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はなん下からさき生まれた。

日常の出来事から、旅行や趣味まで色々と。

中国 1/1(日)⑤I love 松江

2007-03-30 21:43:35 | 旅行
個人的な話で申し訳ありません。
僕はブログ=日記だと思っていますから、個人的なのはいつものことですが、今回はさらに特別です。

松江・出雲は、もともと好きな場所でした。
初めて行ったのは、大学を卒業する春のこと。
12年前になります。

それから就職して1度だけ、8年くらい前だったと思いますが、連休をもらって行ったこともありました。

「観光地」として好きな場所はいくつかあります。
京都、平泉、富良野、その他諸々。
また行きたいとは思いますが、松江とは決定的に違うところがあります。
それは1点、

住みたい。

それだけです。
その松江にしても、過去2回ではそこまでは感じていませんでした。
ただ何となく、そこにいるとホッとするといった程度でした。
それが今回、大きく変わったのです。

この元日の午前中、堀川巡りの船を降りて、ボケーっとお堀端で風にあたっていた時のこと。
不意に、「ここに住みたい」と思ってしまったのです。
前の勤めを辞めての旅行中です。
2月に入ってから職を探そうと思っていた程度ですし、そもそも僕は独り者。
いっそのこと、移り住んでもいいんじゃないかと、そう思ったわけです。

そこから1ヶ月は、ホントにその気でした。
両親や仲の良い友人にはそう話していましたし、実際、ある程度の調べものもしていました。
結局は現実的な判断をして見送ってしまいましたが、今でもその思いは変わっていません。
現実的な判断というのは、要するに「食っていけるか?」ということです。
介護の仕事に就くことは既に決めていましたが、ご存知の通り、この業界は給与水準が低いのです。
おまけに僕は完全な初心者。
使い物にならなければ、いきなりクビになることだってあるでしょう。

「新天地でゼロからスタート」

魅力的な言葉ですよね。
けれどもコレ、

「新天地で無職」

でもあるわけです。
僕には出来ませんでした。
介護なら介護である程度のキャリアを積んで、それからにしようと結論したわけです。
ひょっとしたら、老後までズレ込むかも知れません。

けれども、それはそれ。
「行きたいところがある」というのは幸せなことです。
この年(去年です)も、4月と9月にまた行ってきました。
今年もおそらく、1度は行くことでしょう。

写真やネタは、どんどんたまっていきます。
いずれ別のカテゴリーにして、紹介していきたいと思います。

中国 1/1(日)④寝台特急

2007-03-22 23:46:52 | 旅行
この日の夜、松江を発ちました。

乗ったのは「出雲」という寝台特急。
出雲市と東京都を結ぶ、ブルートレインです。
地図上では、茶色く表しました。
鳥取から先は、兵庫に入り、京都に至ります。
大雑把には、JR山陰本線と同じルートです。

松江を出るのは、確か18時半頃。
そこから夜間走って、僕は熱海で降りるのですが、そこで朝の5時くらいです。

「出雲」に乗ったのは初めてだったのですが、これが貴重な機会となりました。
実はこの「出雲」、この年(平成18年)の3月をもって廃線となることが決まっていたのです。

地図を見ると、米子から岡山に向けて、黒い線がありますよね。


これが、「サンライズ出雲」という列車のルートです。
これも寝台特急で、同じく出雲市と東京を結んでいるのですが、この通り、ルートに大きな違いがあります。
「サンライズ出雲」も京都を通りますから、そこから東京までは同じです。
つまり「違い」とは、鳥取を通るか岡山を通るか、ということになります。

どちらの需要が大きいか、ということで考えれば、「サンライズ出雲」が残ったことが、その答えなのでしょう。
また、運行上の理由ということもあるでしょう。
「サンライズ出雲」は6両編成なのですが、岡山~東京間はその倍の12両編成なのです。
地図では表しませんでしたが、もう1つ、「サンライズ」の名を冠する列車があります。
これが「サンライズ瀬戸」。
「瀬戸の花嫁」の瀬戸です。
これは四国と東京とを結ぶ寝台列車なのですが、岡山でこの2つがくっついたり離れたりするわけです。

松江・出雲へ旅行する僕にとっては、別にどちらでも構いません。
いつか四国へ行くことがあったら、今度は「サンライズ瀬戸」のほうにも乗ることでしょう。

けれども、鳥取県の人には堪らないでしょうね。
米子をかすめるだけで、県庁所在地の鳥取市を無視されるのですから。
実際、反対運動も相当あったようです。

「出雲」


「サンライズ出雲」

中国 1/1(日)③玉造温泉

2006-12-05 11:10:15 | 旅行
この日の午後は、玉造温泉に行きました。
玉造は、JR山陰本線で松江から少し西。
同じ名前の駅がありまして、そこからバスかタクシーで15分も移動すれば、そこが温泉地です。

