とある喫茶店に不思議な席があるという。
過去に戻って、自分の思い伝えたい人に伝える。(この店に来る人のみ限定)
(いろいろルールがあって・・・コーヒーは冷める前に全部飲み干さないと
現代の時間に戻れない)
まさか主人公の数(有村架純)まで過去に戻るなんて思いもよらなかった。
口ゲンカした二人、二美子(波瑠)と五郎(林遣都)。
少し前に戻りたいと願う。五郎に言いたいこと全部言ってないと。
(結局言えなくてもとに戻って来て自分からメールしてた)
しょっちゅう来て数とオーナー(数の叔父)に世話になっていた
八絵子(吉田羊)は妹(松本若葉)に会って謝りたいと。
(結局妹は死んで自分で旅館をしきることに)
高竹佳代(薬師丸ひろ子)と房木やすのり(松重豊)夫婦。
佳代さんは認知症が進み夫がわからなくなってきて・・・
数は佳代が夫に何か渡したかったらしいことを話していたので、
やすのりを過去に戻し、妻から大事にしたものを渡されて戻って来た。
この話が身につまされたな~。珍しく泣かなかった。
(映画で見ていたら泣いてたかも)
それで数さんの話。
最初から座っていた女性は幽霊であっちの世界に行った抜け殻が現代に
来てズーと居座っていて・・・と言う存在だったみたい。
それが数の母親だったとは・・・😲
時田家の女性が入れたホット珈琲をその席で飲むと行きたい過去に行ける。
(だからこの喫茶店に来てる人じゃないと会えないんだ😨 )
母親に会って戻って来て欲しいことを願うが・・・
自分の身内で女性で・・・新谷と出会ったことで関係を持ったら妊娠。
その子が女の子ならコーヒーは入れられる。
いきなり未来から未来(数の娘)がやってきて「時間がないから」と言って
コーヒーを入れて数に飲ませた。
数と母親は涙ながらにお互いに思いを伝えた。母親は病気で余命が
三ヶ月ほどだったと伝えた(どっちにしろ戻るつもりはなかった)
「ちゃんと見守っているから」と娘に伝えた。母親は大急ぎでコーヒーを
飲ませようと必死に頼んで、ようやく数に飲ませた。じゃないと数は
その時空間にとどまって元の時間(現代)に戻って来られなくなる。
グッときたが泣きはしなかった。
多少わだかまりはあるもののなんとか振り切れた数。
その後の数は新谷良亮と結婚して女の子が出来幸せになりましたとさ。
コーヒーを入れるのを娘に教えている数がいました。
それで納得。未来から未来(みき)が来て自分を救ってくれたという話。
ずっとトラウマになっていたのだ。何をって?
数は幼少の時母親にコーヒーを入れたせいで向こうの世界に行ってしまった
ということに・・・あの時間から抜け出せなくなってしまったのは自分のせいだと常々思っていたから・・・実はそうじゃなかった。
(どっちにしても母親は死ぬ運命だったのだ)
原作は未読です。もっと悲しい出来事として書いてあるのだろう。
気にはなっていたが・・・単行本だし・・・値段が下がるのはいつのことやら😅