タンク補修・オール塗装 その3
Rフェンダーサビ落とし・凹みパテ埋め・その他パテ
からの続きです。
前回は凹みやキズをパテで埋める作業まで
やりました。
パテも充分に乾燥しました。
今日はパテを削って平滑面出していきます。
あっと、その前に前回やり忘れていた
サイドカバーへ240番水とぎをやります。

水とぎして解った事。GNのサイドカバー
の赤は、ほぼピンクを塗り重ねて赤にして
います。乾くと赤になる塗料。面白れー!
エンブレム取付穴をパテ埋めします。

裏側には金属テープで裏打ちしてパテ埋め。
前後フェンダーにも240番のキズを入れ
ておきます。

プラサフが入り込むのは240~320番のやすり
で砥いだ面に対してが一番入り込むんです。

こうする事でプラサフの足つきが良くなり
地金への密着度が高くなります。
紙やすり240番でキズ付けるつもりで、
こすっていきます。
さ~、パテ埋めした箇所の平滑化をして
いきます。
サイドカバー

平滑化の時は水とぎではありません。
240番で『から研ぎ』です。
前後フェンダー


だいたい良いでしょう。
タンク

タンクの平滑化が一番気を使う。
面がアール面なので難しい。ゴム手袋して
作業していたけど手袋はずして素手で作業。
少し削っては目をつぶり撫で、また削っては
撫でて確認していきます。
素手で目をつぶって撫でながら仕上がりを
確認していくのが一番確かです。
OK!こんなもんでしょう・・・
サイドカバー・前後フェンダー・タンクを
食器用洗剤で優しくスポンジで洗います。

ベランダで乾燥させた後作業部屋に移動。
ここからは、いよいよ下地作業です。
今までの作業は準備作業。やっと本作業に
入ります。
あ~その前に作業部屋の窓に小さな扇風機
を外向きに設置。

簡易型の換気扇の完成です(笑)
タンク・サイドカバー・前後フェンダーを
念入りに再度脱脂

ホムセンのやっすいパーツクリーナーです
プライマリサフェーサー

ホムセンで安売りのサフです。
あとからNetで調べるともっと安いのも
ありました。でも、近所のホムセンで不足時
は入手 可 なのでこれで正解って思います。
下地の中でも一番下に来る部分で、明るい
ホワイトグレーだったので、これでイイヤ。
スプレー缶塗装で良く云われている事は最初
から最期まで同じメーカーでやった方が良い
って事。でもプラサフなんて、僕はなんでも
良いって考えてる。なので今回もプラサフは
安売りプラサフ。プラサフとして売ってる物
なら、どこも変わらないっしょ。
二層目の下地(キャンデイカラー塗装の下地
はキャンデイ用シルバー等の専用メタリック
下地材)から、最期のウレタンクリアーまで
は同一メーカーで揃えます。
まずスプレーの口の調整

購入時はたいがいのスプレーは、縦になって
います。しかし作業の手の動きは横。
右から左 左から右にスプレー動かしていく。
なので、この口部分を横に変えます。

結構大切な部分です。塗料の粒の出方が違う。
そして50度くらいのお湯で5~6分湯煎。
よ~く降って・・カラカラカラ・・音が変わります。
OK! さ~行くぜ!!
まずサイドカバー
捨て吹き

立ち上がり部分に注力して薄目に吹きます。
捨て吹きの吹き終わりは少し乾燥時間長めに
取ります。じっくり密着させます。
どんな塗料でも乾くとき縮みながら乾くので
最初の捨て吹きで最初の縮みを作っちゃう。
そうすると不思議と後の工程が楽になる。
2回目

空中で噴射始めて空中で終わる。
スプレー缶塗装の原則です。塗料の粒の出方
が最初均一じゃないので・・・
3回目

2回目以降は2~3分後次の回数へ移行します。
あまり置くと縮みの影響で次のスプレー塗布面
に影響します。
4回目

この辺から少し厚めにしていく。
5回目

5回目はスプレー時間長くして厚めに塗る
前後フェンダー
塗り方は最初のサイドカバーと同一です。
捨て吹き

2回目

3回目

4回目

フェンダーは4回目を最後吹きにしました。
タンク
タンクは捨て吹きの前にやる事があります。
最初に塗りたくないフュエルコック取付部や
ガソリン残量計配線部等、塗りたくない部分
にマスキング。
タンク裏側部分のエッジ部分から塗り、裏側
底部に捨て吹きから吹き、裏なので3回目
最終で塗布した。
ある程度乾燥するのを待って表返し。
エッジ部分・ガソリンキャップ廻りから塗り
始める。捨て吹き前の準備吹きってところ。
捨て吹き

