日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

広瀬隆の「原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島」を読んだ!

2011年04月03日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
原子炉時限爆弾
広瀬 隆
ダイヤモンド社


日本に帰ってもまともに外に出る気はしない。
水も飲む気がしないものの、大丈夫との発表があったというから
備え付けのイオン水になる器械を使って、お水を飲んではいる。

そんな私のどきどきな態度を感じてか、
主人が一冊の本を私に示した。
広瀬隆の「原子炉 時限爆弾 大地震におびえる日本列島」

広瀬隆の本を読むのは確実に怖いことだと知りつつ、
一日でいっきに読破。
フランスから帰って来たばかりで
時差ボケがあるため、途中うとうとしつつ、
何とか読み切った。

プルトニウムを使って、日本政府が企んだのは
なんだったのか?
まさか核兵器じゃあるまいな、
と広瀬さんはほとんどはっきりは述べていないながら、
一カ所でかなり明確に示唆していた。たった数行で。

まあ、政府の意向がどうであるのかはさておき、
日本に原子炉はまさしくバッドアイデアであることを
本当に論理的、科学的にこれほども丁寧に書かれちゃ、
あがないようがありません。

変なところに感動したんだけどね、
ヨーロッパで比較的軟弱な地盤のイタリアは
原発反対を徹底して、原発建設を阻止したそうです。
で、今一基もイタリアにはないんだって。
あの、「ケセラセラ」な国が自国の安全のために
原発を反対したんだよ。
なんか、感動した。


東海地震の可能性がもっとも高く述べられていただけに、
福島の原発事故はその警鐘かと思われます。
中部電力よ、東海地震に備えて
原発を停止しておくべきじゃないでしょうかね。

さて、本書の抜粋を。
・・・・つまり福島県から宮城県にかけて北上する
長大な双葉断層は、中央構造線の延長だったようである。
 その70キロメートルを超える双葉断層に寄り添って、
日本の原発で耐震性が最も低い270ガルで建設された
福島第一原子力発電所が6基、
そのすぐ南の福島第二原子力発電所が4基、
合計10基という巨大原発基地となって、
首都圏に電力を送っているのだ


いいですかあ、中央構造線というのは
日本最大の断層なんです。
それが、福島県の双葉断層とつながっている、ということ。
それを去年出版されたこの本で指摘しています。

東京電力の人が真摯にこの本を読んでいたら、
どんなによかったでしょうか!
コメント
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