はなん下からさき生まれた。

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学校給食を食べに行きました④

2007-01-30 23:02:44 | 今日の戯れ言
「アタシ、小学生の頃…脱脂粉乳だったんだよね。」

給食を食べに行く数日前のことです。
同僚の女性と飲んでいた時、どういう流れだったか、牛乳の話になりました。
そこで出た言葉がコレ。
その人は僕のひと回り上で、当年45才。
昭和36年の生まれですから、40年代の給食を体験した世代です。
突っ込んで話を聞いてみると、僕の知る給食と同じところもあれば、違うところもあれこれ。
一気に話が盛り上がり、「じゃ、食べに行こう」となったわけです。

で、わざわざ頼んでみました。

上が鯨肉の竜田揚げ、525円。
下が件の脱脂粉乳、315円。
ちなみに、前回、前々回で紹介したセットメニューは700円程度。
この単品2つのほうが高いのです。
今の時代においては希少価値なのでしょう。

鯨肉の竜田揚げは、今食べても美味しく感じました。
僕が小学生の頃も出ていましたし、その当時もこれは好きでした。
ただ、少し厚みがなくなったように思います。
捕鯨が昔ほど出来なくなった今、量を確保するのも大変なのでしょう。

次に脱脂粉乳。
ある年代以上の人たちにとって、給食=脱脂粉乳なのだそうです。
良い思い出ではありません。
その「不味さ」故です。
お店のメニューにも、わざわざ「本当にマズイ脱脂粉乳」などと書いてありました。
実際どうかというと、

…ホントに不味い。

最初、スプーンですくってチビチビ飲んでいるうちは良かったのです。
何というか、ホットミルクの上のほうだけを飲んでいる感じ。
それに途中で飽きてしまい、残り半分…100mℓ位だと思いますが、これを一気に飲んだのが失敗でした。
後味が最悪。
その日はずっと、胃がもたれていました。

けれども、当時のほうがもっと不味かったそうです。

学校給食を食べに行きました③

2007-01-26 01:12:50 | 今日の戯れ言
連れが頼んだのはこちら。

「ソフトめん」です。

ビニールに包んだうどんのような物体が本体。
その左が、スープとなるカレー。
あとの二品は普通のおかずです。
ちなみに、スープについてはカレーとミートソースから選べます。

ソフトめんは、スパゲティの仲間だそうです。
ミートソースで食べたら、もうそのまんまでしょうね。
カレーとの相性も良いです。
いや、「給食のカレーと~」と言い直しておきましょう。
あの独特の甘さ、それから安っぽさと合うのだと思います。
ミートソースもきっと同じです。
スープが高級なものになればなるほど、味が不釣合いになっていくことでしょう。

と、ここまで書いておいて何ですが、僕はこの「ソフトめん」を知らないのです。
お店を探すにあたって下調べはしましたので、名前や見た目は知っています。
けれども、どうも自分で食べた記憶がない。
歳が1つ上の人に聞いてみたら知っていたので、実物を見たら思い出すだろう。
そう思って行ったのですが、やはり記憶にありません。
この聞いた相手とは、生まれ育った街が違います。
まあ、給食には世代の違いだけでなく、地域差もかなりあるようですからね。
ホントに僕は食べていないのかも知れません。
念のため、食べてる最中に、小学校時代の同級生にも電話して聞いてみました。
…が、答えはやはり「知らない」とのこと。

ただ、何となく味は知っているようにも思えるのです。
それはカレーの味だったのかも知れません。
僕は「月1回の米飯=カレーライス」の世代ですが、まさにそのカレーの味だったからです。
それで思い出したのですが、カレーうどんのようなものはたまに食べていた気がします。
ひょっとしたら、厨房で先に混ぜたものを食べていたのかも知れませんね。
だとしたら、僕の学校の給食室は、ずいぶんとつまらないことをしてくれたものです。

実物を見る限り、袋に入っていてこその「ソフトめん」でした。
めんをスープに入れるか、スープをめんにかけるか?
スープが先になくならないよう、どのようにペース配分してめんを食べていくか?
それが醍醐味のように思えるのです。

少なくとも、残念ながら僕は、袋に入った「ソフトめん」を知りません。

学校給食を食べに行きました②

2007-01-24 00:21:13 | 今日の戯れ言
とりあえず、セットで注文しました。

僕のはこれ。

あげパンにハヤシシチュー、それからオムレツ。
僕は昭和48年の生まれですから、小学校の給食というのは50年代の後半に経験しています。
その僕から見て、素直に懐かしいと思える内容。
ただ、あげパンの記憶が定かでないのです。

