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独り言雑記ブログ

将棋関係の一人言雑記帳

「ひよこ」ですか?

2009-03-11 19:50:46 | Weblog
こちらのブログで今の将棋界の問題をうまく記述していたので、紹介させていただきます。
(とはいっても、ここに来る人はすでに目を通してる方が多いとは思いますが)

現状、将棋ファンの声が連盟に届く機会って実はほとんどないんじゃないじゃないでしょうか。
もちろん個々の棋士の頑張りは当然に分かっていますし、それに対してはある程度声が届いているのかなとは思うんですが、
じゃあ、連盟全体としては?という感じが、最近よく感じます。
実際、連盟に文句があったところで、それを伝える手段がないんですよね。
結局、そのしわ寄せが来るのが、片上五段や渡辺竜王、烏記者のように熱心にブログで情報発信している棋士や関係者のコメント欄で、A級順位戦最終局のあとは、片上五段や烏記者のブログもかなりぎすぎすした感じがしてしまっていました。

もちろん「ファンだから何を言ってもいい」ってわけじゃないので、ある程度の責任を持つことが必要ですが、もっと組織として「ファンの声」に耳を傾ける必要があるんじゃないでしょうか。


で、まあその組織のトップは・・・
なんというか、「呆れた」としか言いようがないんですが、今日もやってくれました。

3月7日の将棋の話
>谷川治恵女流棋士会長から中井広恵代表理事に文書を手渡しました。
女流は女流同士でやってちょ。
>3月3日のA級順位戦の日に、錦織淳弁護士名で緊急声明が出されました。
>「これは中井さんも承知のことでしょうか」。
>文書で回答をとなっているようなので、3月9日頃に持参されるかもしれません。


3月11日のさわやか日記
中井広恵さーん。お返事まだあ。
>3月3日に錦織淳弁護士が緊急声明としてLPSAのホームページに載せた
>文章は、弁護士個人のものか、それとも社団法人LPSAとしてのものか。
>それを見極めてから次の一手を指します。



えーと、なんで「女流同士のやりとり」のはずなのに会長が「お返事まだあ」とか書くんでしょうね。たった4日前に書いたことはもう忘れたんですか?
3歩歩けば忘れるひよこと一緒と大差ないですね。

まあ、「作り話を実話のようにして巧妙です」と言っていたのが、「証人いますよ?」と言われてあっという間に掌を返した人ですからね。

言うことをころころ変える人間に人はついていきませんよ。

いいニュースが多かっただけに・・・

2009-03-10 20:43:55 | Weblog
こちらとかこちらとかこちらとか・・・

せっかくいいニュースが多かったし、マイナビの中継も無事にいったので、これで落ち着くのかと思ったら、また3日の問題が再燃ですか。
こういうことが、普通に表に出てるのにたいして、誰もなんとも思わないんでしょうかね。

ファンの声をまとめている方がいるので、いまさらですが、トラックバックさせていただきました。
有名どころもけっこうこの件には反応してるんですよね。

言いたいことは勢いで書いた記事があるので、そちらに譲るとして一言。

今の将棋連盟の運営がとても民主的な運営には見えないし公益性があるとも思えない。
「選挙によって選ばれた」というのは「民主的である」ための必要条件であって、十分条件ではない。

前のエントリー

2009-03-01 18:37:05 | Weblog
前回のエントリー。勢いで書いたような感じもあって、どうもレベルの低い文書になったと思うんですけど、松本氏本人に取り上げていただいたようです。
こんな文章ですが、取り上げていただいてありがとうございます。

すぐに掌を返すようなこともしてないはずだし、貼られて困るような内容は書いてないはずなので、どこに貼られようが構わないんですが、突然だったんでびっくりしました。

おかげさまで、アクセスランキングで順位がつく程度はアクセスはあったみたいです。まあ、もっとも数百位とかですが。
以前、遠山四段に紹介していただいたときは、そこまでのアクセス数はなかったので、それなりに注目度あるんでしょうね。普段はIP数の1.8倍程度のPV数なんですが、今回はIP数の3倍程度のPVがあったんですが、そんな何度も見るほど内容のあるブログだとは思わないんですが・・・。

