シリウスの環

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初めの主旨から大変革・・・。

コンビニの深夜営業自粛 名古屋市長は「考えていない」(

2008-07-08 21:08:10 | ニュース
コンビニの深夜営業自粛 名古屋市長は「考えていない」(朝日新聞) - goo ニュース
地球温暖化対策などを目的にコンビニエンスストアに深夜営業の自粛を求める検討に入った自治体が相次いでいるなか、名古屋市は7日、自粛を求めない考えを明らかにした。愛知県はすでにコンビニ業界に自粛を求めており、方針が真っ向から対立した。

***以上一部引用***

最近、深夜のコンビニ営業を規制しようする動きが盛んですね。
深夜営業を規制することで地球温暖化が防止できると思えませんけど・・・。
この手の主張をされる方は、消費電力の削減がCO2削減に繋がると言います。
果たして本当にそうでしょうか?

現在、日本の発電は原子力、火力、水力によって成り立っています。
また電力消費は昼間をピークにし、夜間は減少します。
電力会社の発電設備はピーク(夏の昼間)を想定して設備が建設されます。
すなわち、ピーク時には原子力、火力、水力がフル稼働し、夜間の低消費時では原子力は昼間と同じ一定出力で運転され、火力と水力で調整という運転形態です。
ここで注意が考慮が必要なのは、水力は出力0から定格出力まで容易に調整ができますが、火力は火を落としてしまうと発電まで数日要することです。
低消費だからと完全に火を落としてしまっては、翌日の需要に対応できなくなってしまいます。
このため、低消費時でも最低限の発電がされています。

電力は需要と供給のバランスによって成り立っており、発電量=消費量が原則です。
このバランスが崩れると、周波数(東日本では50Hz、西日本では60Hz)変動を招いてしまいます。
このバランスを維持するために、電力会社では夜間の消費を奨励し電気温水器などで夜間の電力を使用し、料金も安価に設定されています。
電力会社からみたら、電力消費の変動がない方が効率的に設備構築や発電を行なえます。
電力需給のバランスを考えると、夜間の営業を規制するより昼間の照明等を規制することによるピークの低減の方がはるかに有効だと言えます。

深夜の営業自粛を求める動きは、最大消費量と最小消費量の差を広げることになります。
本当に効率を重視するのであれば、この差を小さくするようすべきです。

また、仕事などでスーパー等で買い物ができない場合でもコンビニは重宝します。
支払い関係も時間に関係なく出来ますしね。
買い物や支払いだけでなく、犯罪があった際の駆け込み先としてもその存在は欠かせません。
コンビニの店先が不良の溜まり場になっている場合もありますが、全てがそうではないし、駆け込み先として使えない訳ではありません。

最近の地球温暖化対策全般に言えることですが、表面的な事象のみを捉えて対策が行なわれていると思うのは私だけでしょうか。
方針を出す前の検討の段階での現状把握を十分に行なっておらず、表面的な捉え方や感情的な考えで物事が進んでいるような気がします。
行政機関が決めることは社会に多大なる影響を与えることを自覚し、多面的に物事をみて取り組んで欲しいものです。

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1 コメント

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Unknown (鎌倉市七里ガ浜町内会員)
2008-07-18 20:34:36
私は神奈川県鎌倉市七里ガ浜町内会の者なのですが、七里ガ浜海岸にセブンーイレブンが出来てから、
暴走族、改造車族、旧車会、深夜花火族などが集まり、一晩中続くロケット花火の騒音で、
住民の中には不眠で入院するものも出ました。
セブンーイレブンに買い物客以外停めさせるなと言っても、完全無視。
そこで、今では、鎌倉市民の税金を投入して警備員を雇い、7月1日から8月31日までの午後9時から朝の5時まで、
毎日七里ガ浜海岸を警備しているような状態です。
セブンーイレブンは、「巨悪」そのものですね。
七里ガ浜セブンーイレブンは、深夜でも2~3分おきに車が入って来て、驚きます。
暴走族の苦情も多く、毎日、毎晩、110番され、警察が取り締まりに来ますが、
セブンーイレブン駐車場の中なので、道路交通法で取り締まれず、警察も苦慮しています。
あれは鎌倉とは思えない光景で、環境破壊そのものです。
一度、見てやってください。驚きますから。
そのあまりにヒドイ様子を写真やビデオで撮って、いろいろな人が公開してくれると嬉しいです。
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