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週刊新潮「小池知事」が肥大させる「東京都」と「三井不動産」癒着の伏魔殿

2024年07月05日 | 東京都政・東京五輪・新国立競技場・神宮外苑開発

週刊新潮7月11日号は『「小池知事」が肥大させる「東京都」と「三井不動産」癒着の伏魔殿』を特集しています。しかし、この記事が都民に届く頃には投票日が過ぎていることでしょう。先週の木曜日発売の同誌に掲載して欲しかったですね。

「都市整備部長安井順一が黒幕と睨んだ」と、新国立競技場建設時にBlog記事に投稿したことがありました。安井が森喜朗に提言したことは分かりませんでした。参考Blog記事>2015年7月13日 新国立競技場計画の“黒子”は東京都都市整備局長安井順一と睨んだ!

 「神宮外苑の再開発計画は、故・石原慎太郎都知事の時代にスタートしています。そして、オリンピック招致に失敗した後、森元総理が石原さんをクもう一度オリンピック招致に挑戦しよう中と説得するあたりから本格化します」 
 元都庁幹部の澤章氏はそう語る。 
 「明治神宮外苑は都市公園で風致地区でもあるので元々、色々な規制がかかっています。その規制をかけているのが、都の都市整備局です。そこが神宮外苑の規制を取っ払う手続きをして、容積率をバーンと上げて、三井不動産などが高層ビルを建てて儲けられるようにお膳立てをしてきたわけです」 
 石原元知事がオリンビック招致への再挑戦を表明したのは東日本大震災から4 月後の2011年7月。翌12年5月、当時の東京都副知事の佐藤広氏と都市整備局幹部の安井順一氏の二人が、議員会館に森元総理を訪ねた時の興味深いやり取りが都の内部記録に残されている。 
 神宮球場と秩父宮ラグビー場の場所を入れ替えて建て直すという、まさに今現在進んでいる再開発計画と同じ構想を安井氏が示すと、森元総理は次のように応じたという。 
 〈素晴らしい案じゃないか。長生きしないと〉 
 構想を示した安井氏はその後、役人として副知事に次ぐナンバー2の地位「都技監」に昇進している。 
 三井不動産などがこの構想に沿う形で再開発に向けた協議を始めたのは13年頃。当時の都知事は石原氏の後継の猪瀬直樹氏である。その後、都知事の座は舛添要一氏を経て小池氏に移り、21年12月、都は再開発の詳細な内容を示した都市計画案を公表。翌22年8月には、再開発で建て替えられる新秩父宮ラグビー場を整備、運営すお事業者を選ぶ一般競争入札が行われている。 
 入札に臨んだのは以下の三つの企業グループだ。「楽天、清水建設、TBS」「鹿島建設、三井不動産、東京ドーム」「三菱地所、大成建設、電通」。選ばれたのは、「鹿島建設、三井不動産、東京ドーム」 のグループだった。入札価格は清水建設のグループが約226億円、三菱地所のグループが約358 億円だったのに対し、三井不動産のグループは一桁少ない約82億円だった。 
 この再開発の問題点を都議会で追及してきた日本共産党の原田あきら都議が言う。 
 「そもそも神宮外苑の再開発は、三井不動産が主導している事業です。これほど怪しい話はありません」
 出来レース。そう批判する声が聞こえてくるのも無理からぬことだが、やはり同様の囁き声が聞こえてくるのが、築地市場跡地の再開発事業「築地地区まちづ くり事業」である。 

(了)

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