不愉快

2009-02-22 16:39:18 | Weblog
間違いなく青葉記者は現状のネット中継技術を築き上げた人物。目に見えない部分での苦労もたくさんあったようだし、間違いなくファンのための行動をしている人物。このあたりは、本人よりも烏記者のブログに詳しい。
今も新しく動画配信を始めたり、中継アプレットの改善を進めたりしているし、広い視野の中継は他の中継記者にはないもの。
もちろん他の多くの中継記者には、それぞれのよさがあるし、一ファンとしてはそれが楽しみでもある。

どうも理事会は「将棋連盟の中継は抜けている」と明かな事実誤認している。(まあ、見栄で言い張ってるだけかもしれないが)
たしかに竜王戦は、烏記者の個人的な頑張りで棋譜プラスという素晴らしい中継ができていたが、それは連盟の中継がすばらしいのではなく、あくまで烏記者が、あるいは銀杏記者、桜木記者などがすばらしかっただけ。
実際、棋王戦の中継はそういうものがなかったので、ほかのLPSAの中継(含マイナビ)、王将戦、名人戦(順位戦)に比べると、現状最低限のレベルとしかいいようがない。

いちいちファンを不愉快にさせる発言をし、支離滅裂な論理で「敵」を脅す。そんな人物が会長としてふさわしいとは思わないし、早く退場すべきである。
あの醜態を許す理事会・棋士会は機能不全と言われてもしょうがない。

王将戦第3局と朝日杯決勝

2009-02-15 19:33:39 | Weblog
前期に続いて、ホテル花月まで行ってきました。
どうしても平日に行われることがほとんどで、なかなか行けなかったんですが、今回は休日開催ということで栃木県大田原市へ。

また、今回は戸辺四段と田村六段が現地へ来てたので、解説会に参加。
午後は途中からワンサイドな将棋なってしまったので「大熱戦で…」とはいかなかったんですが、リアルタイムで将棋を見ながら聞くのはやっぱり違いますね。
ネット中継見てても、出てる情報は現地の検討のホンの一部なので

▲6九飛の局面で検討して、「これは先手勝ちですね」と言った局面とほぼ同じ形で必死がかかり先手玉が詰まず投了になったということは、やっぱり大差だったんでしょう。

中2日、14日は朝日杯決勝へ。実は去年は熱を出していきそびれたので、かなり楽しみにしてました。
準決勝(渡辺竜王-久保八段戦)、決勝と解説会にはいかずにずっと盤のそばでみてました。
もちろん自分で局面を理解しなきゃいけないので大変なんですが、対局姿勢とか手つきとか見てると面白いんですよね。
王将戦のときも、休憩時間は対局室の様子が見れるのでまったく飽きることなく見ていられましたし。

このあたりのことは、まと後で書きたいと思いますが、プロ棋士が一心不乱で局面を考えてる姿ってのはやっぱりもっとオープンにするべきだと思います。
昨年のA級順位戦最終局(佐藤二冠(当時)-木村八段戦)や竜王戦第7局のように、秒読みの中、それもどっちが勝ってるか分からないような対局は、棋譜以外にも人をひきつけるものはいっぱいあるんですから…

今回の朝日杯は途中で急転直下ということがあって、秒読みの中でもややたんたんとしたことがあったのは残念ですが、それでもそういうのを見てとれるのも公開対局の良さだと思います。

最後ですが、阿久津朝日、優勝おめでとうございます。

角換わり同型腰掛け銀 ver2009年1月

2009-01-17 15:30:45 | Weblog
王将戦は角換わり腰掛け銀の同桂に、▲2六飛に対して羽生新手の△3五歩ではなく、
従来からある△6三金から渡辺流の△7六歩▲同銀△8六歩と進行。

朝から、こうやって従来の定跡と比較しながら見るのが好きなので久しぶりの休日開催はありがたいです。
従来の定跡をみてああだこうだ言うのは、プロじゃなくてもできますからね

