それぞれの教科によって『国語の傾向と対策』とか『理科の傾向と対策』とか、ありました。
「参考書の話するのに、何で原節子なのよ!」と言われるかも知れません。
実は彼女が出演した映画『青い山脈』の上映された昭和24年(1949年)が『傾向と対策』の初めて発行された年なのです。
昭和24年を、未だ占領下にあった日本が、本格的に敗者復活戦を始めた年と私なりに捉えてます。湯川教授が日本人初のノーベル賞学者になり、水泳の古畑選手が驚異的な世界記録を出した年でもあります。
この時に『傾向と対策』が出版され、新しい青春映画(当時の教師や高校生は随分大人っぽいですが)が上映された裏側に、裏方のかなりの努力があったに違いないと思います。
何しろモノもお金も人手もない当時、業界が動いたのは営利目的だけでない、新しい時代を新しい希望を持って生きたい、というメッセージだったのではないでしょうか?
一応真面目に社会で働いてきた今の高齢者(主に団塊当たりの世代ですね)が嵩高い上に威張りくさってる、とこの困難な時代を働く世代が見るのは頷けます。
一応真面目に社会で働いてきた今の高齢者(主に団塊当たりの世代ですね)が嵩高い上に威張りくさってる、とこの困難な時代を働く世代が見るのは頷けます。
しかし、やはり「経験してみなきゃわからない」、不自由な束縛がその時代なりにありました。その不自由を一応乗り越えてきたのですね。
上の写真は、制約や縛りを解いて、一般公募の宇宙旅行に挑む人たちの訓練風景(2016年撮影)です。
予定では2020年にこの宇宙旅行は実現する筈だったのですが、コロナ禍で遅れてます。
おそらく来春、鍛えられ考え抜かれてこの旅行は実現するでしょう。(追記:これは私の間違いで、既に今年実現してます。申し訳ありませんでした)
別に大金持ちだけが宇宙旅行する訳でもなく、幼い頃からの夢の旅の実現の為に、せっせと働きせっせと貯蓄した人たちとの事です。
『傾向と対策』が学者参考書である事から、勉強だけ出来て実力の無い社会人の問題を思い浮かべる方もいます。
しかし自分の事別にして考えると、多くの企業などに於いて上に立つ人はやっぱり勉強の出来る人です。
当然、協調力や常識を備える必要はありますが、周りと合わせるばかりではないです。
自分の目標を達成する為には、培った学習能力がものを言うようです。
もしですよ、今の時代をプラス思考で捉えれば、世界的に一つの目標を持てた新しい時代という事ですよね。
極めて家庭的個人的価値観を持つ人であろうと、その反対であろうと、
「コロナ禍撲滅」という目標を否定する人はいないでしょう。
さて、撲滅の為の「傾向と対策」です。
ここでネット検索で誰もが達成し辛い仕事の
「傾向と対策」が載っていたので紹介致します。
苦手な仕事の分析
1、やった事がない。
2、いい思い出がない。
3、手順が曖昧。
4、所要時間が見えない。
5、それをやらなければいけない事を知っている。
以上、コロナ対策を考えると全て当てはまります。
全然楽しくない訳です。
という事で、別の逃げ道を考えてしまう。
それで良いと私は思うのです。
自らを振り返ってみても、生き辛い人に共通してる欠点は「まともに対象に向かい過ぎる事」みたいですよ。
ああ来ればこう出るコロナであれば、あっち側どうじゃ?と裏に回ってもいいか、と考えてしまうのです。