しま美の 日々是感謝 日記

日々のくらしの出来事の中で何か一つ「良かった」を見つけます。時々「驚いた」「不思議だ」があるかも 京都市在住😸🐱🙀

はるか彼方の国より 古代の風薫る

2022-06-19 | 
こんにちは
引き続き 「咲くやこの花館」に行った話です
今回は「奇想天外」という変わった植物をレポートいたします
咲くやこの花館 とは大きな温室で
もちろんそこにはきれいなお花がいっぱい咲いているのですが
一見地味で通り過ぎてしまいそうな
ですがとても珍しい植物というのもあります
それは日本では「奇想天外」という名前が付けられて
調べますと世界的にはウェルウィッチア
というのが正式名称のようです

屋内と屋外と両方展示されていました
こちらはガラス貼りで説明書のある個体
遥か彼方アフリカはナミブ砂漠からやってきたようです
5000年前から生息していたと書かれてあります
砂漠と言う過酷な環境でずっと生き続けている
まるで仙人のような不老不死の植物です
こちらは雌株の花です。松笠みたいです。
終生2枚の葉のみでその葉がどんどん長く伸びていくという植物です
こちらは屋外に置かれていた個体です

真ん中に株があって、そこから左右に葉が波を打つように伸びていきます
こちらは雄株です
雄株からも花が出ます

見に行った時は青々としてとても綺麗な葉が多かったですが、これはどんどん伸びていくと先が枯れたようになって裂けていくのです。
私はこのグネグネして、縦線模様もおしゃれな葉に興味を感じ、そして雌株のこの松かさのような形も妙に気に入ってしまいました。

ああ、よくこんな遠くの国までやって来たね
あなたは何歳なのかしら
樹木は結構長生きだけど
あなたもゆっくり、忍耐強く生きているのね

なぜこの植物に注目していたかと言うと
京都の植物園で面白い植物として紹介されていたのを知っていたからです
というわけで、もう一度京都の植物園にも見に行きました

次は京都の植物園で撮った写真です
説明書きです


以下ウィキペディアより引用
生態
 種子の発芽後、子葉は25–35 mmまで伸び、その後すぐに2枚の本葉が形成される。およそ4ヶ月で本葉は子葉の長さを超え、子葉の成長点は死ぬ。本葉は子葉と直角に位置し、生涯に渡って伸び続ける。本種がこれ以上の葉を形成することはなく、茎の分裂組織は本葉の形成後に枯死する。
 乾燥に適応するために、葉の気孔から大気中の湿気を吸収し、長さ3-10mにも達する根によって地下水を吸い上げる。また、クチクラ層が厚く、気孔が葉の両面で同数有り、高い蒸散能力を有しているが、葉を冷却するためと考えられている。この根は栽培下でも真っ直ぐに下に伸び、本葉が出る頃には30-50cmに達する。
 根を詳しく調査したChris H Bornmanは、"構造はかなり単純で、先細りになった長い主根と、そこから分岐した太さの変化しない側根からなる。組織は繊細なスポンジ状である。"と書いている。彼はまた、根の深さは、地上の葉の端から端までの長さと概ね等しいとしている
 花粉は風媒及び昆虫媒により送粉される。…ハチも送粉者となることもあり、いくらかの昆虫は球果が分泌する"蜜"に惹き寄せられている。種子は2枚の翼を持ち、風で散布される。
 個体の寿命の計測は難しいが、1000年以上生きると考えられる。いくつかの個体は2000歳を超えている可能性もある種子から発芽した個体が、再び種子をつけるまでに、25年ほどかかると考えられている。なお、栽培下では種子の発芽から4年で開花した例がある。

人との関わり
世界中の植物園で管理されており、キューガーデン(イギリス)や京都府立植物園(日本)等でも栽培されている。
ナミビアの国章の一部にも用いられている。

保護
ワシントン条約の附属書IIに掲載されている。
希少植物であることから、ナミビアでは厳重に管理されている……しかし、雌花と種子への菌類感染が増加していることは脅威である。感染された種子の発芽能力は極端に落ちるため、ただでさえ低い繁殖力はさらに低いものとなり、将来的な危機をもたらしかねない。さらに加えて、車両による損傷、収集家による採集、シマウマ・サイ・家畜による過剰な食害などの脅威もある。


私の新たな発見はもう一つ
このウェルウィッチア(奇想天外)が
ナミビア国章の一部であり
ナミビアの国花だったということ

こんなスゴイ植物なのに
私もいままで知らずに
スルーしていたとはね
でも、お花が地味で目立たないんですよね
あえて紹介してもらわないとですね。

今回「奇想天外」を調べるうちに
ナミビアという国に思いが展開です
面白かった~
私は多分ナミビアにはよう行かんと思うので
どなたか機会があったら
行ってみてください。

お読みいただきありがとうございました。😄


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