残念なことですが、ここはだいぶ寂れています。
「るるぶ」などの情報誌で見るとけっこう立派ですが、何というか、華がないのです。
とはいえ、泊まれば1泊15,000円は取られますし、入浴のみも敷居が高そうでした。
高くはないのでしょうが、入りづらいのです。
仕方がないので、「ゆーゆ」という健康ランドに入りました。
総じて、普通の温泉には特筆すべきところはありません。

そんな中、嬉しかったのはこれ。

足湯です。
温泉街の真ん中に川が流れているのですが、その川底から温泉が湧き出ているのです。
源泉は70℃だとか。
これを川の水で薄めている格好です。

見ての通りの小さな川ですが、そのせせらぎを聞きながらの足湯。
なかなかの風情です。

中国 1/1(日)②堀川めぐり

2006-11-26 12:14:33 | 旅行
出雲大社へ初詣に行き、宿に帰ったのは朝の3時頃。
それからゆっくり寝て、宿を出たのはチェックアウトぎりぎり、10時前でした。

元日の松江は、閑散としていました。
人も車も、あまり見かけません。
家でのんびりしているか、初詣に行っているかのどちらかなのでしょう。

松江駅から松江城のほうへ歩いていたのですが、そこでひとつ、忘れ物があったことを思い出しました。
それは「ぐるっと松江堀川めぐり」。
10人くらいが乗れる船で、松江城を中心とした町並みを巡ることが出来るのです。
さすが「水の都」ですね。

1,200円の1日乗船券を買えば、何度でも乗り降りが出来ます。
松江駅に近いほうから乗って、松江城の大手門へ。
松江城を散策した後に、また乗り直してお城の北側、小泉八雲の旧家のほうへ。
と、色々出来るのですが、僕はとにかく松江城を一周するようなコースでお願いしました。
船には船頭さんと僕の2人だけ。
同じようなコースを希望する人で船がいっぱいになるか、決まった時間が来るかで出航となるようです。
正月は普通、家で過ごすもの。
そもそも、お客自体が少なかったのかも知れません。
結局、貸しきり状態のままでした。

松江城が見えています。
船からの視点というのは、面白いものですね。
道路や橋が同じ高さにあります。


こちらは松江城の北側。
この辺りには、昔の町並みがそのまま残されています。
小泉八雲の旧家も、この近くです。


これは船を降りてからの写真です。
こういった船着き場が、コース上に数ヶ所あります。


松江は歩いての散策が楽しいところですが、川めぐりもまた、格別の趣きがあります。

中国 1/1(日)①出雲大社で初詣

2006-11-17 20:03:28 | 旅行
出雲大社に着いたのは年が変わる直前、23:45くらいだったと思います。
参道には提灯。
出店や屋台もけっこう出ていました。

こちらが拝殿の正面です。

拝殿とは言葉の通り、礼拝のための建物です。
大国主命の鎮座する本殿は、この後ろ。
両方ともお参りしていくのが一番なのでしょうが、初詣の人出の中に来るのは僕は初めて。
時間が足りるか自信がなく、今回は本殿のみとしました。

結果として、それは正解だったようです。
何故なら、誘導する係員さん達があまり上手くなかったからです。
はじめは1ヶ所に並べられていたのですが、それが途中で2つに分かれます。
その分かれる先は、もちろん拝殿と本殿。
それは構わないのですが、分岐点で何の案内もありませんでした。
僕は何となく流れに乗っていたら本殿へ行けましたが、そうでない人たちが一体何人出たことやら。
おまけに、どちらかをお参りしたらまたはじめから並び直し。
両方お参りしていたら、時間が足りないというほどではないにせよ、かなりムダをしたことでしょう。

次のこの写真。

右が拝殿、左が本殿です。
この時点で、もう1時くらいになっていましたから、人はもうばらけ始めています。
この時は2,000人かそこらの人出かと思っていたのですが、それは違っていたようです。
あとで調べたら、出雲大社は正月3ヶ日で61万人の初詣客だったとか。
これは全国で22位の数字(1位はもちろん明治神宮)。
僕がいたのは夜中の3時間足らずですが、この時間帯でも5,000人やそこらはいたのでしょうね。

帰る前に、出店でおそばを食べていきました。
写真の通り、雪など降っていませんでしたし、この時期にしては暖かい夜だったとは思います。
けれどもやっぱり、こういう時の温かいそばは最高でした。

