シリウスの環

時事問題を弄るblogと化してしまいましたw
初めの主旨から大変革・・・。

自爆テロに攻撃された日本船

2007-09-28 09:08:25 | ニュース
テロ対策新法案、給油活動限定で…石破防衛相が方針(読売新聞) - goo ニュース

■自爆テロに攻撃された日本船 「命綱」の守りは多国籍軍任せ

英ペルシャ湾派遣艦ノーフォークの作戦日記によれば、2004年4月24日、石油積み出しターミナルが小型の高速ボートによる自爆攻撃の標的になった。ターミナルの損害は軽微だったが、係留中だった「高鈴」が危機に直面した。

***以上一部引用***

自民党は新法を制定でしてでも給油を継続する方針です。
それに対し、民主党は何が何でも反対の立場です。

後段の記事はとても重要なことを提示していると思います。
記事でも言われていますが、日本のエネルギー事情は中東の石油に依存しています。
テロは港湾施設やタンカーを攻撃の対象とします。
「日本は無関係だから攻撃されない」を思う人がいますが、テロリストはそんな事は考えていません。
無関係だから~と考えていたら、一般市民を巻き込む自爆テロは発生しないはずですからね。

後段の記事の中で、日本郵船の安全環境グループ長、関根博氏は「多国籍軍が警戒していなければ、とてもバスラ沖には近づけない」とおっしゃられています。
本当は護衛艦が日本のタンカーを護衛できればいいのでしょうが、法的にも装備的にも不可能です。
こう言うと「給油活動とタンカーの護衛は無関係だ」と言われそうですが、給油発動がテロの封じ込め活動に直結していることは紛れもない事実です。
テロ封じ込め活動に参加している国は自衛隊の給油活動に謝意を示しています。
基本的に国家間はgive&takeです。
民主党は上記の考えが欠落しているのか、「日本は何もしないけど、何かあったら他国が助けてくれる」と思っている節があります。
これは国際感覚の以前に人としてどうなのでしょう?

石油の供給は、日本の経済活動に直結する問題です。
その事を踏まえた上で議論を尽くしていただきたいと思います。
国際的取組みを1国の政争の具にしてあってはならないことです。
普通の国は外交に関しては、与野党の主張の違いはあるにしろ国益を重視するものなんですけど・・・。
野党の「絶対反対」の姿勢により、どんな国益があるのか十分な説明をしていただきたいものです。
小沢代表は、アフガンへ実行部隊の派遣を匂わせるような事を述べていましたが、その割にはそれに対する説明や法案提出はしていません。
国連とは何か?基本的な部分を含めて考えていただきたいと思います。

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2 コメント

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常識 (三四郎)
2007-09-29 16:42:46
>民主党は上記の考えが欠落しているのか、「日本は何もしないけど、何かあったら他国が助けてくれる」と思っている節があります。
これは国際感覚の以前に人としてどうなのでしょう

全くです。どこの国にもボランティアで日本を助ける義理などない。ただ自国の利益に合致すると判断したときだけ、支援するはず。それも重い負債がついて。「タダより高いものはない」・・常識ですね。
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Unknown (秋月@管理人)
2007-09-29 21:11:29
日ごろ、「国連国連」と言う割には安保理の謝意決議は否定するし・・・。
民主党の一貫性のなさはあきれるばかりです。
現政権を批判することばかりを考えすぎて、意固地になっているのでしょうか?
こんな政党が政権をとったらどうなるのか・・・考えただけで恐ろしくなりますね。
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