とりあえず、両脇には村山五段の新作本と勝又教授の腰掛け銀研究をおいて、
、9月の順位戦▲村山五段-△片上五段戦と比較しながら観戦中です

<17:25追記>
村山本なのでは、61手目▲同玉は後手優勢と書かれてましたが、実戦は▲8八同玉。
前述の▲谷川九段-△渡辺竜王と同じように進んでますね。
深浦王位にどんな研究があるのか楽しみだ。


伝えるということ

2009-01-13 22:00:43 | Weblog
昨日の深夜(12日24:50~25:00)のドキュメント挑戦里見倉敷藤花の特集

最近は将棋を取り上げてくれるメディアも増えてきたけど、今回の特集はプロフェッショナルの名人戦特集と並べるくらいのできだったと思います。

今回の特集スタッフの取材手記
>「高校生女流棋士がタイトルに王手!」の報がもたらされたとたん、
>テレビ・新聞・雑誌などメディアが殺到。密着どころか、それまでは出来ていた
>ロケすらままならない事態に陥りました。
>「環境の変化で里見さんが納得できる将棋ができなくなることはあってはならない。」
>そう考えた私たちは、付かず離れずのギリギリの距離感でロケを続けました。


目先の視聴率や売上にとらわれていてはできない、この心意気があったからこそが素晴らしい内容の濃い特集だったと思います。
12月の情熱大陸ががっかりした内容だっただけに、すごく見入ってしまった。将棋に限らず、表面だけの薄い内容の特集ではなく、こういう特集が見てみたいと感じる内容でした。

誰もメジャーなところでは取り上げていなかったので、再放送(18日10:50~)もあるようなので、ちょっといろいろなところにトラックバック飛ばしてみます。

独断で選ぶ2008年将棋界10大ニュース

2008-12-31 17:01:21 | Weblog
去年も書いたけど、今年もやってみました。

1.渡辺竜王が3連敗後4連勝で竜王戦5連覇・初代永世竜王に
 ここまで通算6期の羽生名人が「奇跡的」な逆転劇の連続で久しぶりの竜王戦登場。渡辺竜王も現在4連覇中。ということで勝ったほうが初代永世竜王という100年に1度とも言われた大勝負に七番勝負は羽生名人が3連勝。このまま羽生名人が竜王奪取かと思われたが、第4局に「打ち歩詰め」の筋があり渡辺竜王が逆転すると、第6局、第7局と渡辺竜王が急戦矢倉を採用し制勝するなど、4連勝。将棋界初の3連敗4連勝で初代永世竜王に

2.羽生二冠が名人奪取、十九世名人・永世六冠に
 先に永世名人に「王手」をかけた羽生二冠の永世名人を阻止し、先に永世名人の資格を得た森内名人に羽生二冠が挑戦。竜王戦とは逆にお互いに先手番を「キープ」する展開に。第3局、森内名人が優勢の将棋を勝ちきれずに大逆転で羽生二冠の勝ち。この1局が響いて羽生二冠が4勝2敗で名人を奪取。通算5期獲得となり十九世名人の資格を得た

3.里見女流二段が初タイトル「倉敷藤花」獲得
「出雲のイナズマ」里見二段が倉敷藤花戦で清水倉敷藤花を2-0で破りに、ついに初タイトル獲得。LOT決勝進出依頼、注目を集めることが多かった里見二段でしたが、今まで勝てなかった清水倉敷藤花に勝っての初タイトルということで、いろんなマスコミにも取り上げられるほど話題に。

4.九州旋風
「深浦王位戦2連覇・佐藤天新人王獲得・笠井女流アマ名人連覇」
 今年は九州勢の活躍が目立つ1年に。筆頭はもちろん深浦王位。昨年、羽生王位からフルセットの末にタイトル奪取。今年も「最強の挑戦者」相手にやはりフルセットの末にタイトル防衛で2連覇達成若手では佐藤四段が新人王戦で星野三段を下して棋戦初優勝。アマ棋界でも笠井女流アマ名人が2連覇達成と大活躍。