僕が小学生の当時、給食での主食はコッペパンでした。
米飯はまだ月1回の時代で、その時はカレーライスがお決まり。
それ以外の時は全てコッペパンだったかというと、決してそうではないのですが、どうもその記憶がない。
まあ、味はしっかり覚えていたので、あげパンもきっと食べていたのでしょうね。
ただ、「こんなに大きかったかな?」と思ってしまったのです。
ちなみに、白いのは全て砂糖です。
「これでもか!」というくらい振りかけてありまして、これまた記憶があやふや。
ただ、メニューには「きなこ味のあげパン」なるものもありました。
もともと、味もサイズも色々あるのでしょう。
自分の思っている「あげパン」と違うだけのことかも知れません。

それからこれ。

僕にとっての給食とは、食べ物の内容ではありません。
給食=先割れスプーンです。
先割れスプーンと、アルミのお盆と食器。
貧相この上ないのですが、給食はこうでないといけません。
今ではほとんど見られないようですね。
「スプーンしかないと子供が犬食いしてしまう」とか、そういう理由で廃止されていったそうです。
確かにその通り。
その通りなのですが、あれはあれで技術がいるのです。
例えば、オムレツの付け合せの生野菜。
これをスプーンで食べるのはとても難しい。
今日来たところはお店ですから、箸も一応付いてきます。
…が、学校ではそんなものは付きません。
刺すかすくうかだけで食べていたわけですから、大したものです。

ひょっとしたら、子供の頃のほうが器用なのかも知れませんね。

学校給食を食べに行きました①

2007-01-23 22:51:38 | 今日の戯れ言
給食を食べに行きました。
静岡の御前崎近くにある、「がっこーにいこう!」というお店にです。

給食を食べさせてくれるお店は、僕が調べた限りでは東京にも2件あります。
「給食当番」(御徒町)
「東京もんじゃ村」(八王子)
神奈川の西のほうに住んでいる僕にとっては、行くのに掛かる時間はどこも似たようなものです。
ですから、ドライブとしても楽しめそうな御前崎を選びました。

お店の概観はこちら。

どこかの分校のような感じです。
空き地の中にポツンとあればなお良かったのですが、残念ながらすぐ隣にも別の建物があります。

中はこの通り。

机、ロッカー、黒板。
机の横に上履き入れのような袋がかかっていますが、これも演出です。
黒板に書いてあるのはメニューです。
習字も貼ってありますね。
この習字、僕らお客がその場で書くことも出来るのです。

こんなのもありました。

「納豆はかきまぜて二十分経ってから」…『あるある』ですね。
とてもタイムリーです。
偶然なのでしょうが、その横が「減量(ダイエット)」というのも笑えます。

*お店のHPはこちら。
  定休日は毎週火曜、ランチタイムは11:30~14:00です。
  http://www.nabura.com/gakko/

あるある

2007-01-21 21:43:24 | 世の中のこと
『発掘!あるある大辞典Ⅱ』

何かこれ、すごいことになっていますね。
本来ならば日曜夜9時からの放送。
チャンネルを合わせていたら、お詫び放送をやっていました。

・架空のデータ。
・資料の無断使用。
・インタビューの我田引水的な編集。

新聞でも出ていたようですが、先日の納豆に関する放送が問題だったそうです。
この番組、みのさんの『おもいっきりテレビ』と並んで、ものすごい影響がありますからね。
今回の納豆にしても、あちこちのスーパーで売り切れが続出したそうです。
「ダイエット効果がある」という内容でしたから、反響も大きかったことでしょう。

それが「嘘でした」では、それは怒りますよね。
僕個人としては、もともとが納豆嫌いなので、何も問題ありません。
そういえば昨日、僕は夜勤だったのですが、同僚の女性が休憩中に納豆だけ食べていました。
僕が嫌いなのを承知で、わざわざ目の前で食べるような人なのですが、それはそれ。
やっぱり、ダイエット狙いだったのでしょう。
夜勤というのは、とにかく起きていなくてはならないので、どうしても口寂しくなるのです。
何か食べていないと、「気」も「間」ももたないのです。
かといって食べ続ければ、もちろん太ります。
だから、「どうせ食べるなら納豆にしよう」ということだったのでしょう。

ご愁傷様。
まあ、納豆が健康食品であることには違いありませんけどね。

干支②

2007-01-04 16:14:35 | 今日の戯れ言
干支というものに方角の話を絡めると、僕は「桃太郎」を連想します。
あれは、なかなか複雑な背景のあるおとぎ話だそうです。

