その電撃的な単独行動に世界は戸惑いを隠せなかった。矢継ぎ早の北朝鮮近海への空母派遣と巨大爆弾のデモンストレーション的な使用。
こうした中、国際社会は浮足立ち、各国の言動はエスカレートする一方だ。
北朝鮮は「米国が無謀な軍事作戦に打って出るなら、我々は先制攻撃で対応する」(韓成烈外務次官)などと虚勢のレベルを上げ、不慮の暴発さえ懸念される。
北朝鮮は「米国が無謀な軍事作戦に打って出るなら、我々は先制攻撃で対応する」(韓成烈外務次官)などと虚勢のレベルを上げ、不慮の暴発さえ懸念される。
日本の安倍晋三首相は北朝鮮のミサイルについて「サリンを弾頭に付けて着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」と発言した。
ロシアのプーチン政権は、力づくでクリミアを併合しておきながら、シリア攻撃を「国際法違反」だと臆面もなく批判している。
超大国アメリカの大統領が「ポスト真実」というバブルの中で生きているのだから、国際情勢が不透明感を増すのは必然なのかもしれない。
今や「世界の火薬庫」と化した朝鮮半島。日本の安全保障は事実上、このトランプ大統領の掌中にあるという現実をどう受け止めればいいのだろうか。
現代ビジネス からの引用記事