2回目

3回目

4回目

このへんから厚くしていきます。
5回目
垂れる寸前までスプレー遅くして塗ります。

サフは最悪垂れてもいいです。乾いてから
800番で水とぎして平滑面出していくので。
用意した3本使い切ってしまった。
もったいないけど各スプレーを、最後まで
使い切っていません。スプレーガス圧弱く
なってきたのを感じたら、そのスプレーは
使用済みにしているから。スプレーのガス
圧弱くなると塗料粒が大きくなって、綺麗に
塗れません。なので使用済みスプレー押せば
まだ塗料出ますが使いません。
もう1本買ってこなければ・・・
それにしてもスゴイ匂いだ・・・・
部屋の中で閉め切って作業しているので時々
外の空気吸いにいかないと気持ち悪くなる。
マスクしててもマスクの上の部分が白っぽく
なっている。ヤレヤレ・・・
今日はここまでにします。
プラサフは乾くの早い。
1時間くらいで乾いちゃうけれど、次の作業日
まで乾燥期間とします。
使い切っちゃって、もうプラサフね~し・・・
少しは進んだ感がやっと出てきました。
このプラサフ吹くのは、ほとんど神経使わない。
前述の通り、乾燥後塗装面の肌調整で水研ぎ
しますから。
乾燥後の800番水砥ぎ時に今まで気が付かな
かった小キズや小へこみが見つかる事が多い。
そうなると、その部分にまたパテ埋め・平滑化
して部分的にサフ塗布していきます。
そして、乾燥後また800番で水砥ぎ。
この作業をちゃんとやって始めて初期下地と
なる訳です。あ~面倒くさい。昔やった時には
中々この工程抜け出せなかったのを思い出す。
例えばサフ乾燥中に塗装面、何かにぶつけて
キズつけるとするでしょ?そうすると、そこが
仕上げ塗装にモロ影響出てきちゃう。なので、
その場合キズ周辺を240番でうす砥ぎして
部分的にサフ吹きしてやり直し・・・
でも、やるつもりが無くってもぶつけたりする
もんなんだよな~・・・
だけど、それが許されるのはプラサフ塗布まで。
それ以降の工程でぶつけてキズ付けたら、また
240番で砥いでプラサフからやり直し。
ここは十分に気を付けなければ・・・
塗装で一番大事なのは下地作り。
これをきちんとやらないと明日は無い。
そこにきっと明日の日本が待っている
By ガイヤの夜明け…
っちゅう訳だな・・・これが。
タンク補修・オール塗装 その5に続く

Rフェンダーサビ落とし・凹みパテ埋め・その他パテ
からの続きです。
前回は凹みやキズをパテで埋める作業まで
やりました。
パテも充分に乾燥しました。

今日はパテを削って平滑面出していきます。
あっと、その前に前回やり忘れていた
サイドカバーへ240番水とぎをやります。

水とぎして解った事。GNのサイドカバー
の赤は、ほぼピンクを塗り重ねて赤にして
います。乾くと赤になる塗料。面白れー!
エンブレム取付穴をパテ埋めします。

裏側には金属テープで裏打ちしてパテ埋め。
前後フェンダーにも240番のキズを入れ
ておきます。

プラサフが入り込むのは240~320番のやすり
で砥いだ面に対してが一番入り込むんです。

こうする事でプラサフの足つきが良くなり
地金への密着度が高くなります。

紙やすり240番でキズ付けるつもりで、
こすっていきます。
さ~、パテ埋めした箇所の平滑化をして
いきます。

サイドカバー

平滑化の時は水とぎではありません。
240番で『から研ぎ』です。
前後フェンダー


だいたい良いでしょう。

タンク

タンクの平滑化が一番気を使う。
面がアール面なので難しい。ゴム手袋して
作業していたけど手袋はずして素手で作業。
少し削っては目をつぶり撫で、また削っては
撫でて確認していきます。
素手で目をつぶって撫でながら仕上がりを
確認していくのが一番確かです。
OK!こんなもんでしょう・・・

サイドカバー・前後フェンダー・タンクを
食器用洗剤で優しくスポンジで洗います。

ベランダで乾燥させた後作業部屋に移動。
ここからは、いよいよ下地作業です。
今までの作業は準備作業。やっと本作業に
入ります。
あ~その前に作業部屋の窓に小さな扇風機
を外向きに設置。

簡易型の換気扇の完成です(笑)
タンク・サイドカバー・前後フェンダーを
念入りに再度脱脂

ホムセンのやっすいパーツクリーナーです
プライマリサフェーサー

ホムセンで安売りのサフです。
あとからNetで調べるともっと安いのも
ありました。でも、近所のホムセンで不足時
は入手 可 なのでこれで正解って思います。
下地の中でも一番下に来る部分で、明るい
ホワイトグレーだったので、これでイイヤ。
スプレー缶塗装で良く云われている事は最初
から最期まで同じメーカーでやった方が良い
って事。でもプラサフなんて、僕はなんでも
良いって考えてる。なので今回もプラサフは
安売りプラサフ。プラサフとして売ってる物
なら、どこも変わらないっしょ。
二層目の下地(キャンデイカラー塗装の下地
はキャンデイ用シルバー等の専用メタリック
下地材)から、最期のウレタンクリアーまで
は同一メーカーで揃えます。
まずスプレーの口の調整

