です・・・あくまでも想定内です・・・ちょっとやせ我慢ってのもあります、ええ

自営業、特に飲食業にとっては、このような天災では、どうあがいても何ともなりません。

今日になってから、被災地にある飲食店で、無料のラーメンなどをお振舞いされている様子などを見ました。

非常時に、この仕事をする自分達にとって出来る事を考えさせられます。

今朝の新聞で、沿岸部の被災者が奥州市江刺区に約100人位、避難されるとの事。

現在はボランティアを募集されてはいませんが、ボランティアに並々ならぬ意欲を燃やす力君とその時には体をホロきたいと思うばかりです。

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