おお、ついに娘がECマルタでの辛く厳しい、はずのない
サマーキャンプから帰ってくる日が・・・・。
朝の10時、私の泊まっているホテル(Il Palazzin)
のロビーまで娘は送ってもらえることになっていた。
実際、ECマルタのTシャツを着た、さわやかな風情の青年が
娘を連れてきてくれた。
「おー、娘よ。よく帰ってきた、無事で!」
と感動の再会になるはずが。
まず、娘の右足に包帯が巻かれていることにギョッとし、
それから娘が着ていたTシャツが見覚えのないことにアララと疑問符がつき。
しばし、言葉を失ってしまった。
「どうしたの、その足、その洋服?」と聞きたい気持ちと
「よーく、頑張ってきたね」と褒めてあげたい、という思いが
せめぎあったのだと思う。
で、「どーう、頑張ってんの?」と
へんてこなことを口走る。
足は打撲したという、木から飛び降りて・・・。
Tシャツは日本人の中1の男のこからお古をもらったのだという。
ちょっとイヤーな雰囲気になりかけたとき、
サインだらけの帽子がその空気を振り払ってくれた。
なんだか、幼稚な字のかんじが妙にかわいい。
「どうしたの、これ」
と聞くと、
「あのね、友達になった子とみんなで記念に書きあったの」という。
どうも、フランス人、ロシア人あたりが多く、
ドイツ人、スペイン人やイタリア人もいたらしい。
東洋人は日本人だけ。
娘を入れて3人いて、女のこは、娘だけだった。
ずらりと並んだサインの勢いのよさが本当に微笑ましくて、
「世界にひとつだけの、2007年の夏にECマルタでしかありえなかった帽子」
に心から感謝したくなった。
サマーキャンプから帰ってくる日が・・・・。
朝の10時、私の泊まっているホテル(Il Palazzin)
のロビーまで娘は送ってもらえることになっていた。
実際、ECマルタのTシャツを着た、さわやかな風情の青年が
娘を連れてきてくれた。
「おー、娘よ。よく帰ってきた、無事で!」
と感動の再会になるはずが。
まず、娘の右足に包帯が巻かれていることにギョッとし、
それから娘が着ていたTシャツが見覚えのないことにアララと疑問符がつき。
しばし、言葉を失ってしまった。
「どうしたの、その足、その洋服?」と聞きたい気持ちと
「よーく、頑張ってきたね」と褒めてあげたい、という思いが
せめぎあったのだと思う。
で、「どーう、頑張ってんの?」と
へんてこなことを口走る。
足は打撲したという、木から飛び降りて・・・。
Tシャツは日本人の中1の男のこからお古をもらったのだという。
ちょっとイヤーな雰囲気になりかけたとき、
サインだらけの帽子がその空気を振り払ってくれた。
なんだか、幼稚な字のかんじが妙にかわいい。
「どうしたの、これ」
と聞くと、
「あのね、友達になった子とみんなで記念に書きあったの」という。
どうも、フランス人、ロシア人あたりが多く、
ドイツ人、スペイン人やイタリア人もいたらしい。
東洋人は日本人だけ。
娘を入れて3人いて、女のこは、娘だけだった。
ずらりと並んだサインの勢いのよさが本当に微笑ましくて、
「世界にひとつだけの、2007年の夏にECマルタでしかありえなかった帽子」
に心から感謝したくなった。