中国 12/31(土)⑥出雲市

2006-11-16 22:40:41 | 旅行
この日の宿は、出雲市に取りました。
ここの市街には、出雲大社からは電車でもバスでも行けます。
ともに20分程度、同じ一畑の経営です。

で、ここが出雲市駅。

立派なのは、JRの駅だからでしょう。
一畑電車の駅は、この左手にくっついています。

この日は大晦日。
翌日、つまり元日の足はどうなっているのかと、確認してみました。

行き:出雲市駅発    22:10 と 23:10
帰り:出雲大社前駅発  0:50 と 1:50

行きも帰りも2本ずつ出る予定となっていました。
この時点では、まだ夕方の17時。
少し仮眠して、ついでに紅白も少し見てから、初詣に出かけることにしました。

中国 12/31(土)⑤出雲大社前

2006-11-07 21:28:50 | 旅行
一畑電車の、出雲大社側の起点がこの駅です。

「出雲大社前駅」、見事に昭和の香りです。

自動ドアなどありません。
正面に見える、水色の扉が入口です。
それもふすま開き。
中は中で、長椅子があるだけの待合室。
券売機は、まるで立ち食いそばのお店にあるもののよう。
レトロ丸出しです。
けれども、中に居ると妙に落ち着きます。

駅から線路を覗き込むと、こんな感じです。

何の境もないまま、すぐ隣に住宅地もあります。
いくらでも無賃乗車できそうですが、そういう人は居ないのでしょうね。

中国 12/31(土)④大晦日の出雲大社

2006-11-05 22:47:13 | 旅行
この日の出雲大社は、見事なほどに閑散としていました。
翌日の初詣に備えて、嵐の前の静けさといったところでしょうか。

僕にとっては予想通りでした。
この日のうちに行っておけば、ゆっくりと大社を見れると思っていたからです。
ところが、本殿のまわりに白い布がどっさり被っていて、ほとんど見ることができませんでした。
正確には、本殿を保護するために囲いがありますから、その囲いとの間に布がどっさり。
その布は上から下にかかっており、賽銭箱のほうに流れる形になっていました。
つまり、こういうことです。

「外れてもいいから、とにかく投げてね。」

人の集まる神社ならではなのでしょうが、ちょっと興ざめでした。
まあ、本番は次の日です。
また出直すこととして、この日はさっさと大社を後にしました。

中国 12/31(土)③大社駅

2006-10-27 19:05:55 | 旅行
一畑電車に乗って、松江から出雲へ向かいます。

松江しんじ湖温泉→(一畑電車)→出雲大社前

「出雲大社前駅」から北へ5分も歩けば、出雲大社の大鳥居はもう目の前。
けれどもここでは、南へ15分ほど逆行します。

そこにあるのはこれ。

立派なお屋敷のようですが、実はこれ、駅の跡地なのです。
JR大社線の「大社駅」。
大社線は、JR山陰本線の出雲市駅から延びていた路線なのですが、'90年に廃線となりました。
この「大社駅」の駅舎は、今から80年ほど前に改築されて今の姿になったそうです。

面構えも立派ですが、内部も趣きがあります。
駅の造りが、明治や大正の時代を描いた映画に出てくるそのまま。
一見の価値ありです。

中国 12/31(土)②松江しんじ湖温泉

2006-10-19 22:41:57 | 旅行
松江駅から北西へ20~30分歩くと、「松江しんじ湖温泉」という所へ行けます。
大雑把ですが、宍道湖を時計の反対回りに行く格好です。
バスも出ているのですが、宍道湖の湖畔がとても良い景色なので、僕は歩くことにしています。

「松江しんじ湖温泉」は、一畑電車の始発駅です。
終点というか、もう一方の端は出雲です。
宍道湖の北側を走る電車なのですが、湖畔すれすれを通る区間も多く、とても気持ちのいい列車です。
この電車、1時間に2本ほどしか出ないのですが、それを待つことは苦になりません。

その理由はこれ。

足湯があるのです。
30分やそこらの待ち時間など、ここではあっという間。
僕はここへ来る度に、1時間やそこらはぼーっとしています。

老若男女、色々な人が入っていきますが、やはり子供を見ているのが楽しいです。
この写真の子に限りませんが、

よく動く。
よく喋る。
ズボンやスカートを必ず濡らす。

とまあ、見ていて飽きません。
それから、先に1人で来ていて、後でお母さんが追いつく、というパターンも多く見ました。
きっと近所の子達なのでしょう。
「買い物行こう」「じゃ、先に足湯のとこで待ってる」といった感じでしょうか。