ロクハナぶっぶ

2匹のニャンコと、その飼い主のつれづれ日記です。

山女日記と虹の岬の喫茶店

2015-01-09 | 読書

休みに本を読もう!と、4冊図書館で借りてきた。が、そのうち2冊しか読めませんでした(^^;)

虹の岬の喫茶店 森沢明夫
 昨年公開された吉永早百合主演による映画の原作本。この本の中心となっている岬の喫茶店を営む初老のおばさん柏木悦子が、どうしても吉永早百合と重ならないな。
 岬の端っこにあるコーヒーのとっても美味しい喫茶店に集まる人達の物語。人の良い泥棒、妻を病気で亡くした父娘、昔はダレもが怖がる顔をした元暴走族のアタマ。孤独にひとり死んでいった、悦子さんを好きだったタニさん。
 この作者の本にはなぜか胸がキュンとさせられます。前に読んだ「海を抱いたビー玉」も大好きだった。そして1章から6章には、それぞれ音楽タイトルと季節が記されている。
春 アメイジンググレイス 夏 ガールズオンザビーチ 秋 ザ・プレイヤー ・・・
プレイヤーが出てくるところが余計に私を惹きつけた。心の中にすっと心地よい風が通り過ぎたような、そんな感じがした1冊となりました

山女日記(やまおんなにっき) 湊かなえ なおちゃりどんのブログに紹介されていた本(^^;)
そのまんま、登山をする女達のお話。しかし、「山ガール日記」というタイトルでは全く不似合いな山女のお話であります。
 妙高山 火打山 槍ケ岳 利尻山 白馬山 金時山 トンガリロ
7名の女が、それぞれが、こんなはずじゃなかった・・という思いを抱え登山する。中心となる人物がスライドしていくって組み立ては、最近よく読んでいるような気がする。
単純に山に登りたくなる1冊。そしてテレビで見たばかりだった百名山一筆書きのグレイトトラバースの最終地だった利尻山。美しい富士山が見えるという金時山。気が合わない女二人が一緒に登った妙高山。印象に残りました。目標を、ミッション!という言葉を使っていたのは、誰だったかな? これから真似して使ってみようと思う(^^;)
 山行きたいです。だけど正直体力がなくなっている。それが悔しいよ、なおちゃりどん!