しんぶん赤旗日曜版7月18日号に<たび>「都心に残る731部隊の影 30年前に土中から人骨100体以上」と、いう記事が掲載されました。東京都歴史教育者協議会会長東海林次男氏がガイドして、新宿区都立戸山公園の箱根山地区から大久保地区まで「戦争遺跡のフィールドワーク」をしている記事です。記事中には「人骨の会」(軍医学校跡地から発見された人骨問題を究明する会)のURLが記載されています。
結論から述べますと、日本共産党中央機関紙「しんぶん赤旗」らしく<たび>欄ではなく、正面から関東軍第731部隊(部隊長石井四郎中将)を論じて欲しかったと考えています。第一は、「アカハタ」時代に第731部隊について記事が掲載されています。第二は、第731部隊を多くの国民が知ることになった森村誠一氏の「死の器」と「悪魔の飽食」がしんぶん赤旗に連載されていたことです。第三は、建設工事中に「人骨」が発見された旧陸軍軍医学校・旧国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)と、旧陸軍東京第一病院(現国立国際医療研究センター)が新型コロナ対応の問題点です。第四は、旧陸軍砲工学校(現総務省統計局・恩給局)跡地に設置された「産業情報センター」の問題点です。第五は、戸山公園に隣接している「女たちの戦争と平和資料館」を紹介していない問題です。第六は、新宿区が発行している「新宿区平和マップ」を紹介していないことです。
(つづく)