はなん下からさき生まれた。

日常の出来事から、旅行や趣味まで色々と。

北海道 9/29(木)③北海道はでっかいどう

2005-10-30 22:25:30 | 旅行
11時頃に函館を出て、富良野へ向かいました。

函館~(R5)~(道央道)~苫小牧~(R235)~門別~(R237・38)~富良野
というルートをとりました。

…が、ナメていました。
北海道は広い、それは分かっていたのですが、所詮は同じ県(道)という頭があります。
僕の住む神奈川であれば、1時間も走れば間違いなく隣の県に行けます。
出発してから距離を確認したのですが、え…400km?
これが神奈川からであれば、静岡を抜けて愛知県の奥、ややもすれば岐阜県に届こうかという距離です。

移動ばかりの日程は、さすがに辛いものがありました。
結局、富良野に着いたのは18時過ぎ。
途中、門別のあたりで1時間ほど休憩してしまったことも原因の1つです。
「むかわ(鵡川)四季の館」という道の駅にあった温泉でゆっくり…。
けれども、それがなければとても気がもたなかったと思います。

これ以降も僕は、移動のたびに300~400kmレベルの距離を走ることになります。
北海道はでっかいどう…身をもって知らされました。

『蝉しぐれ』を見てきました

2005-10-28 21:45:08 | 今日の戯れ言
先日、藤沢周平原作の映画『蝉しぐれ』を見てきました。

静かな映画です。
時代劇ながらチャンバラは1回しかありません
そう言えば、『たそがれ清兵衛』も『隠し剣 鬼の爪』もそうでした。
これも作風なのでしょう。
あらすじには触れませんが、タイトルについて少々…。

オープ二ングでは、蝉がじりじり鳴く小道が描かれます。
ラストでは、文四郎(市川染五郎)とふく(木村佳乃)とが語り合うシーンがあります。
それもやはり、蝉の鳴く夏の情景の中で描かれます。
『蝉しぐれ』とは、思い出や置いてきた過去の象徴として用いられたのでしょう。
僕にはそう感じられました。

ところでこの映画には、2人のお笑い芸人が出ています。
文四郎の親友、逸平(ふかわりょう)と与之助(今田耕司)です。
今田耕司はさすがです。
物語の中盤で突然出てくるのですが、その瞬間、劇場の中で何名かが失笑していたのです。
お笑い芸人たるもの、こうでなくてはいけませんね。

それに引き換え、ふかわときたら…。

完全にスルーされていました。
彼のほうは自然な流れの中での登場ということもあったのですが、何の反応もないのです。
ふかわりょうだと気付かなかった人も多いのではないでしょうか。
僕は途中までそうでした。
まあ、ふかわりょうは目鼻立ちがはっきりしていて、見ようによっては良い男です。
侍の格好が似合っていて、それで分からなかった…ということにしておきましょう。

北海道 9/29(木)②五稜郭

2005-10-22 20:19:25 | 旅行
函館駅から車で15分ほどのところに、五稜郭があります。

写真では分かりづらいかも知れませんが、真ん中の土地が五芒星を模っております。
そればかりか、お堀までご丁寧にそれに合わせてあります。
江戸の終わりだか明治の始めだかの激動期に、よくもまあ、こんなキテレツな所を造ったものです。
日本人は結構、余裕のある民族なのかも知れません。

帰りにお土産屋を覘きましたが、土方歳三ものがやたらと多く置いてありました。
完全にヒーロー扱いです。
あの新撰組の副長であり、こちらの戦いにも加わったのですから、当然と言えば当然なのでしょう。

それにしても…。

グッズとして、絵葉書やTシャツ、キーホルダーくらいは良しとしましょう。
歳三灰皿、歳三マグカップに歳三マウスパッド…ご本人はさぞ迷惑なことでしょう。

ベッドメイキングをやりました

2005-10-20 21:35:55 | 世の中のこと
お年寄りや障害を持つ方々にとって、ベッドは睡眠と療養の場になります。
寝たきりの方にとっては、生活の場所ともなります。
このベッドのための準備と、別の日には浴衣の着せ方も習いました。

このどちらにおいても、「とにかくシワをつくらないこと」が求められます。
何故でしょう?
ホテルなどであれば、見た目という答えでも良いのかも知れません。
介護の場合では、褥瘡(じょくそう、いわゆる床ずれ)の防止が第一となります。
褥瘡とはこういうことです。

