はなん下からさき生まれた。

日常の出来事から、旅行や趣味まで色々と。

中国 12/28(水)⑤尾道ラーメン

2006-08-29 22:30:39 | 旅行
僕はこの日、α-1(アルファ・ワン)というビジネスホテルに泊まりました。
そこのフロントで、手作りのラーメン屋マップをもらうことができます。

そう、尾道といえば尾道ラーメン。
何軒もあるラーメン屋さんの中から、僕は「朱華園(しゅかえん)」というお店を選びました。
このお店、地元では結構な有名店のようです。
僕が入ったのは17時頃だったと思いますが、その時間帯にも地元の人と思われる客が多数。
この人達、麺やスープを買っていくのです。
家で作って食べるのでしょうが、普通に考えれば、お店で食べたほうが美味しいものですよね。
それでも客が後を絶たないのは、よほど評判が良いということなのでしょう。

実際、美味しいのです。
味は濃い目の醤油味。
それから、これが尾道ラーメンの一番の特徴なのですが、豚の背脂がいくつも浮かべてあるのです。
大きさも1cm角くらいはありますので、かなり目立ちます。
これのおかげでコクも出ますし、溶けて表面に脂の膜を作るので、スープがいつまでも冷めません。
おまけに安い。
1杯500円しなかったと思います。

時間と胃袋に余裕があれば、「はしご」も良かったかも知れません。

日本人的反応

2006-08-26 20:01:56 | 世の中のこと
また甲子園のお話ですが、日本人って、分かりやすい人種ですよね。

・延長15回でも勝負が付かず、決勝が再試合となる。
 これに対して、「(もういいから)どっちも優勝にしてあげて」との声。

 僕は老人ホームに勤めているのですが、そこの入居者さんも言っておりました。
 こういった発想は、年配の方により多いようです。
 「努力した」「頑張った」ことを、最大限に評価するんですね。
 この際、勝ち負けはどうでも良くなります。
 一方、何かの本で読んだのですが、欧米では全く逆の発想をするそうです。
 考え方の順序が逆、といったほうが正しいかも知れません。
 
 「勝つ」「成功する」→「努力した」「頑張った」ことを認められる。

 目に見える成果がないと、やったことにならないわけです。
 「成果主義」というやつですね。
 こう考えると、成果主義が日本に根付かないのが分かる気がします。

・早実の斎藤投手が大人気。
 「ハンカチ王子」の愛称も。

 人気が出るのは分かりますが、ハンカチってアンタ…。
 日本人というのは、アイドルを作りたがるようです。
 その意味では、タマちゃん(アザラシね)とそう変わらないようにも思います。

 また彼は、ボクシングの亀田一家と比較されていますが、これも分かりますよね。
 彼は見るからに素朴ですし、インタビューを見ていても謙虚さが伝わります。
 どちらが日本人の気質に合うかどうかは、言うまでもないでしょう。

・NHKスペシャルが放映される。

 これもよくあることですね。
 僕も見てしまいました。

・巨人が斎藤投手を欲しがる。

 日本人的というか、ナベツネ的です。

・1ヶ月もすれば、みんな忘れる。

 うーん、日本人的。

おめでとう早実

2006-08-22 20:18:11 | 世の中のこと
昨日行なわれた甲子園の決勝で、早稲田実業が駒大苫小牧を下しました。
それも、一昨日に続いての再試合でのことです。

いやあ、見事な試合でした。
15回までやった次の日のことですから、選手の皆さんは疲れきっていたことでしょう。
正直、バランスが崩れて一方的な試合になると思っていたのです。
にも関わらず、結果は接戦の4対3。
9回表まで4対1と開いていたのですが、そうとは思えない緊迫感がありました。
その9回に2ランホームランが出て駒大が詰め寄ったのですが、圧巻はその後の早実、斎藤投手。
その次のバッター、4番の本間選手に対して、146km/hの速球です。
球場がどよめきました。
「こいつ、すげえ」と。

試合終了の場面も印象的でした。
駒大の最後のバッターは、投手の田中選手だったのです。
結果はスイングアウトの三振でしたが、彼もかなり粘りました。
前日の試合は投手戦でしたし、結局この2日は、彼ら2人を中心とした戦いだったように思います。

