シリウスの環

時事問題を弄るblogと化してしまいましたw
初めの主旨から大変革・・・。

「潔白なら自ら証明を」7割

2007-02-27 17:04:11 | ニュース
「潔白なら自ら証明を」7割(中国新聞) - goo ニュース
藤田雄山広島県知事後援会の政治資金不正事件で、2期目の知事選をめぐり元秘書が「金を渡した」と供述した現職県議10人の実名が判明したことについて、潔白なら自身で証明し、県議会も真偽を調査すべきだと受け止める有権者が7割近くに上ることが、中国新聞社の電話世論調査で分かった。

***以上一部引用***

有権者の怒りも尤もで理解はするのですが、潔白の証明って難しいかと・・・。
やってない場合、なんの証拠も存在しませんからね。
なにせ、やった事実がないんですから・・・。

通常、「ある」と主張する側に立証責任があります。
「ある」のあれば、必ず証拠や証言が「ある」のですから。

殺人事件を例にあげると・・・
「ある」と主張する側は、凶器や指紋など容疑者が犯行に関わった証拠を提示することができます。
しかし、「やってない」と主張する側は、せいぜいアリバイを証明するくらいですよね。
「アリバイがないから犯人」なんて事はありえません。

このように、「ある」と主張する側は比較的証明が容易なのに対し、「ない」と主張する側は証明が困難なことから【悪魔の証明】と呼ばれます。
語句の由来と現在の用法とでは若干異なりますけど。

まぁ、感情的には「潔白を証明しろ」と言うのも理解はしますけどね。
秘書の告発の裏づけ、受け取ったとされる議員の口座のチェック等を進めた方が効率的だと思います。

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