体のある部分に、ずっと圧力を掛け続ける。
  ↓
その部分の皮膚がボロボロになる。
  ↓
最終的には筋肉や骨まで症状が進み、壊死に至る。

シーツや浴衣にシワがあると、そこに接する部分だけ、集中して圧力が掛かってしまうわけです。
お年寄りは、この褥瘡が出来やすいのです。
皮膚の弾力が落ちている、回復力が弱いなど、理由はいろいろあります。

…が、1番の理由はやはり、寝たきりであることしょう。
普通は、寝ているうちに何10回と寝返りを打ったりモゾモゾ動いたりしているそうです。
どんなに寝相が良いつもりの人でも、それは一緒です。
無意識のうちに、褥瘡を回避しているわけですね。
ですから、健康な人であれば別に心配はいりません。

ところが、寝たきりの方々にはこれがないために、あっさりと褥瘡が出来てしまうのです。
シワがなくても、尻やかかとの辺りなど、圧力の掛かりやすい部分はいくつもあります。
ですから寝たきりの方々には、定期的に寝返りを打たせてやる必要もあります。

老人ホームなどの質を見極めるには、この褥瘡の多いか少ないが1つの基準になるようです。
ここで書いたようなことが行き届いているか?
足腰の立たない方を、そのまま寝かせたきりにしていないか?
そこに着眼すれば良いのです。

北海道 9/29(木)①イカ刺し定食

2005-10-16 23:25:09 | 旅行
函館には、駅のすぐ近くに市場があります。
朝食でイカを食べようと思い、朝市へ出かけました。
僕は生の魚介類は苦手なのですが、イカだけは好きなのです。

観光地の市場だけあって、お土産用の海産物販売がメインなのでしょうが、もちろん食堂もあります。
客寄せに誘われるままお店に入り、イカ刺し定食を注文。
だいたいのお店に生簀やら水槽やらがあり、イカをその場でさばいてくれます。
生姜醤油で頂きましたが、やっぱり新鮮なものは何でも美味しいものです。
ゲソなどはまだ動いており、箸にまとわり付いてくるほどです。
カニで出汁をとった味噌汁も嬉しい。
文句があるとすれば、ちょっと量が多過ぎたことくらいです。
イカ1杯そのままなので、当然といえば当然なのですが…。

じゅうぶんに堪能致しました、1,500円也。

バーチャル・シニアを体験しました

2005-10-12 23:11:26 | 世の中のこと
バーチャル・シニアってご存知でしょうか?
直訳するなら「お年寄り体験」です。
今日、これをやってきました。

お年寄りって、身体能力がいろいろと落ちていますよね。
この状態を疑似体験しようというものですが、これがまた、あれこれと体に着けさせられるのです。

・白内障用ゴーグル(視覚の低下)
・ビニール手袋(手の触覚の低下)
・耳栓(聴覚の低下)
・肘、膝のサポーター(可動範囲の制限)
・おもりを数ヶ所(体力の低下)

この中では、「白内障」というものが分かりづらいかと思います。
大雑把に書きますと、こういう病気です。

目の中の水晶体という部分(レンズの役目をする器官)が白く濁る。
  ↓
眼球の奥まで、光が上手く入らなくなる。
  ↓
モノがよく見えなくなってしまう。

例えば、こういう風景(僕の部屋ですが…)があったとします。


それが、白内障ゴーグルを着けるとこうなります。
体験で使ったゴーグルは黄色く色が付いていますが、実際には白くぼやけた感じだそうです。

僕はフォトレタッチは下手なのですが、まあ、大体こんな感じです。
視界がぼやけたり、視野が狭くなったりと、とにかく「怖い」の一言です。

今日、東京でお年寄りが2人、電車にはねられました。
事故現場は、地元では有名な「開かずの踏み切り」だそうです。
これを待ち切れずに、線路に出てしまったことが直接の原因だとか。
…が、『報道ステーション』の中で、いみじくも古舘さんがこのようなことを言っておりました。