試合後のインタビューで、早実の監督が駒大についてこう語っていました。

「強いです。本当に強いです。」と。

この時も大歓声でしたね。
相手を讃える態度にも感動しました。
どこかの3兄弟にも見習って欲しいものです。

中国 12/28(水)④尾道を上から

2006-08-17 15:45:09 | 旅行
尾道は坂の街です。
それから、お寺も相当数あります。
「古寺巡り」という散策ルートがあるのですが、とりあえずこれをやってみました。

このルートにはご丁寧に石畳が敷いてありますので、まず迷うことはありません。
仮に迷ったとしても、山と海とに挟まれている土地ですから、方向まで見失うことはないでしょう。

こんな感じです。
こんな道を伝って、お寺や住宅の間をかいくぐって行くのです。
どこを目的地にするのかによりますが、まあ、1~2時間の散歩となります。

僕が目的地としたのはここ、御袖天満宮です。

用事があったのは、お宮ではなくこの石段。
これ、大林宣彦監督の映画『転校生』で、尾身としのりと小林聡美が転げ落ちた石段なのです。

分かります?
分かりませんよね。

印象的な場面ではありましたが、大林監督の作品は普通の風景の中で撮られていますからね。
場所だけ見ても仕方がないのかも知れません。

それなりの格好

2006-08-16 22:09:29 | 世の中のこと
僕は介護の仕事をしていますが、そこでのユニフォームはポロシャツ+チノパンです。
まあ、この業界では「よくある格好」です。
けっこうな肉体労働ですから、ホントはジャージとかのほうが適しているとか。
けれども、それではあまりにも貧相ですからね。
また、ジーンズだけはタブーとされているようです。

「もともとは農作業のためのもの」
「お年寄りが嫌がる」

これが理由だそうです。
その真偽は分かりませんが、確かに、あの世代でジーンズを着る人は少ないですからね。
少なくとも、違和感があるのは事実でしょう。

また、僕の前の仕事は食品業界でしたが、そこでのユニフォームはもちろん白衣でした。
白衣は常にキレイにしておくこと。
それから頭髪や爪。
「清潔感」というものを、しつこいくらいに植え付けられたものです。

さて、何故こんなことを書いたのかというと…。

最近、近所のガソリンスタンドにいる女性が気になって仕方ないのです。
年齢は40才くらい。
FC(フランチャイズ)っぽいスタンドですので、おそらくはオーナーの奥さんか何かでしょう。
この女性、常にブラウスと黒いタイトスカート、それからパンプスなんですよ。
きっと、1日の半分くらいはお店にいるのでしょう。

ここからは想像なのですが、旦那からは「管理」だとか「経理」を頼まれている。
当然、実際に働くスタッフの連中に対して、「あたしは違うわよ」という意識がある。
だから、そんな格好でお店に出てくる。
けれども、実際は大してやることもないので、いつからか作業を手伝うようにはなった。

それはそれで良いことなんですけどね。
だったら自分もユニフォームを用意してもらえればいいのに、それをしないのが彼女の面白いとこです。

パンプスやハイヒールを履いていると、歩き方が独特なものになりますよね。
かかとが高い分、どうしても前のめりになりますから、上体は反らすことになる。
そうすると、あのツカツカという歩き方になるわけです。
彼女も、そうやって客の車に近付いてきます。
忙しそうに動き回るスタッフの中にあって、彼女は絶対に走らないのです。
だから、一番に客に付くことは先ずありません。
従って、仕事の多くは窓拭きとかになります。
その窓拭きも、ブラウスやスカートが汚れないように、体をあまり出してこない。
手先だけで拭いている、そんな感じです。

「いや、アナタはやらなくていいから」

客である僕でさえ、そう思ってしまいます。
スタッフの連中も、困った人だと思っていることでしょう。

食の安全について考える

2006-08-09 23:53:33 | 世の中のこと
アメリカ産牛肉の輸入・販売が再開されました。
とは言っても、実際に手を出す量販店や外食産業はまだ少ないようですね。
実は僕、こういうことには全くの無頓着なのです。
つい去年までは食品会社に勤めていたのですが、それでも無頓着です。

「ホントに問題があるのなら、もう手遅れ。」
「何をやったって、当たる人には当たるし、当たらない人には当たらない。」

身も蓋もないのですが、僕はこういう思考をする人間です。
自分自身、「当たらない人」だと思い込んでいる、ということもあります。

アメリカ産牛肉を食べて、人が狂牛病に罹るか?
正確には、「飼料(肉骨粉)」「牛」「人」の間に因果関係があるか、ということです。
肉骨粉に含まれているとされる異常プリオン(蛋白質の一種)が人まで移るか?
これって、完全に立証されたわけではないんですよね。
まあ、疑わしきは何とやら、というやつです。

