「台湾」の国連加盟申請、不受理(読売新聞) - goo ニュース
国連報道官は23日、台湾の陳水扁総統による「台湾」名義での国連加盟申請について、「一つの中国」の原則を規定した1971年10月の国連総会決議に基づき、申請書を受理せず、返却したことを明らかにした。
この決議は、中国政府だけが国連の正統な代表権を有するとしている。
***以上一部引用***
いつも疑問に思っていたのですが,中国(中華人民共和国)は何を根拠に台湾の主権帰属を主張しているのでしょう?
簡単に台湾の近代史をみると・・・
確かに台湾地域は清朝の支配下にあった歴史がありますが,中華人民共和国と清朝は何のつながりもありません。
日本の統治下を経て1943年のカイロ会談に基づき中華民国の統治下になりました。
その後,国共内戦(国民党軍vs共産党軍)により,中華民国政府は崩壊。
中華民国政府の面々は台湾に台湾国民政府を立上げ,今日に至ります。
内戦で国が分裂することは良くある話なんですけどね。
台湾は今回と同じ理由でWHO(世界保健機関)にも加盟できずにいます。
SARS(重症急性呼吸器症候群)が大流行したときもWHOに加盟していない台湾への支援は遅れに遅れました。
中国の横槍もありましたけどね。
確か発生から6週間くらい経ってからWHO関係者が派遣されたと思います。(うろ覚え)
本来,防疫機関に政治的影響が及ぶということはあってはならないことです。
しかし,現実には中国の横槍が見事なほど行われています。
日本の某野党では,「国連様の言うことは間違いない!」的な考えがある政党がありますが,国連は各国の利害を調整する場といった意味しかないと思います。
常任理事国には拒否権が認められ,大国の主張がまかり通っている現状では公正な議決は期待できません。
この傾向は国連の下部組織全般に言えることではないでしょうか。
台湾のWHOへのオブザーバー参加すら認めない現状では,そのように思わざるを得ません。
個人的には反日の多い中国よりも親日の多い台湾の方が日本にとって良き隣人になれると思います。
様々な工業製品を見ても,パクりが多く品質に問題の多い(その分安いですが)中国製品よりも台湾製品の方が品質や機能を見ても遥かに優れています。
台湾企業の製品は知名度は低いですが,PCのマザーボードの大半は台湾製だったりします。(マザーボードの世界シェア1位)
そんな台湾も最近は中国への投資がブームになったり,独立よりも現状維持の安定を望む声が多くなったりしているようです。
今後,台中関係がどのようになるかわかりませんが,できる範囲で台湾を応援していきたいと思います。
国連報道官は23日、台湾の陳水扁総統による「台湾」名義での国連加盟申請について、「一つの中国」の原則を規定した1971年10月の国連総会決議に基づき、申請書を受理せず、返却したことを明らかにした。
この決議は、中国政府だけが国連の正統な代表権を有するとしている。
***以上一部引用***
いつも疑問に思っていたのですが,中国(中華人民共和国)は何を根拠に台湾の主権帰属を主張しているのでしょう?
簡単に台湾の近代史をみると・・・
確かに台湾地域は清朝の支配下にあった歴史がありますが,中華人民共和国と清朝は何のつながりもありません。
日本の統治下を経て1943年のカイロ会談に基づき中華民国の統治下になりました。
その後,国共内戦(国民党軍vs共産党軍)により,中華民国政府は崩壊。
中華民国政府の面々は台湾に台湾国民政府を立上げ,今日に至ります。
内戦で国が分裂することは良くある話なんですけどね。
台湾は今回と同じ理由でWHO(世界保健機関)にも加盟できずにいます。
SARS(重症急性呼吸器症候群)が大流行したときもWHOに加盟していない台湾への支援は遅れに遅れました。
中国の横槍もありましたけどね。
確か発生から6週間くらい経ってからWHO関係者が派遣されたと思います。(うろ覚え)
本来,防疫機関に政治的影響が及ぶということはあってはならないことです。
しかし,現実には中国の横槍が見事なほど行われています。
日本の某野党では,「国連様の言うことは間違いない!」的な考えがある政党がありますが,国連は各国の利害を調整する場といった意味しかないと思います。
常任理事国には拒否権が認められ,大国の主張がまかり通っている現状では公正な議決は期待できません。
この傾向は国連の下部組織全般に言えることではないでしょうか。
台湾のWHOへのオブザーバー参加すら認めない現状では,そのように思わざるを得ません。
個人的には反日の多い中国よりも親日の多い台湾の方が日本にとって良き隣人になれると思います。
様々な工業製品を見ても,パクりが多く品質に問題の多い(その分安いですが)中国製品よりも台湾製品の方が品質や機能を見ても遥かに優れています。
台湾企業の製品は知名度は低いですが,PCのマザーボードの大半は台湾製だったりします。(マザーボードの世界シェア1位)
そんな台湾も最近は中国への投資がブームになったり,独立よりも現状維持の安定を望む声が多くなったりしているようです。
今後,台中関係がどのようになるかわかりませんが,できる範囲で台湾を応援していきたいと思います。
李登輝前総統は、日本に好意を示してくださっていますし。
困ってる隣人を助けてこそ、自分が困った時に助けてくれるものだと思います。
目先のことを考えず、もっと広い視点を持って欲しいですね。