購入時はたいがいのスプレーは、縦になって
います。しかし作業の手の動きは横。
右から左 左から右にスプレー動かしていく。
なので、この口部分を横に変えます。

結構大切な部分です。塗料の粒の出方が違う。
そして50度くらいのお湯で5~6分湯煎。
よ~く降って・・カラカラカラ・・音が変わります。
OK! さ~行くぜ!!
まずサイドカバー
捨て吹き

立ち上がり部分に注力して薄目に吹きます。
捨て吹きの吹き終わりは少し乾燥時間長めに
取ります。じっくり密着させます。
どんな塗料でも乾くとき縮みながら乾くので
最初の捨て吹きで最初の縮みを作っちゃう。
そうすると不思議と後の工程が楽になる。
2回目

空中で噴射始めて空中で終わる。
スプレー缶塗装の原則です。塗料の粒の出方
が最初均一じゃないので・・・
3回目

2回目以降は2~3分後次の回数へ移行します。
あまり置くと縮みの影響で次のスプレー塗布面
に影響します。
4回目

この辺から少し厚めにしていく。
5回目

5回目はスプレー時間長くして厚めに塗る
前後フェンダー
塗り方は最初のサイドカバーと同一です。
捨て吹き

2回目

3回目

4回目

フェンダーは4回目を最後吹きにしました。
タンク
タンクは捨て吹きの前にやる事があります。
最初に塗りたくないフュエルコック取付部や
ガソリン残量計配線部等、塗りたくない部分
にマスキング。
タンク裏側部分のエッジ部分から塗り、裏側
底部に捨て吹きから吹き、裏なので3回目
最終で塗布した。
ある程度乾燥するのを待って表返し。
エッジ部分・ガソリンキャップ廻りから塗り
始める。捨て吹き前の準備吹きってところ。
捨て吹き

2回目

3回目

4回目

このへんから厚くしていきます。
5回目
垂れる寸前までスプレー遅くして塗ります。

サフは最悪垂れてもいいです。乾いてから
800番で水とぎして平滑面出していくので。
用意した3本使い切ってしまった。
もったいないけど各スプレーを、最後まで
使い切っていません。スプレーガス圧弱く
なってきたのを感じたら、そのスプレーは
使用済みにしているから。スプレーのガス
圧弱くなると塗料粒が大きくなって、綺麗に
塗れません。なので使用済みスプレー押せば
まだ塗料出ますが使いません。
もう1本買ってこなければ・・・
それにしてもスゴイ匂いだ・・・・
部屋の中で閉め切って作業しているので時々
外の空気吸いにいかないと気持ち悪くなる。
マスクしててもマスクの上の部分が白っぽく
なっている。ヤレヤレ・・・
今日はここまでにします。
プラサフは乾くの早い。
1時間くらいで乾いちゃうけれど、次の作業日
まで乾燥期間とします。
使い切っちゃって、もうプラサフね~し・・・
少しは進んだ感がやっと出てきました。
このプラサフ吹くのは、ほとんど神経使わない。
前述の通り、乾燥後塗装面の肌調整で水研ぎ
しますから。
乾燥後の800番水砥ぎ時に今まで気が付かな
かった小キズや小へこみが見つかる事が多い。
そうなると、その部分にまたパテ埋め・平滑化
して部分的にサフ塗布していきます。
そして、乾燥後また800番で水砥ぎ。
この作業をちゃんとやって始めて初期下地と
なる訳です。あ~面倒くさい。昔やった時には
中々この工程抜け出せなかったのを思い出す。
例えばサフ乾燥中に塗装面、何かにぶつけて
キズつけるとするでしょ?そうすると、そこが
仕上げ塗装にモロ影響出てきちゃう。なので、
その場合キズ周辺を240番でうす砥ぎして
部分的にサフ吹きしてやり直し・・・
でも、やるつもりが無くってもぶつけたりする
もんなんだよな~・・・
だけど、それが許されるのはプラサフ塗布まで。
それ以降の工程でぶつけてキズ付けたら、また
240番で砥いでプラサフからやり直し。
ここは十分に気を付けなければ・・・
塗装で一番大事なのは下地作り。
これをきちんとやらないと明日は無い。
そこにきっと明日の日本が待っている
By ガイヤの夜明け…
っちゅう訳だな・・・これが。
タンク補修・オール塗装 その5に続く


拙者のはキック付き、カチャさんのはキックなしのモデルですよね。
改良されたのですかね?
されているんですね。初めて知りました。ほとんど多く
の2Fの方々は僕のと同じに穴開きフェンダーです
もんね。
いや、勉強になりました。
これ、凄い
僕らが、当たり前と思ってスルーしちゃっていることが
しっかりと説明されている
その10
楽しみにしています
あっ、僕の2Fも穴、空いてますよ(^^♪
丁寧に説明しているつもりでも、きっと、『これって?』
って疑問に感じる方々もいらっしゃるんだろうな~って
前提のもと、書くようにしています。なので文章が必然
長くなる。書いている本人も『おさらい』できるので、次に
やるべき事が整理されるって利点はあるんですけどね(笑)