それを言うと、遺伝子組み換えされた農作物などもそうですね。
遺伝子組み換えは、ここ数十年の技術です。
ですから、これが人に与える影響もまた、数十年という期間を見ないと分からないとか。
「だったら売るなよ」と言いたいところですが、その順序が逆になってしまうのが世の常です。
一般に出回ってしまった後だから、もうどうしようもない。
店頭でも遺伝子組み換えか否かを表示されるようになりましたが、あれだって単なる後追いです。
「嫌なら買わないでね」というだけのことですからね。
ついでに書いておくと、加工食品の世界では、もっと面白いルールがあります。
それは「原材料のうち5%を占めなければ、遺伝子組み換えの有無は表示しなくても良い」というもの。
…何十年か先に、こんな記者会見が行なわれるかも知れません。

役人「遺伝子組み換えされた、Aという品種の大豆ですが、重大な問題があることが分かりました。」
   「数年前から、Zという疾患の患者数が急激に増えていますよね。」
   「実はそれ、Aのせいだったのです。」
記者「それは大問題ですが、Aはそもそも一般には流通していないはずですが?」
役人「確かに、そのまま売られてはいないんですけどね。」
   「けれども、加工食品では相当な量が出回っているんですよ。」
   「正しく言えば醤油メーカーになのですが、ほら、醤油の主原料が大豆やら小麦でしょう。」
   「その醤油を加工食品メーカーで使用する場合、しょせんは調味料ですから…。」
記者「遺伝子組み換えの表示義務である、原材料中5%に触れない、と。」
役人「そうなんです。」
記者「そもそも、数十年前に決まった5%という線、あれはどういう根拠なんですか?」
役人「実は、科学的根拠は何もないんですよ。」
   「全部を表示しなさいという案を出したら、業界からものすごい反発が合ったようで…。」
記者「どういった反発でしょうか?」
役人「そんな細かいところまで調べきれないだの、パッケージが文字だらけになってしまうだの…。」
記者「食の安全とは、全く関係ない理由なわけですね。」
役人「はい。」
   「そもそも、消費者団体やら報道やらの突き上げを抑えるために作った基準でして…。」
   「当時はまだ、遺伝子組み換え作物が人体に及ぼす影響など、誰も分からなかったのです。」
記者「話をAに戻しますが、これの危険性が認識されたのはいつのことですか?」
役人「…だいたい1年前です。」
記者「発表が今になったのは、どういう理由でしょうか?」
役人「そもそもAは、低コストで大量に生産できるように作られた品種でして…。」
   「それを売りにして急成長した企業も少なくないのです。」
   「大手では、醤油メーカーのB社とC社。」
   「特にB社などは、扱い製品の90%がAを使用しているとのことです。」
   「加工品業界でも、その安価さから、醤油のシェアの大半をこのB社とC社で占めておりまして…。」
記者「発表した場合の影響が計り知れないと?」
役人「はい。」
   「業界が傾きかねないと予想されました。」
   「失業対策を公約にしている現政権からも、衆議院選挙が終わるまで待つようにと…。」

いやあ、怖いですねえ。
妄想でここまで書ける僕自身も怖いですが、けっこうリアルでしょう?
この通り、今のご時世では安全な食品を探すほうが難しいわけです。
それを気にして、好きなものも食べれない。
それを気にして、いつも表示とにらめっこ。
おまけに、その表示だって疑わしい。
こういう生活のほうが、寿命を縮めそうな気がします。

だったら、気にせず食べてしまいましょう。
…そんな考え方をするのは僕だけでしょうか?

中国 12/28(水)③大和

2006-08-07 22:43:59 | 旅行
「大和」は、向島の日立造船所の敷地内にあります。
大企業が関係しているためでしょう、年末年始はお休みとのことで、年内の公開はこの日が最後でした。

先ずは前面から。

見ての通り、あるのは甲板と砲塔のみ。
艦橋とかは、別のセットやらCGなのでしょう。
海に沈むはずの部分もありません。
それから、艦首の部分も撮影当時にはなかったとか。
セットの一般公開に向けて、配給会社の角川書店が新たに予算を出して作らせたそうです。