「(同じことをしても)若者だったら平気なのでしょう。」
「けれども、お年寄りには危険を察知できるのだろうか。」

まさにその通り。
近づいてくる電車の音や、周りの人の呼びかけは、どれだけ聞こえていたのでしょうか。
また、気付いたところで逃げ切れたかということもあります。
だったら危ないことをしなければいいじゃないか、という声もあるでしょう。
けれどもその時、別の事故の影響でその「開かずの踏み切り」は1時間も閉まっていたそうです。
その方はその方なりに急いでいたでしょう。
諦めて迂回するといっても、お年寄りにとってそれは大変な労力であるはずです。
仮に歩道橋が近くにあったとしても、お年寄りには辛いだけですよね。

「やさしい社会」というのは、考えれば考えるほど難しいものです。

北海道 9/28(水)③函館の夜

2005-10-09 21:41:28 | 旅行
函館と言えば、100万ドルの夜景です。
男の1人旅ですから、夜景を見てどうなるわけでもありません。
けれども、他にすることもなし、バスに揺られて30分、函館山に登りました。

函館山から撮った写真がこれです。

見事なものですね。
写真では伝わりにくいのですが、視界いっぱいに夜景が広がっているのです。

バスの中にはしっかりガイドさんがいて、説明もしてくれました。

・ここの夜景は通常の灯りだけでなく、市の建物なども協力してライトアップしていること。
 (写真でオレンジ色に光っているところは、大体がそういう灯りのようです。)
・函館山を登る観光バスなどは、景観のジャマにならないよう、室内照明を消していること。
 (普通、バスの中って明るいですよね。)

観光の街であることを、それに携わる方々がよく理解しているのでしょうね。
それを聞いてから夜景を見ると、さらに見事に見えます。

うーん、ロマンティック。

…男1人でなにやってるんだか。

北海道 9/28(水)②函館ラーメン

2005-10-08 23:30:55 | 旅行
北海道4大ラーメン、というものがあるそうです。
札幌、旭川、釧路、そして函館。
せっかく来たのだからと、るるぶに載っていたお店のうち、「星龍軒」というお店に入りました。
2代目とそのお母さんでやっている、小ぢんまりとしたお店です。

頼んだのは函館の定番、塩ラーメンです。
見事に透き通ったスープに、そっと添えられた三つ葉が嬉しい。
あっさり系が好きな人にはお勧めです。
僕のその1人ですから、とても満足でした。
値段も450円と安く、シュウマイを頼んでも全部で800円台いかなかったと思います。

北海道 9/28(水)①上陸

2005-10-07 20:18:52 | 旅行
僕の旅行は、1人旅+無計画が基本です。
宿は1人ならどうとでもなりますし、今回は車での旅行なので、車中泊という手もあります。

とは言え、フェリーの手配だけはしておかないと、北海道へは渡れません。
そこで、27(火)の午後にインターネットで調べたのですが、けっこう混んでいるものなのですね。
大洗(茨城)~苫小牧の便が、2~3日後からしか予約が取れなかったのです。
ところが僕は、旅行気分がすでに最高潮に達していて、とてもそれまで待てません。
で、どうしたのかというと…

28(水)の朝9時には、青森のフェリー乗り場に立っていたのです。

ここから遡ること12時間前に出発し、
神奈川~(東名)~(首都高)~(東北道)~青森
と、一気に車を走らせてしまいました。
ちょうど800kmほど。
休憩らしい休憩は、盛岡あたりで明け方に2時間ちょいの仮眠をとったくらいです。
気分がのっていると、人間タフになるものです。

この青森からは、函館行きのフェリーが1日数本出ております。
この便は、苫小牧行きとは違って、けっこう空きがあるのです。
さっそく昼の便に乗り、夕方、函館に着きました。

行こうと決めてから24時間後に現地着、まあまあですね。

ブログはじめました

2005-10-06 16:35:38 | 今日の戯れ言
今日からブログを始めました。
よろしくお願いします。

タイトルの「なんもさ」というのは、北海道の方言です。
意味は、「どういたしまして」とか「気にすんな」とかいったところでしょうか。
やさしい言葉ですね。

生まれも育ちも神奈川の僕が、何故この言葉を持ち出したかというと…
大好きなんですよ、『北の国から』が。
実はつい昨日まで、1週間ほどの北海道旅行に出ていたばかりです。
おまけに今日は今日で、『'87初恋』を見ながら余韻に浸っておりました。
この旅行についても、少しずつ書いていこうと思います。