この1週間余り、11月にしてはめずらしく快晴の日が続いています。 こんな絶好のトレッキング日和はないのですが、スケジュールが立て込んでいて思うようにいきません。 そうこうしていると12月になってしまうので、日曜日で道路が混むのを承知で24日に何時もの神の川へ出かけました。 国道413号線、通称、道志路沿いの渓谷は今が見ごろの紅葉で錦絵をみるように素晴らしい景色でした。 サンデードライバのノロノロ運転に付き合う気はないので音久和から道志路を外れ姫次方面の林道へ入り、神の川林道を目指しました。
エビラ沢の湧水をいただき神の川ヒュッテ前に11時頃に到着し、熊笹の峰に登ることにしました。 このルートは標高差1000mを2時間程度で登る結構な急登です。 前半は檜のそれも手入れをほとんどしていない人工林ですが、中間からはブナの自然林で面白いルートで、昼食等の休憩を入れて合計4時間半の行程です。
何時ものエビラ沢は見事な紅葉でした。
紅葉の大室山と鐘撞山です。 中腹には黒岩も見えます。 右は錦絵のような道志山系です。
熊笹の峰から犬越にかけてに小笄(ココウゲ)、大笄(オオコウゲ)の鋸のような稜線です。 途中に鎖場があります。
ブナ林越の蛭ヶ岳です。 登山口から1時間程で標高1280mの休憩ポイントにつきました。 ここには楡の木と思われる大木があります。 ここで昼食を取りましたが、寒さでおにぎりを頬張っただけで頂上へ向かいました。
途中のブナ原生林です。 それにしても寒い! 登山口から2時間半ほどで頂上近くのブナ巨木につきました。 ルート上はびっしりと霜が降りていました。
熊笹の峰です。 稜線上は太陽の陽を受けて暖かく、霜柱も溶けてぐちゃぐちゃでした。 右は、菰吊や御正体山の道志山系とそのはるかかなたに南アルプスが望めました。
日本一の富士の山と左手には駿河湾が太陽の日差しを受けて輝いていました。
4時間半ほどの歩きで登山口に戻りました。 夕日を浴びた道志山系と右は風巻の頭と袖平山です。
神の川林道を車で帰る途中、余りに美しい錦絵の道志渓谷で、車を止めてシャッターを切りました。 今年の紅葉の見納めです。
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