シリウスの環

時事問題を弄るblogと化してしまいましたw
初めの主旨から大変革・・・。

家電リモコン混信 チャンネル変えたら、ストーブ誤点火

2007-04-01 23:48:19 | ニュース
家電リモコン混信 チャンネル変えたら、ストーブ誤点火(朝日新聞) - goo ニュース
テレビやビデオのリモコン操作に反応して、勝手についてしまう電気ストーブが続々みつかっている。いずれもアジアでつくられた輸入品で、リモコンが出す赤外線の信号が一部一致して誤作動する。火事になる心配があるとして、経済産業省は今夏にも省令を改め、リモコンで電源が入る電気ストーブの輸入、製造を禁止する。すでに数万台は家庭や職場で使われているとみられ、ほかの家電製品でも誤作動が起きる可能性がある。

***以上一部引用***

このニュースを見て、思い浮かんだのは違法無線局(トラック等)によるストーブ着火です。
最近、ニュースになりませんが、違法無線局の送信によりストーブに着火するという事故が過去数件起きています。
これは、違法無線局の高出力送信によりストーブの電子着火回路が誤作動を起こすって内容だから本件とは関係ありませんが、ちょっと紹介。

で、本題です。

家電製品のリモコンの赤外線信号については、NECフォーマットが一般的なようです。(SONYは独自フォーマットですが)

リモコンの赤外線信号について簡単に説明すると
赤外線の点滅により機器を制御するものです。
NECフォーマットは消灯時間の長さで0/1を判別しますが、SONYフォーマットでは点灯時間の長さで0/1を判別すると言う違いがあります。
肝心の信号部分ですが、リーダー信号とデータ信号、ストップ信号で構成されています。
リーダー信号は「今からデータ送るよ」って信号でストップ信号は「データ送ったよ」の信号となります。
これは、NECフォーマット、SONYフォーマット共通です。

国内メーカーであれば、混信が起きないよう充分試験が行われているし、信号部のフォーマットも重複しないように検討されているでしょうが、海外の企業には期待できません。
他の機器への影響を試験するって発想すらないような気がしますからね・・・。
そもそも制御フォーマットを独自開発できるかって疑問もありますけど。

本来であれば、輸入業者がそこまで確認をすべきだったと思いますが、まさか混信するとは思わなかったんでしょうね。
海外の製品を輸入する以上、いろんな可能性を考え検討をすべきだと思います。
まぁ、電波制御と違って赤外線は見通しでしか制御ができないから、前述の違法無線局の件よりはマシですけどね。

輸入元の森田電工のHPをみたら、誤作動を起こしたのはSONY製リモコンのようです。
SONYが独自フォーマットではなくNECフォーマットに準拠していれば起こらなかった事故なんですね。
なんでSONYはここまで独自フォーマットが好きなんでしょうw

費用の安い海外製品を輸入することに反対はしませんが(安全なら)、海外と日本では規格が異なる点が多いので輸入業者はあらゆる検証を行ってから輸入をして欲しいと思います。


規格を期待するだけアホらしくなる国もありますけどね。
お隣の某国ではミサイルの誘導周波数と国内の携帯電話の周波数帯が重複して有事の際はどちらかを規制しないといけないらしいし・・・。
周波数割り当てを考えろよw

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