5.羽生二冠、まさかの時間切れ負け
 第2回最強戦1回戦。羽生二冠-渡辺竜王の注目の一戦。中盤の勝負所で羽生二冠の「時間切れ」。女流最強戦では2回ほど時間切れはあったが、いずれも終盤で形勢に差がついていたため大きな問題にはならなかったものも、今回はこれからという場面での時間切れ。注目のカードということもあって大きな話題に

6.矢内女王・女流名人、躍進
 自身初の二冠に女流名人防衛・女王奪取で自信初の二冠に躍進。一気に三冠を目指した女流王将戦で挑戦失敗するとその後は調子が上がらず

7.「連覇」と「初優勝」
 行方八段が棋戦初優勝。森下JT杯、佐藤NHK杯が連覇

8.女流王将戦、二度目の休止
 女流王将戦がスポンサー撤退等の影響もあり二度目の休止

9.LPSA新棋戦発足、船戸女流二段移籍
 女流アマ王位戦、天河戦を発足、船戸二段が移籍加入。

10.後手番、勝ち越しなるか
 ゴキゲン中飛車、一手損角換わりに加えて2手目△3二飛、4手目△3三角と様々な戦法が人気に。後手番勝ち越しなるか

大事なのは

2008-11-24 19:47:30 | Weblog
倉敷藤花戦の中継は携帯で棋譜をみることくらしかできなかったんですが、NHKのニュースになってのはさすがにびっくりした。

里見新倉敷藤花の誕生は、大きな流れになりそうですね。
里見倉敷藤花竜王戦登場、女流名人位戦、NHK杯女流棋士出場者決定戦にマイナビ・女流最強戦女流棋士界にとっても大きなイベントが続く。
将棋界としても羽生永世七冠という大イベントがあるかもしれない。

大事なのは、女流棋士界・将棋界としてこの波にうまく乗れるのか。

2つの団体ができて、イベントが活性化したりといういい流れがあった。
石橋女流王位が書いてるように、このタイミングでうまく波に乗らないと次の波はこないかもしれない。
余計な対立してるときではないよね。ここで勝負手逃したら、将棋界・女流棋士界自体がじり貧になりかねないよ。

スポンサー論

2008-11-16 17:22:41 | Weblog
最近は、月1更新ですね(苦笑)。

先日、北海道にいったときに、
「そういえば柳月って、1dayトーナメントでスポンサーやってたよな」
とか考えて、柳月のお菓子をお土産に買ってみた。

自分の場合は、Jリーグをよく見るので、買う時に、商品選択時に「スポンサー」というのも考慮に入れることも少なくない。
たとえば、チョコであれば、最近はM社(あ、ライバルもMだった)のものを買うようにしてる。
(もちろん、比較対象のもののレベル差がなければという話で、スポンサーだからといって質[1]の低いものを買う気はないが、チョコであれば、自分にとってはどっちの製品も同じだし、いくらスポンサーでも記事の質が低い某スポーツ新聞はよっぽどのことがなければ買わない)

連盟棋戦の場合は、基本的に主催者=新聞社なので、将棋観戦記がついてない新聞を「選択肢から外す」ことはあっても、スポンサーだからといってどれもこれも選ぶことはほとんどないし、自分のようにそもそも新聞取らない人も多いので、「スポンサーだから」と考慮に入れることはないことはほとんどないが、せいぜい確定拠出を大和証券にしてるくらいで、将棋で、そういう考慮が入ることは他には、達人戦の富士通くらいか。(といいつつ前述の理由でPCはN社製の使ってますが)

せっかくいろんな層の人が関わってる分野なので、営業面でもいろんな可能性があるのは、LPSAが証明したので、今後、どういう方向に行くのが注目。

[1]誤解を招きそうなので補足。ここでの「質」ってのは、商品自体の質だけじゃなくて、価格とか好みとかも含めてなので、富士通の商品は質が低いという気はありません。まあ、某スポーツ新聞は、本当に低レベルだと思うが


まあ、こんな写真を掲載してるようじゃ、いつまでたっても難しいんだろうけど。