シリウスの環

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検査延ばすな」指針、事故会社社長トップの業界団体作成

2007-05-12 16:35:13 | ニュース
「検査延ばすな」指針、事故会社社長トップの業界団体作成(読売新聞) - goo ニュース
大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」のジェットコースター「風神雷神2」の脱線事故で、エキスポランドの山田三郎社長が会長を務める業界団体「全日本遊園施設協会」が、日本工業規格(JIS)の検査基準に基づく「安全管理マニュアル」を作成し、自治体やメーカーに配布していたことがわかった。
車軸部分については「1年に1回以上の探傷試験を行うこと」とし、「(探傷試験を含む)定期検査の周期を延ばしてはならない」などと記されている。

***以上一部引用***

これは完全に言い逃れできませんよね。
なんせ、社長が会長を勤める業界団体がマニュアル作成してたんですからね~。
遊園地施設だけでなく乗り物等は直接人の命に関わるものだとの自覚が薄かったんでしょう。
マニュアルさえ守っておけば良いというものではありませんが、安全に関するマニュアルは最低限遵守すべき事項として取り組むべきものです。

さて、記事にもある探傷試験ですが、様々種類があります。
ニュースとかでもちょこっと言われていましたが、探傷試験の種類を紹介します。
実生活には全く役に立ちませんけどね(笑

【浸透探傷検査】
被検査対象の表面に浸透液を塗布し、表面のクラック(亀裂)に浸透液を染み込ませる。
クラック内に染み込んだ浸透液が残るように洗浄し、その後クラックから染み出した浸透液を観察することによりクラックの有無等を検査する。
(欠点)
・クラックが表面まで達していないと検査できない。
・吸水性が良かったり多孔質の物質は検査できない。

【磁紛探傷検査】
鉄鋼など強磁性材料の表面近傍のきずを検出するのに適した探傷試験方法。
クラックや欠陥により磁極が発生することにより、磁束が漏洩する。
この磁束の漏洩を観察することによりクラック等の有無を検査する。
(欠点)
・強磁性材料にしか使えない検査法。
・表面から浅い層(2~3mm)までの欠陥しか検査できない。

【超音波探傷検査】
検査対象に超音波を当てるとクラックや異物がなければ超音波は直進し、底面で反射する。
しかし、傷や異物があれば底面の反射の前で反射するため、この反射を計測し欠陥の有無を調べる検査法。
医療現場ではエコー検査として普及している。
(欠点)
・超音波の特性上、気体が介在すると検査精度が落ちる。

今回上げた3種は非破壊検査(検査対象を破壊せずに行う検査)となります。
私は別に専門家ではないので、簡単に調べた結果です。
間違いがあったらすいません。

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