・倒すべき相手は、もちろん鬼。
 「鬼門」という言葉があります。
 災厄がやって来るとされている方角ですが、これを「艮(うしとら)の方角」とも言います。
 艮=丑寅。
 前回の記事にある図を見て頂けると分かりますが、北東の方角です。
 ところで、一般的な鬼のビジュアル的なイメージはどうでしょうか?
 頭に「牛のような角」が生えていて、腰には「虎皮の腰巻」を着けていますね。

・鬼退治の家来は犬・猿・雉。
 犬=戌、猿=申、雉≒鶏=酉です。
 「鬼門である北東と、正反対の方角にある干支が選ばれた。」
 昔、テレビでそういう内容を見た記憶があるのですが、良く考えるとズレていますね。
 申・酉・戌で、キレイに真西です。

・桃太郎のモデルとして、吉備津彦命(きびつひこのみこと) という人がいます。
 西暦200~350年頃、吉備地方(広島県東部~兵庫県中部)の支配者として実在していたようです。
 この人、当時「鬼」とも呼ばれていた温羅(うら)という勢力を討ち、吉備を奪ったとか。
 温羅というのは、実際には豪族か何かでしょう。
 日本の古代史というのは、実際は国家統一のための戦争の繰り返しですからね。
 吉備津彦命にしても怪しいものです。
 第7代孝霊天皇の子とされていますが、10代あたりまでの天皇は、そもそも実在を疑われています。
 「皇族に連なる者」ということして体制に取り込まれた、といったところでしょうか。
 また、この人には犬養(いぬかい)さんという家来がいたそうです。
 その人の役職は「犬飼部」で、他の有力な家来には「猿飼部」「鳥飼部」も…。
 ここまで来ると、ただのこじつけですね。

・何故、「桃」太郎なのか?
 「陰陽五行説」というものがあります。
 万物は「木火土金水」の5つの元素で出来ているという、アレです。
 この中で、「桃」は「金」に対応する果実だそうです。
 また、方角の「西」も「金」に対応しています。
 つまり、「桃」と「西(戌・申・酉)」は「金」つながりなわけです。
 それに、これが一番重要なのでしょうが、「桃」には厄除けの力があると考えられているそうです。
 宮中で行なわれる厄払いの儀式でも、桃の木で作った弓を使用するとか。
 桃の節句にしても、今のような「ひな祭り」になるとボヤケていますが、元は厄払いの行事だそうです。

こう考えると、色々な背景が折り重なって「桃太郎」は出来たようです。
「厄除けの力を持つ桃の化身が、同じ属性に類する動物達の力を借りて、災厄を討ちにいった。」
最大公約数で見るとこういったところでしょうが、多分に抽象的ですね。
それから、古くから「おとぎ話」や「絵本」としての物話であったことも大事です。
実は、「桃」には「厄除け」だけでなく「回春」の力もあるとか。
若返るとか、春がやって来るとか、そういう意味です。
この場合の「春」とは、季節のことだけではありません。
「桃太郎」が今の形になる前には、彼は老夫婦の子供である、というパターンもあるそうです。

「老夫婦が桃を食べて若返って、エッチして出来た子が桃太郎です。」

子供向けの絵本には出来ませんよね。

干支①

2007-01-02 23:01:41 | 今日の戯れ言
子-鼠(ね)
丑-牛(うし)
寅-虎(とら)
卯-兎(う)
辰-竜(たつ)
巳-蛇(み)
午-馬(うま)
未-羊(ひつじ)
申-猿(さる)
酉-鶏(とり)
戌-犬(いぬ)
亥-猪(い)

33年も生きていて、僕はこれが言えません。
けれども、周りにも出来ない人はけっこういます。
ですから、形で覚えることにしました。



干支は時刻や方角を表すのにも使いますから、こうやって円で書くと分かりやすいですね。
例えば「丑三つ時(うしみつどき)」。
「深夜」を表す言葉ですが、これを見れば納得できます。
夜中の2時ですから、そりゃそうですよね。

正確に書きますと、「丑の刻(うしのこく)」とは2時ちょうどを指すわけではありません。
一刻は2時間の長さです。
ですから「丑の刻」とは、2時を中心とした2時間、だいたい1時から3時ということになります。
ちなみに「~三つ時」とは、一刻を4つに割った、その30分ずつの3番目のことだそうです。
そうすると、「丑三つ時」は2時から2時半といったところでしょうか。
まあ、何にしても深夜ですね。

今日はお勉強でした。