次に側面から。

とにかくデカイです。
本物の戦艦というものを僕は見たことがありませんが、とてもリアルに感じました。
装甲のサビ具合とか、その匂いとかいったものが、そう感じさせたのでしょう。

この「大和」、中に入って寝台や厨房のセットを見ることができます。
厨房といえば、森脇(反町隆史)の仕事場ですね。
ここには、煮炊釜(にすいがま)なども置いてありました。
煮炊釜というのは、釜のバケモノとガスコンロを一体化したようなもの。
水や調味料であれば、200ℓやそこらは入ります。
何十人分、何百人分の料理を作るのにもってこいですから、もちろん今でも使われています。
こういったものは、何十年経っても変わらないようですね。

最後にこれ。

機銃です。
椅子が2つありますね。
左手には、機銃の上下角の調整のためのレバーと、発砲のためのフットペダルが付いています。
右手の椅子では、左右の回頭を担当します。
これを見て「2人で操作するんだな」と思っていたのですが、映画を見てそれが間違いだと分かりました。
写真の真ん中へんに、穴が3つ空いていますよね。
そこに弾薬のカートリッジを入れるのですが、これの担当が2人ほど必要なようです。
それから、これらの機銃のために、弾薬の補給に走り回る係が相当数。
何十、何百という乗組員が、戦闘中には甲板に出なければならないわけです。

危ないなんてレベルじゃないですよね。
映画でも、アメリカの戦闘機に一方的にやられている様が描かれています。
アメリカが制空権を確保した時点で、この「大和」の命運も決まっていたのかも知れません。

ところでこの機銃、当時の本物はフランスのホチキス社製だとか。
紙をとじる、あのホチキスです。
まあ、どんな業種であれ、時代に合った品物やらサービスやらを提供するのが企業というものです。
…が、兵器と文房具、ものすごい差ですよね。

この機銃には、色々な意味で考えさせられるものがありました。

中国 12/28(水)②向島

2006-08-03 21:14:33 | 旅行
向島(むかいしま)。

尾道の向かいにある島だから、向島。
そのまんまですね。
間の海を前回は「内海」と書いておきましたが、正しくは「尾道水道」という名前だそうです。

この向島には、船で渡ります。
渡るといっても、距離にして数100mのことですから、あっという間です。
料金は100円。
自転車も一緒だと+10円、バイクであれば+50円とか、そういう設定でした。
地元の方々にとっては、この船は重要な交通手段のようです。
尾道側のスーパーで買い物をして、この船に自転車ごと乗り込む。
そういう方が何人もいて、とても良い絵になっていました。

この写真は、向島から撮った尾道です。

つくづく面白い場所ですよね。
海のすぐ近くまで迫り出した山と、そこに張り付くような街並み。
『魔女の宅急便』で、キキが気に入って住み着いた街。
あれはヨーロッパのイメージなのでしょうが、僕は何故か、この尾道を連想します。

さて、話を少し戻しますが、尾道の海には島がいくつもあります。
ポルノグラフィティや東ちづるを輩出した因島(いんのしま)も、すぐ近くです。
これらの島々は橋でつながっており、何と四国まで行くこともできるとか。
愛媛県の今治市まで続くこの道を、「しまなみ海道」と呼ぶそうです。
『るるぶ』などではサイクリングコースとして紹介されており、尾道で自転車を借りることもできます。
トライしてみたい気もしますが、80km近くあるそうで…。

中国 12/28(水)①あれ?

2006-08-01 23:45:36 | 旅行
中国地方へ旅行に出かけました。
今回は電車旅です。
ホントは、さらに九州まで足を延ばすつもりの、ドライブ旅行の予定だったんですけどね。

九州で会うはずだった友人の都合が悪くなってしまったこと。
名古屋周辺の大雪。
この2つの事情から、規模を縮小したわけです。
結果から言えば、この選択は正しかったようです。
車窓から見ただけですが、愛知から岐阜にかけての雪の積もり方は、それはもう大変なものでした。
この日に雪が降っていたわけではありませんが、車であれば、きっと怖い思いをしていたことでしょう。



小田原→(JR新幹線)→福山→(JR山陰本線)→尾道

着いたのはお昼頃。
尾道と言えば、大林宣彦監督の映画が有名です。
作品で見たような街並みでも散策して、それで今日はおしまいかな、と思っていたのですが…。


あれ?

内海の向こうに、戦艦があるのです。
すっかり忘れていました。
この尾道は、『男たちの大和』のロケ地だったのです。