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読書の森

牛蒡って面白い!

昔、ウチではゴンボと呼んでた牛蒡、関西人の呼び方だそうですが、お正月料理で関西の親戚でいただく位で、殆ど食してなかったのであります。

母は一体にかわいい(?)洋風料理を作るのが好きで、個性的な味と形の牛蒡はどうも好みじゃなかったらしい。

なので、私も給食の不味い(その頃の給食のおばちゃんごめんなさい)けんちん汁でお目にかかった他、殆どゴンボと縁がなかったのです。

家に限らず、牛蒡独特の味や香りに違和感を感じる人がいるみたいで、実は根を食用にするのは日本と韓国だけで(韓国はあまり使用しない)、伝来した中国も薬用にするだけのそうです。
戦争中に日本に収容された欧米人捕虜が「木の根を食べさせて虐待した!」と怒った木の根とは牛蒡の事です。

自炊して以降牛蒡に目覚めた私、この間買った牛蒡をつくづく眺めて成程と思いました。木の根そっくり。
特に旬(冬季)の牛蒡はそうですね。

この牛蒡、計ってみると直径3センチ強、長さは70センチ近く。これがポピュラーな滝野川牛蒡の大きさなのだそうです。滝野川は東京北区、これが関西に渡ると堀川牛蒡で長さ30センチ弱、太さ6センチ位になります。

この違いは実は堀川牛蒡は滝野川牛蒡を曲げる特殊栽培をして手間暇かけられてるそうです。

へえ!京都の野菜って芸術的なのねと感心したのですが、実は。
一体に関東は耕土が深く、京都付近は耕土が浅いのだそうです
そこで工夫が必要になったみたいです。

長根種、短根種の他、九州博多で水耕栽培される牛蒡もあるとか。
夏の若くて細い牛蒡は柳川鍋などでいただけ、美味しいですね。

牛蒡という一見見栄えの良くない野菜一つに作る人さまざまな工夫が伺えて、目から鱗でした。

私が農業に強く関心を持ち始めたのは、ごくごく最近ですが、農耕栽培だけが産業に思える大昔から人の知恵は深く広く活用されていたのだなと思います。

あまりにも対価が少なく報われる事の無い第一次産業に日の目が当たる事を祈ります。実際、万一ホントの鎖国状態になった時に食糧品が不足したらどうするのか国産品がどれほど大切か、と心配しちゃうのですが(╹◡╹)

さて、牛蒡料理は数々ありますが、牛蒡と牛肉はとても相性が宜しいみたいですよ。
牛肉と牛蒡(アク抜きしとく)を生姜を加えて炒め甘辛く炊いて、七味をかけた時雨煮。作り置き出来ます。

付け合わせの青梗菜は自家製。


電子レンジ、カセットコンロ、ときてガスコンロ、この度全部おニューに致しました。
もうこれ以上お金は使えません。トホ。

リーズナブルな値段と見かけに惹かれて購入したのですが、このガスコンロ、心配症のお利口さん過ぎで、ちょっと危険を察知すると直ぐガスが止まっちゃう。なのでキンキンにフライパンを熱くしたい時など困ってます。
それに真っ白でお綺麗なので、後始末綺麗にするのが手間でございます。

なが〜く使いたいけどね^_^

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