改正道路財源法、再可決

改正道路財源法が衆院で再可決 民主、問責提出は先送り　(共同通信) - goo ニュース
道路特定財源を０８年度以降も１０年間維持する改正道路整備費財源特例法が１３日午後の衆院本会議で、憲法５９条の規定に基づき、与党による３分の２以上の多数で再可決され成立した。民主党など野党は反対した。これに先立ち政府は１３日午前の閣議で、道路特定財源を０９年度から全額一般財源化する基本方針を閣議決定した。

＊＊＊以上一部引用＊＊＊

再可決は憲法で認められているので、その是非については述べません。
しかし、ここまで連発するのはいかがなものでしょうか？
ここまでくると皆さんもお気づきのことだと思います。

「参議院っていらないんじゃない？」

衆議院で特定の勢力が2/3を確保してしまうと、参議院の存在価値が著しく低下します。
政治家個人の意思よりも党議が優先される現状では尚更です。

ともあれ、今回の再可決により暫定税率は10年維持されることとなりました。
一応、平成21年度から一般財源化することを閣議決定しましたが、全額を一般財源化するとは言っていません。
1円でも一般会計に組み入れてしまえば、OK・・・。
そもそも、閣議決定には何の拘束力もなく、単なる内閣としての統一意思でしかないんですよね。
当然、内閣が変われば変わる可能性があります。

まぁ、今回の再可決で道路族の利権は今後10年は確保されたみて差し支えないと思います。
支出に対する精査を期待しようにも、過去の例から必ず逃げ道を設け殆ど効果がありません。
本当に適正化をする気があるのであれば、第三者機関（本来は会計監査院）による精査と随意契約の禁止（例外なし）、不正な処理もした者への厳罰などご具体案提示してほしいものです。


それはそうと、町村官房長官がまた何か述べられてましたね。

景気への悪影響回避のため、早期の道路工事発注を＝官房長官(ロイター) - goo ニュース
　町村信孝官房長官は１３日午後の記者会見で、道路整備費財源特例法改正案が衆院本会議で与党による３分の２以上の賛成多数で再可決され、成立したことについて「１つの大きな山を越えることができた」と述べた。
その上で「できるだけスピーディーに各自治体で、道路その他の（工事の）発注ができなければ景気への悪影響が懸念される」と、早期の予算執行が必要との認識を示した。

＊＊＊以上一部引用＊＊＊

景気浮揚を工事発注にしか頼れないなんて・・・このおっさんダメだわ。
ガソリン税を環境対策に・・・なんて言ってたのにね。
だったら、自然を破壊する道路なので工事は即刻中止しべきでしょう？
言うことが二転三転して、一切信用できません。

出光はガソリンの卸値を5円あげるそうですが、今後どこまであがるのでしょうね。
国民生活よりも道路工事を優先させるような政治家は今すぐ引退して欲しいものです。
そんな政治家を選出する有権者に責任があるんですけどね・・・。



＜追伸＞

与党関係者は、今夜も銀座の高級料亭で祝勝会でしょうか？
さすがに前回批判をあびたので、今回はしないと思いますが・・・政治家には一般常識は通じないみたいなのでするでしょうね、こっそりとｗ
ほんとにやってたら、マジで新で欲しい・・・。