「皇子は誠実に麗奈を愛してる」
「語学がお得意で言葉の壁もない」
「正式に妃として迎える用意がある」
遂に上司たちは口を揃え麗奈を説得しようとした。
麗奈は冗談じゃないと思った。
実にこの貿易会社が麗奈を積極的にスカウトした時から、企みは始まっていた。
事情を知って、翔も烈火の如く怒り狂った。
「まるで身売りじゃないか。
君の会社は女衒だ!」
「それは違うわよ。皇太子は独身で、結婚相手として選んだそうだから」
「麗奈!お前地位や金に目が眩んだのか?」
そこで二人は言い争いになり、何とも気まずい別れをした。
鳥越翔は貿易会社とA国の不適切な癒着を記事にしようとA国大使館うろついてた。
そこをA国警備員に捕まった。
麻酔を嗅がされ、自動車の載せられ着いた所は外人向けの洒落たホスピタルだった。
彼は「恋人の心変わりに悩み、重いうつに陥った病人」として個室に入院している。
麗奈は一時錯乱状態になったほど、彼の入院にショックを受けた。
何もかも拒みたくなったし、誰もが信じられなかった。
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