読書の森

乾くるみ 『五つのプレゼント』と無駄話 前編



暮れに本屋へ行き、文庫の推理小説集を買い込んだ。
これには自分なりの思惑があった。

正直、自分のシリアスな物語作りは模倣的な感じもする。
寧ろ読まれてるランキングの分析をしても、告り的要素が好まれている様だ。
折角練り上げて作ったフィクションなのにフィクションと見られないのはイタイ。
ちょっと疲れた感じになって『色ガラス』
で本気に告ってみた。
余計疲れた。

ちょっとイタイ過去や現実とオサラバする為には、奇特な方に側にいていいよと拾って貰うのが一番とも考えた。
ただ、これは自分が努力すればするほど上手くいかないのだ。
自分が努力して出来るのは創作の方である。

この様に心はコロコロと変わる。
なんともあれ、喜んで貰える物語作りを目指そう。
それは生産的であり、それ以外の余計な雑事を考えない為にもなる。



となると誰が見ても私小説と思わず、フィクションと捉えるものだ。
しかも自分がパズルを解く気分になれる推理小説に限ると思った。

そこで、最近の傾向を調べようと推理小説の短編集を買ったのだ。
お勉強して面白いのを作ってみよう。
下手な鉄砲でも数撃ちゃ当たるのではないかと、ムシのいい考えを起こした。

選んだミステリー選集は最新の都は言えないが、なかなか内容が鋭いものばかりである。

その中で、今人気の乾くるみの推理小説が可愛い印象があった。
書評を書く前に作者について調べようと検索して驚いた。
可愛いはずの乾くるみさんは理系男子であった。

読んでいただき心から感謝です。ポツンと押してもらえばもっと感謝です❣️

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