●中国株、劇的収縮も・グリーンスパン発言に市場動揺(日経新聞)
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2007052402056b1
米連邦準備理事会(FRB)のグリーンスパン前議長が23日の講演で中国株は「いずれ劇的な収縮が起きる」と懸念を表明、市場を再び揺るがせた。
米メディアによると、前議長はスペイン・マドリードでの会合に衛星中継で参加。「最近の中国株ブームは明らかに長続きしない」と市場の過熱に警鐘を鳴らした。世界経済への打撃は避けられるとの見通しも示したが、市場は神経質に反応。中国石油化工など米市場に上場する中国企業の預託証券(ADR)が軒並み下落した。
さらに、2月の世界連鎖株安の連想から、一時前日比70ドル高だったダウ工業株30種平均も午後2時(日本時間24日午前3時)ごろに発言が伝わった直後に下落に転じた。終値は前日比14ドル30セント安の1万3525ドル65セントと、2カ月ぶりに3日続落した。
ある人物の一言をきっかけに株や為替が大幅変動するというのは市場主義の洗礼であろうと思います。日本も円/ドルの為替レートを急激に引き上げさせられたり、G8かなにかで要求された金融政策を実行したらバブルが弾けたとか、散々な目に遭っています。
そして今回のように米国の大物の一言で株が急落したという事実は、中国が拒否し続けてきた「資本主義陣営」に浸食されてしまったということではないでしょうか?
●上海株24日・4日ぶり反落 高値警戒感で利益確定売り、B株急落(日経新聞)
http://markets.nikkei.co.jp/kaigai/summary.cfm?genre=d4&id=d3l2406124&date=20070524
24日の中国株式市場で上海株式相場は四営業日ぶりに反落。上海総合指数は前日比22.576ポイント(0.54%)安の4151.133だった。指数が前日に3日連続で過去最高値を更新した反動で、電力株や自動車関連株などを中心に利益確定売りが出た。23日のグリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長による中国株急落の警戒発言も一部の地元メディアで伝わり、投資家心理の重しとなった。
朝方は買いが先行。指数は寄り付き後間もなく、取引時間中で初めて4200台に乗せる場面があった。23日に閉幕した第二回米中戦略経済対話で、外国人投資家の中国株への投資枠拡大が合意され、海外からの新規投資資金の流入期待が膨らんだ。投資枠の拡大報道は前日の市場で既に伝わっていたが、きょう24日付の地元紙各紙が報じたことで引き続き材料視され、資金流入が見込まれる銀行株や不動産株が上昇、相場を下支えした。
指数は後場中ごろに4100を下回り、下げ幅が2%を超える場面があった。ただ、この水準では押し目買いが優勢で、その後は大引けにかけて急速に下げ渋った。相場の先高観は衰えておらず、市場では「1日か2日の下落で相場の強い地合いは崩れない」(地元証券会社)などと強気な声が聞かれた。
中国長江電力、華電国際電力が下落。上海汽車、上海柴油機が下げ、中国人寿保険、上海国際港務、宝山鋼鉄が売られた。半面、貴州茅台酒、中信証券が上げた。中国工商銀行、中国銀行、興業銀行が上昇。上海陸家嘴金融貿易区開発、上海金橋出口加工区開発に買いが膨らんだ。
上海の米ドル建てB株相場は大幅に3日続落。上海B株指数の終値は前日比25.787ポイント(7.97%)安の297.568と、11日以来九営業日ぶりに節目の300を割り込んだ。B株上昇の原動力となっていた人民元建てA株比での割安感が最近の急ピッチな上昇で薄れ、前日に続いて利益確定売りが優勢だった。繊維株や電機株、自動車関連株を中心に値幅制限の下限(前日比10%安、一部銘柄は5%安)まで下げる銘柄が目立った。ただ、市場では「最近の急上昇による反動に過ぎず、上昇基調は継続している」との楽観的な声が出ていた。
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2007052402056b1
米連邦準備理事会(FRB)のグリーンスパン前議長が23日の講演で中国株は「いずれ劇的な収縮が起きる」と懸念を表明、市場を再び揺るがせた。
米メディアによると、前議長はスペイン・マドリードでの会合に衛星中継で参加。「最近の中国株ブームは明らかに長続きしない」と市場の過熱に警鐘を鳴らした。世界経済への打撃は避けられるとの見通しも示したが、市場は神経質に反応。中国石油化工など米市場に上場する中国企業の預託証券(ADR)が軒並み下落した。
さらに、2月の世界連鎖株安の連想から、一時前日比70ドル高だったダウ工業株30種平均も午後2時(日本時間24日午前3時)ごろに発言が伝わった直後に下落に転じた。終値は前日比14ドル30セント安の1万3525ドル65セントと、2カ月ぶりに3日続落した。
ある人物の一言をきっかけに株や為替が大幅変動するというのは市場主義の洗礼であろうと思います。日本も円/ドルの為替レートを急激に引き上げさせられたり、G8かなにかで要求された金融政策を実行したらバブルが弾けたとか、散々な目に遭っています。
そして今回のように米国の大物の一言で株が急落したという事実は、中国が拒否し続けてきた「資本主義陣営」に浸食されてしまったということではないでしょうか?
●上海株24日・4日ぶり反落 高値警戒感で利益確定売り、B株急落(日経新聞)
http://markets.nikkei.co.jp/kaigai/summary.cfm?genre=d4&id=d3l2406124&date=20070524
24日の中国株式市場で上海株式相場は四営業日ぶりに反落。上海総合指数は前日比22.576ポイント(0.54%)安の4151.133だった。指数が前日に3日連続で過去最高値を更新した反動で、電力株や自動車関連株などを中心に利益確定売りが出た。23日のグリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長による中国株急落の警戒発言も一部の地元メディアで伝わり、投資家心理の重しとなった。
朝方は買いが先行。指数は寄り付き後間もなく、取引時間中で初めて4200台に乗せる場面があった。23日に閉幕した第二回米中戦略経済対話で、外国人投資家の中国株への投資枠拡大が合意され、海外からの新規投資資金の流入期待が膨らんだ。投資枠の拡大報道は前日の市場で既に伝わっていたが、きょう24日付の地元紙各紙が報じたことで引き続き材料視され、資金流入が見込まれる銀行株や不動産株が上昇、相場を下支えした。
指数は後場中ごろに4100を下回り、下げ幅が2%を超える場面があった。ただ、この水準では押し目買いが優勢で、その後は大引けにかけて急速に下げ渋った。相場の先高観は衰えておらず、市場では「1日か2日の下落で相場の強い地合いは崩れない」(地元証券会社)などと強気な声が聞かれた。
中国長江電力、華電国際電力が下落。上海汽車、上海柴油機が下げ、中国人寿保険、上海国際港務、宝山鋼鉄が売られた。半面、貴州茅台酒、中信証券が上げた。中国工商銀行、中国銀行、興業銀行が上昇。上海陸家嘴金融貿易区開発、上海金橋出口加工区開発に買いが膨らんだ。
上海の米ドル建てB株相場は大幅に3日続落。上海B株指数の終値は前日比25.787ポイント(7.97%)安の297.568と、11日以来九営業日ぶりに節目の300を割り込んだ。B株上昇の原動力となっていた人民元建てA株比での割安感が最近の急ピッチな上昇で薄れ、前日に続いて利益確定売りが優勢だった。繊維株や電機株、自動車関連株を中心に値幅制限の下限(前日比10%安、一部銘柄は5%安)まで下げる銘柄が目立った。ただ、市場では「最近の急上昇による反動に過ぎず、上昇基調は継続している」との楽観的な声が出ていた。